●阪神は巨人の投手陣から得点を奪えず、カード負け越しとなった。先発の及川雅貴投手(23)は 4回4失点。 3回まで2安打に抑える快調な立ち上がりだったが、 4回二死満塁で浅野に甘く入ったスライダーを捉えられ、痛恨の1号満塁本塁打を許してこの回で降板となった。打線は巨人の先発・戸郷翔征投手(24)の前になかなかチャンスを作れず。 8回は代打の糸原健斗内野手(31)と渡邉諒内野手(29)が二死から安打を放って 1、 2塁としたが、近本光司外野手(29)が 2ゴロに倒れた。 5月にノーヒットノーランを喫した右腕に完封を許し、連勝を逃した。阪神は今季16度目の零封負けを喫し、首位広島が勝利したため再び自力優勝の可能性が消滅した。岡田彰布監督(66)は 4回に満塁本塁打を浴びた及川と梅野隆太郎捕手(33)のバッテリーを直後の 5回の守備から交代。スタメン捕手の途中交代は今季最短で、反撃のきっかけを作りたかったが、戸郷の前に打線が沈黙したまま終わった。 6日からの9連戦は3勝6敗でフィニッシュ。16日の中日戦(バンテリンドーム)から巻き返すしかない。今季レギュラーシーズン最終戦となった東京ドームの一戦を、虎党の歓喜の祝福で満たすことはできなかった。岡田監督が注入した試合序盤のバッテリー交代という〝劇薬〟も実らず、屈辱的な今季16度目の零封負けを喫し、再び自力Vの可能性が消滅した。チームは15日の移動日をはさみ、16日からは5位中日との3連戦(バンテリンドーム)に臨むが、混セを勝ち抜くためにも取りこぼしは許されない。投打の歯車をがっちりとかみ合わせないと、残り35試合はあっという間に終わってしまう。
●阪神は開幕戦の悔しさも、ノーノーの悪夢も、晴らすことはできなかった。巨人戸郷から 7安打したが、今季2度目の完封を許した。今季対戦は 5試合で1勝4敗となった。もうひと押しができない。初回、先頭近本が左前打で出塁。中野拓夢内野手(28)の初球ヒットエンドランで一死 2塁の形を作れた。ここで前日初の4番に座った3番森下翔太外野手(24)が空振り三振、4番に戻った佐藤輝明内野手(25)が中飛。出ばなをくじけず、波に乗せてしまった。戸郷は 100球を超えてもその精度は落ちず、ホームが遠かった。今年最後の東京ドームは今季16度目となるゼロ封負け。同球場では4勝8敗と大きく負け越した。まだ巨人との対戦も、シーズンも残っている。反発力を見せたい。
●森下翔太外野手が誕生日に快音を響かせた。この日で24歳を迎え、初回の第 1打席には左翼席からバースデーソングが響いた。この打席は空振り三振に倒れたが、 4回の第 2打席で巨人戸郷の 148キロ直球を中前に運んだ。それでも4打数1安打の結果に満足せず引き締めた。記念日を勝利で飾ることはできなかった。森下は同学年の戸郷からなんとか自身今季初安打を放ったが、得点にはつながらず。虎の難敵となって立ちはだかった右腕の攻略を逃し、悔しさをにじませた。粘り、食らいつき、一丸となって戦う。ひとつ歳を重ねた森下が、逆襲に向けて決意を新たに残り35試合へ臨む。
●糸原健斗内野手が好アピールした。 8回二死から代打で 2塁内野安打。連続代打となった次の渡邉諒内野手の打球は 2遊間へ。巨人 2塁手の吉川尚輝内野手(29)がつかみ、 2塁ベースカバーの遊撃門脇誠内野手(23)に送球。 1度は 2塁封殺のジャッジが下った。だが糸原は門脇の足がどちらもベースに触れていなかったことを確信。ベンチの岡田彰布監督がすぐにリクエストした。場内に流れた映像では、天井からのカメラではっきりと踏んでいないことが確認できたため、阪神ファンは大喜び。映像の通り、判定がセーフに覆った。二死 1、 2塁のチャンスも最後は近本が 2ゴロに倒れた。
●及川雅貴投手が 1球に泣いた。及川雅貴投手が 4回、巨人・浅野翔吾外野手(19)に先制の満塁弾を許した。宙を舞う打球を見上げるしかなかった。坂本勇人内野手(35)、岡本和真内野手(28)を打ち取って二死を奪った後、大城卓三捕手(31)に四球、ココ・モンテス内野手(27=コロラド・ロッキーズ)に 2塁打を浴び、門脇誠内野手にも四球を与えて招いた満塁のピンチ。浅野に投じた 3球目のスライダーが甘く入った。ふわりと舞い上がった打球は阪神ファンがいる左翼スタンドへ。痛恨の1号満塁本塁打を許し、大きなリードを許した。先発としては今季最短となる 4回4安打4失点での降板。次回登板について安藤優也投手コーチ(46)は「ノーコメント」と話すにとどめた。前回登板に続く黒星を喫し、今季3敗目。2戦連続での 4失点(前回は自責点2)となり、今後は出場選手登録を抹消される可能性も出てきた。今季途中から先発ローテーションに加わった左腕が、正念場を迎えている。
●及川雅貴投手が痛恨の2試合連続本塁打を浴びた。 0- 0の 4回。二死 2、 3塁門脇に四球を与えて満塁のピンチを招くと、浅野に甘く入ったスライダーを捉えられ、左翼スタンドへ先制の1号満塁本塁打を許した。浅野はこれが今季初安打。及川は前回 7日東京ヤクルト戦(神宮)でも村上に先制2ランを浴びていた。 4回は投げ終えたものの、 5回からは左腕の富田蓮投手(22)にスイッチ。さらに捕手の梅野も長坂拳弥捕手(30)に交代と、バッテリーそろってベンチに下がった。
●榮裕貴捕手(26)が今季初出場した。これで阪神はベンチ入りした捕手登録 3人を起用したことになった。スタメンは梅野隆太郎捕手だった。ただ、 4回に巨人浅野に満塁アーチを許すと、先発及川雅貴投手とともに 5回裏から交代。長坂拳弥捕手がマスクをかぶっていた。その長坂に 8回表の攻撃で代打を送ったため、榮枝が 8回裏の守備に就いた。岡留英貴投手(24=亜細亜大學OB)とバッテリーを組んだ。二死 1塁からモンテスの左 2塁打で走者は一気に本塁を狙ったが、中継プレーでタッチアウトに仕留めた。
●髙橋遥人投手(28=亜細亜大學OB)が次回登板へ向け順調な回復をアピールした。 3季ぶりの1軍登板となった11日の広島戦で 5回無失点と好投し勝利。岡田監督は、しっかりと休養させ23日からの広島3連戦にぶつけることを示唆していた。この日は鳴尾浜で調整した。

