●首位阪神が2位広島に敗れ、0.5ゲーム差に迫られた。22日も敗戦なら首位から陥落する。阪神は序盤の失点が響いて広島に敗れた。先発した村上頌樹投手(25)が打ち込まれる。 1回に先頭から 2塁打を許し、暴投後に適時打を浴びて先制点を献上すると、 2回にも適時打で失点。 3回には末包にバックスクリーンへの3ランを浴び、自己ワーストに並ぶ5失点。自己ワーストを更新する 9安打を浴び、プロ初の3連敗となった。打線は 8回に無死満塁の好機をつくって中野拓夢内野手(27)の適時打と森下翔太外野手(23)の犠飛で 2点を返すのがやっと。反撃も及ばず連勝は2でストップし、2位・広島との差は0.5ゲームとなった。村上頌樹投手が 1、 2回と 1点ずつ失い、 3回には末包昇大外野手(27)に3ランを浴びた。8登板で5度目の初回失点の村上は3連敗で4敗目(2勝)。自己ワーストタイの5失点で防御率は2.03。打線は 8回、床田寛樹投手(29)から中野拓夢内野手の適時打と森下翔太外野手の左犠飛で 2点を返したが、後続を断たれた。(成績=22勝17敗4分、観衆= 2万5146人)。
●村上頌樹投手がスローカーブで敵地マツダスタジアムをどよめかせた。 5回、前の打席で3ランを浴びている末包昇大外野手に対し、初球に77キロで空振り。さらに 5球目には遠目にも大きな山なりに見える74キロを投じた。○になったが、場内からは「おお~」と反応があった。これまでも 70キロ台は計測していたが、スピードガン表示されない場合が多かった。74キロは自己「最遅」の可能性もある。立ち上がりに先制を許した村上頌樹投手が、 2回にも 1点を献上した。村上頌樹投手が先輩から手痛い 1発を浴びた。 2点ビハインドの 3回一死 1、 3塁。東洋大時代の 2学年上にあたる6番末包昇大を迎えた。カウント 1- 1からの 3球目。 129キロの変化球を強振され、高く上がった打球はそのまま中堅フェンスを越える3ランとなった。村上は今季最多タイの5失点目を喫した。村上の試合前までの自己ワースト被安打は、前回登板14日の中日戦(豊橋)での 8安打だったが、2試合連続でワーストを更新してしまった。 4回、 5回は無失点に抑えたものの、 5回を80球で9安打5失点。 6回の打席で代打が送られ、降板となった。村上の 5失点は今季初登板となった 4月 2日横浜DeNA戦(自責点1)以来。今季最多9安打を浴び、大量失点を喫した。
●あぁ昨季のMVP右腕が…。阪神先発の村上頌樹投手が序盤 5失点の不調で敗れ、きょう22日にも首位を陥落する危機に立たされた。決定打は2点ビハインドの 3回。一死 1、 3塁から6番末包に中越え3ランを浴びた。東洋大時代の寮生活で同部屋となり、「部屋長」だった 2学年先輩に痛打され 0- 5にされた。プロ初対決は先輩に2安打3打点で完敗した。
 5回でプロワーストの9安打を浴び、同タイの5失点。 1点台だった防御率も2.03にはね上がった。自身3連敗で2勝4敗と黒星が2つ先行。床田との今季4度目の投げ合いで2勝2敗とされ、2位広島に0.5ゲーム差まで迫られた。岡田彰布監督(66)も厳しい表情だ。「初球の入り方やな」。初回秋山翔吾外野手(35)、 2回末包といずれも先頭打者に狙われたように初球を打たれ、それぞれ失点につながった。 4月30日の対戦で秋山に先頭弾を浴びたのも初球だった。坂本誠志郎捕手(30)とのバッテリーについても指摘した。攻撃陣も4番大山悠輔内野手(29)、5番シェルドン・ノイジー外野手(29)が無安打。表情は厳しいままだった。チームはあと 2試合でセ・リーグ通算1万試合に最速で到達する。順調にいけば23日の敵地広島戦がメモリアルゲーム。首位陥落で迎えたくはない。
●富田蓮投手(22)が今季初失点を喫した。 0- 5の 6回に2番手で登板。先頭の林晃汰内野手(23)に遊撃内野安打を許し、床田には犠打を決められて一死 2塁のピンチを招く。秋山は好フィールディングで投ゴロに仕留め、 2走・林をアウトにして二死 1塁。しかし、野間峻祥外野手(31)に右中間を破る適時 3塁打を許した。 4日に今季初昇格。 2試合に登板して無失点だったが、今季初失点を喫し、相手の勢いを止められなかった。続く 7回は3者凡退に抑えた。
● 8回を任された岡留英貴投手(24=亜細亜大學OB)は 1回無失点に封じた。一死からストレートの四球を出したが代打・松山竜平内野手(38)、秋山を外野フライに抑える無安打で封じた。11日の横浜DeNA戦(横浜)での被弾を最後に2試合連続無失点で、力強く前を向いた。
●近本光司外野手(29)が 0- 2の 3回にこの日チーム初安打を放った。一死から床田のカットボールを捉えて左前へ運び、自身2試合連続安打。しかし、二死後に 2盗を試みたが、捕手・坂倉将吾捕手(25)の好送球でアウト。今季3度目の盗塁失敗となった。ファンに捧げるマルチ安打!! 阪神は2位広島との首位攻防1戦目に敗れ、0.5ゲーム差に迫られた。完敗の中でも近本光司外野手は2安打と奮闘。この日明らかになった「