記事をまとめてみました。

 

 

 <巨人 4― 0阪神>◇21回戦◇阪神10勝10敗 1分◇21日◇京セラドーム大阪
 阪神は巨人の投手陣から得点を奪えず、カード負け越しとなった。先発の及川雅貴投手は 4回4失点。 3回まで2安打に抑える快調な立ち上がりだったが、 4回二死満塁で浅野に甘く入ったスライダーを捉えられ、痛恨の1号満塁本塁打を許してこの回で降板となった。
 打線は巨人の先発・戸郷の前になかなかチャンスを作れず。 8回は代打の糸原と渡邉が二死から安打を放って 1、 2塁としたが、近本が 2ゴロに倒れた。 5月にノーヒットノーランを喫した右腕に完封を許し、連勝を逃した。


 ベンチで試合を見る梅野隆太郎捕手=東京ドーム
 阪神は今季16度目の零封負けを喫し、首位広島が勝利したため再び自力優勝の可能性が消滅した。岡田彰布監督は 4回に満塁本塁打を浴びた及川と梅野のバッテリーを直後の 5回の守備から交代。スタメン捕手の途中交代は今季最短で、反撃のきっかけを作りたかったが、戸郷の前に打線が沈黙したまま終わった。 6日からの9連戦は3勝6敗でフィニッシュ。16日の中日戦(バンテリンドーム)から巻き返すしかない。
 今季レギュラーシーズン最終戦となった東京ドームの一戦を、虎党の歓喜の祝福で満たすことはできなかった。岡田監督が注入した試合序盤のバッテリー交代という〝劇薬〟も実らず、屈辱的な今季16度目の零封負けを喫し、再び自力Vの可能性が消滅した。
 「コーチに聞いてくれ」


 ベンチで厳しい表情を見せる岡田彰布監督=東京ドーム
 力なく宿敵に屈した敗戦を険しい表情で見届けると、試合終了直後にベンチ裏の通路へ現れた虎将は囲み取材に応じず、たった一言のコメントに〝語るまでもない〟という怒りを込めた。その後を追う平田ヘッドらコーチ陣も悔しさを押し殺しながら、チーム宿舎へ引き揚げていった。
 試合の流れを一気に手放したのは 0- 0の 4回だ。先発の及川が二死から大城卓に四球、続くモンテスには左中間 2塁打を許し、 2、 3塁で門脇にも四球を与えて塁を埋めると、高卒 2年目の浅野に真ん中付近のスライダーを左翼席へ運ばれ、痛恨の満塁弾を食らった。
 前回登板した 7日の東京ヤクルト戦(神宮)でも左腕は 1回二死から四球を与え、村上に2ランを浴びて2敗目を喫していた。〝悪夢の再現〟のようなやられ方で先制を許した。直後に戸郷を打ち取り、百戦錬磨の虎将も悪い流れを断ち切るためにすぐさま手を打った。


 選手交代を告げる岡田彰布監督=東京ドーム
  5回の攻撃は8番梅野で終わったこともあり、9番に捕手・長坂、 8番に2番手の富田を入れ、その裏の守備から先発バッテリーをベンチへ下げた。桐敷は13日の巨人戦(東京ドーム)に今季 2度目の3日連続登板となり、この日は〝休養日〟の見込みで中継ぎの駒が少ない状況。梅野を交代させず、 6回に投手に代打を送る選択肢もあったが、中継ぎにイニングまたぎが求められるなか、指揮官は〝2枚替え〟を敢行した。
 今季はスタメンマスクを務めた試合、梅野は 8イニング、坂本は 6イニング以上は試合に出続けていた。異例ともいえる早期交代で逆襲への機運を高めたかったが…。戸郷の前に打線は沈黙し、ノーヒットノーランに続き今季2度目の完封星を献上。3カード連続の負け越しで、今季の東京ドームの全カードでも負け越しという不名誉な結果が加わった。


 巨人に完封負けを喫し、ベンチで厳しい表情を浮かべる岡田彰布監督=東京ドーム
 首位広島が勝利したため、前日13日に復活した自力優勝の可能性は一夜で再び消滅。 6日の東京ヤクルト戦(神宮)から始まった真夏の9連戦を3勝6敗と大きく負け越し、ナインの反発力がより試されるチーム状況に陥った。
 チームは15日の移動日をはさみ、16日からは5位中日との3連戦(バンテリンドーム)に臨むが、混セを勝ち抜くためにも取りこぼしは許されない。投打の歯車をがっちりとかみ合わせないと、残り35試合はあっという間に終わってしまう。

 

  4回表阪神無死 1塁、佐藤輝明内野手は併殺打に倒れる=東京ドーム
 阪神は開幕戦の悔しさも、ノーノーの悪夢も、晴らすことはできなかった。
 巨人戸郷から 7安打したが、今季2度目の完封を許した。今季対戦は 5試合で1勝4敗となった。
 もうひと押しができない。初回、先頭近本が左前打で出塁。中野の初球ヒットエンドランで一死 2塁の形を作れた。ここで前日初の4番に座った3番森下が空振り三振、4番に戻った佐藤輝が中飛。出ばなをくじけず、波に乗せてしまった。


  4回表阪神無死 1塁、戸郷翔征投手の前に 2ゴロ併殺に倒れた佐藤輝明内野手=東京ドーム
  1日でスタメンに戻った佐藤輝が唇をかんだ。「いい当たりもあったんですけどね。とりあえず9連戦は終わったので、しっかり明日休んで、また頑張ります」と切り替えを図り、打線が再浮上するためには? の質問には「みんなつないで、しかないんじゃないですか」と言った。
 主砲の言う通り、8得点の前日から一転して、つながりを欠いた。 3回、 4回、 7回と安打は出たが散発。 4回は森下安打で佐藤輝が 2ゴロ併殺。 7回は佐藤輝が安打も大山が 2ゴロ併殺。主軸でたたみかけられなかった。 2回以降の最大のチャンスは 8回。二死から、代打2連発で糸原、渡邉が続けざまにしぶとく内野安打。頼みの近本を迎えたが、戸郷は外角へのフォークを連投。 2ゴロに倒れた。 100球を超えてもその精度は落ちず、ホームが遠かった。


  7回表阪神一死、佐藤輝明内野手は右前打を放った=東京ドーム
 戸郷には開幕戦の東京ドームで 6回0封、 5月には甲子園で屈辱の無安打無得点試合をやられている。 8月 1日の甲子園では6得点して沈めていたが…。岡田監督は会見なし。戸郷について聞かれた水口打撃コーチは「もういいです。何もないです」とだけコメント。無念さがにじんだ。
 今年最後の東京ドームは今季16度目となるゼロ封負け。同球場では4勝8敗と大きく負け越した。まだ巨人との対戦も、シーズンも残っている。反発力を見せたい。

 

 森下翔太外野手が誕生日に快音を響かせた。
 この日で24歳を迎え、初回の第 1打席には左翼席からバースデーソングが響いた。この打席は空振り三振に倒れたが、 4回の第 2打席で巨人戸郷の 148キロ直球を中前に運んだ。それでも4打数1安打の結果に「( 1本安打が)出ると出ないでは気持ちの持ちようが全然違う。出たのは良かったけど、もう 1本 2本と打てたら良かった」と満足せず引き締めた。


  4回表阪神無死、左前に安打を放った森下翔太外野手=東京ドーム
 記念日を勝利で飾ることはできなかった。森下は同学年の戸郷からなんとか自身今季初安打を放ったが、得点にはつながらず。虎の難敵となって立ちはだかった右腕の攻略を逃し、悔しさをにじませた。
 「(安打が)出ると出ないのでは気持ちの持ちようが全然違うので、出たのはよかったですけど、もう 1本 2本と打てたら良かったなと思います」
 快音を響かせたのは 4回だった。先頭で直球を捉えて左前打。これが戸郷と今季14打席目の対戦で初安打だった。続く佐藤輝が 2ゴロ併殺に倒れて好機は広がらず。森下自身も 1回一死 2塁でフォークに手が出て空振り三振に倒れるなど苦戦した。戸郷には 5月24日の対戦(甲子園)でノーヒットノーランを喫して以来、今季2度目の完封負け。巨人の投手相手にシーズン2度の完封負けは18年ぶりとなった。


  4回、戸郷翔征投手から今季初安打となる左前打を放った森下翔太外野手は逆襲を誓った=東京ドーム
 この日、森下は24歳の誕生日を迎え、第 1打席では虎党から盛大なバースデーソングで祝福された。森下も合唱の終わりを待つようにゆっくり打席に入って感謝を表現。昨季は誕生日に試合がなく、これがプロになって初めてのバースデーゲームだったが、白星で飾ることはできなかった。残り試合が少なくなり、一戦の重みがますます増す中で、好投手攻略に向けて気を引き締めた。
 粘り、食らいつき、一丸となって戦う。ひとつ歳を重ねた森下が、逆襲に向けて決意を新たに残り35試合へ臨む。

 

  8回阪神二死、戸郷翔征投手から 1塁内野安打を放った糸原健斗内野手=東京ドーム

 糸原健斗内野手が好アピールした。
  8回二死から代打で 2塁内野安打。連続代打となった次の渡邉諒内野手の打球は 2遊間へ。巨人 2塁手の吉川尚輝内野手がつかみ、 2塁ベースカバーの遊撃門脇誠内野手に送球。 1度は 2塁封殺のジャッジが下った。
 だが糸原は門脇の足がどちらもベースに触れていなかったことを確信。ベンチの岡田彰布監督がすぐにリクエストした。
 場内に流れた映像では、天井からのカメラではっきりと踏んでいないことが確認できたため、阪神ファンは大喜び。映像の通り、判定がセーフに覆った。


  8回表阪神二死、糸原健斗内野手は内野安打を放った=東京ドーム
 糸原健斗内野手が代打で気を吐いた。
  8回二死で登場し 2塁内野安打。 7月31日巨人戦以来、 2週間ぶりの安打となった。続く代打渡邉の 2遊間の当たりを巨人吉川がつかみ、 2塁ベースカバーに入った門脇へ送球。 1度は 2塁封殺と判定が出たが岡田監督がリクエスト。門脇の足はベースに触れていないことが確認できセーフに覆った。二死 1、 2塁のチャンスも最後は近本が 2ゴロに倒れた。

 

 及川雅貴投手が 4回、巨人・浅野に先制の満塁弾を許した。
 宙を舞う打球を見上げるしかなかった。坂本、岡本を打ち取って二死を奪った後、大城に四球、モンテスに 2塁打を浴び、門脇にも四球を与えて招いた満塁のピンチ。浅野に投じた 3球目のスライダーが甘く入った。ふわりと舞い上がった打球は阪神ファンがいる左翼スタンドへ。痛恨の1号満塁本塁打を許し、大きなリードを許した。


 汗を拭く阪神先発の及川雅貴投手=東京ドーム
 川雅貴投手は 4回4失点で降板となった。
  3回まで 2安打に抑える快調な立ち上がりだったが、 4回に捕まった。二死から大城に四球、モンテスに 2塁打を浴び、門脇にも四球を与えて招いた満塁のピンチ。浅野に甘く入ったスライダーを捉えられ、痛恨の1号満塁本塁打を許してこの回で降板となった。「 2アウトからランナーを溜めて長打という1番駄目な失点をしてしまいました。試合を作ることができずに申し訳ないです」とコメントした。


  4回裏巨人二死満塁、及川雅貴投手から左越え満塁本塁打を放った浅野翔吾外野手=東京ドーム
 及川雅貴投手が 1球に泣いた。 0- 0の 4回。二死から四球、 2塁打、四球で満塁のピンチを招き、8番浅野との対戦だった。カウント 1- 1から内角の 129キロ変化球をすくい上げられ、左翼席への先制満塁弾を浴びた。前回登板の 7日東京ヤクルト戦でも二死から四球を与えて、その後に先制弾。「前回も同じような投球をしてしまって。自分も意識していた部分ではあったので、技術不足ですかね」と唇をかんだ。

  4回裏巨人二死満塁、話をする及川雅貴投手と梅野隆太郎捕手=東京ドーム
 先発としては今季最短となる 4回4安打4失点での降板。次回登板について安藤投手コーチは「ノーコメント」と話すにとどめた。前回登板に続く黒星を喫し、今季3敗目。2戦連続での 4失点(前回は自責点2)となり、今後は出場選手登録を抹消される可能性も出てきた。今季途中から先発ローテーションに加わった左腕が、正念場を迎えている。

 


  4回 4失点で降板する及川雅貴投手=東京ドーム
 及川雅貴投手が痛恨の2試合連続本塁打を浴びた。
  0- 0の 4回。二死まで奪った後、巨人大城に四球を与えると、モンテスに左翼フェンス直撃の 2塁打を許し、二死 2、 3塁。さらに門脇にも四球を与えて満塁のピンチを招くと、浅野に甘く入ったスライダーを捉えられ、左翼スタンドへ先制の1号満塁本塁打を許した。
 浅野はこれが今季初安打。及川は前回 7日東京ヤクルト戦(神宮)でも村上に先制2ランを浴びていた。
  4回は投げ終えたものの、 5回からは左腕の富田にスイッチ。さらに捕手の梅野も長坂に交代と、バッテリーそろってベンチに下がった。


 ベンチで梅野隆太郎捕手と話をする及川雅貴投手=東京ドーム
 榮裕貴捕手が今季初出場した。
 これで阪神はベンチ入りした捕手登録3人を起用したことになった。
 スタメンは梅野隆太郎捕手だった。ただ、 4回に巨人浅野に満塁アーチを許すと、先発及川雅貴投手とともに 5回裏から交代。長坂拳弥捕手がマスクをかぶっていた。その長坂に 8回表の攻撃で代打を送ったため、榮枝が 8回裏の守備に就いた。


 阪神3番手捕手の榮枝裕貴捕手=東京ドーム
 榮枝裕貴捕手が今季初出場で落ち着いたプレーを見せた。 8回の守備から出場。岡留とバッテリーを組んだ。
 二死 1塁からモンテスの左 2塁打で走者は一気に本塁を狙ったが、中継プレーでタッチアウトに仕留めた。「ファームと全然雰囲気も違う。一試合経験できたというのは大きいと思いますし。次はもっといい結果を守りに出せると思うので。次はもっと頑張りたいと思います」と語った。

 


 阪神対広島 力投した阪神先発の髙橋遥人投手=阪神甲子園球場 (2024年 8月11日撮影)
 髙橋遥人投手が次回登板へ向け順調な回復をアピールした。 3季ぶりの1軍登板となった11日の広島戦で 5回無失点と好投し勝利。岡田監督は「回復どれくらいか。10日抹消したら、ちょうどええカードあるやんか」と、しっかりと休養させ23日からの広島3連戦にぶつけることを示唆していた。この日は鳴尾浜で調整し「大丈夫です。いつも通り」ときっぱり。「投げる試合は試合をつくれるように頑張りたい」と見据えた。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 交流戦最終順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(07月)

 

 

2024年 公式戦日程表と結果(08月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(09月)

 

 

 

 

 

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