マイナビオールスターゲーム2024」(第1戦= 7月23日・エスコンフィールド北海道、第2戦=同24日・神宮、ファン投票受付期間:5月18日(土)~6月23日(日))のファン投票の第1回中間発表で堂々セ・リーグ最多得票を集めた男が、虎とファンのために打ち続ける!清き一票を投じてくれた阪神ファン、そして野球ファンのため、快音を止めるわけにはいかない。完敗の中で光ったリードオフマンの意地-。難敵・床田に屈することなく立ち向かい、近本は静かにうなずいた。過去 3度の球宴で通算打率0.733(15打数11安打)、1本塁打、3打点、2盗塁。2019年第2戦(甲子園)ではサイクル安打も達成した。
●「6番・3塁」で3試合連続でスタメン出場した渡辺諒内野手(29)が、 0- 5の 5回先頭で中前打を放った。1軍昇格後は出場5試合連続安打となり力を込めた。佐藤輝明内野手(25)と入れ替わって15日に昇格し、打率0.357(14打数5安打)。今後も攻守でアピールする。
●阪神が中野拓夢内野手の適時打と森下翔太外野手の犠飛で 2点を返した。中野拓夢内野手が 0- 6の 8回無死満塁で、無失点投球を続けていた床田から左前適時打を放った。この一打で今季満塁では打率5割(4打数2安打)。気持ちを切り替えていた。 0- 6の 8回、ここまで 3安打に抑えられていた床田を攻め立てる。先頭の木浪聖也内野手(29=亜細亜大學OB)が 3塁への内野安打で出塁すると、代打・ヨハン・ミエセス外野手(28)の 3塁線への打球を小園海斗内野手(23)が失策。近本も右前打で続き、無死満塁のチャンスを作る。2番・中野は追い込まれながらも変化球に食らいつき、左前に弾む適時打を放った。無死満塁は続き、森下は左翼へフライを打ち上げる。 3塁走者のミエセスが巨体を揺らしてホームに滑り込み、この回 2点目。森下の打点は 3日の巨人戦(東京ドーム)の 9回に挙げて以来14試合ぶり(出場12試合ぶり)だった。反撃は 2点にとどまった。
●18日ぶりに、数字が一つカウントされた。森下翔太外野手が反撃の犠飛を放ち、打点は「18」に。久しぶりに自らのバットで得点をもたらしたが、反省が口をついた。大量6点ビハインドを追いかける 8回。木浪が内野安打で出塁すると、代打・ミエセスの打球が失策を誘う。さらに近本、中野の連打で 1点を返し、なおも無死満塁の好機で打席に立った。苦戦を強いられていた床田の 6球目を左翼へ打ち上げる。 3走・ミエセスの激走もあり、 2点目を挙げた。森下の打点は 3日の巨人戦(東京ドーム)以来出場12試合、45打席ぶりだった。この 1点で床田を降板させる形にはなったが、代わった島内颯太郎投手(27)に大山、ノイジーが封じられて追い上げもここまで。 1回二死 1、 2塁の好機でもノイジーが 1飛に終わっており、岡田監督も嘆いた。だからこそ、背番号1が引っ張っていかなければならない。 3回の第 2打席には先頭で左前打を放ち、3試合連続安打。これが今季マツダスタジアムで14打席目での初安打だった。次こそは持ち前の勝負強い一打で、勝利を呼び込んでみせる。
●ヨハン・ミエセス外野手が「足」で沸かせた。 6点ビハインドの 8回無死 1塁で登場。床田の初球を打った 3塁線への打球を、小園が逆シングルではじいた。体重約 120キロの巨漢は 1塁まで全力疾走。何とかセーフをもぎ取り、敵味方のファンから大きな拍手をもらった。その後、森下の左犠飛で激走して生還し、ネバーギブアップを体現した。
●阪神のセ・リーグ1万試合は予定通りに日程を消化すれば23日の広島戦(マツダスタジアム)で到達する。セ最速で、他の5球団も今季の交流戦中に到達予定。

記事をまとめてみました。

 

 

 <広島 6- 2阪神>◇ 8回戦◇阪神 2勝 5敗 1分◇21日◇MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(略称=マツダスタジアム)
 阪神は序盤の失点が響いて広島に敗れた。先発した村上頌樹投手が打ち込まれる。 1回に先頭から 2塁打を許し、暴投後に適時打を浴びて先制点を献上すると、 2回にも適時打で失点。 3回には末包にバックスクリーンへの3ランを浴び、自己ワーストに並ぶ5失点。自己ワーストを更新する 9安打を浴び、プロ初の3連敗となった。
 打線は 8回に無死満塁の好機をつくって中野拓夢内野手の適時打と森下翔太外野手の犠飛で 2点を返すのがやっと。反撃も及ばず連勝は2でストップし、2位・広島との差は0.5ゲームとなった。


  3回、小園海斗内野手の安打に思わず口をあける村上頌樹投手=マツダスタジアム
 阪神が直接対決で敗れ、2位広島に0.5差に迫られた。村上頌樹投手が 1、 2回と 1点ずつ失い、 3回には末包昇大外野手に3ランを浴びた。8登板で5度目の初回失点の村上は3連敗で4敗目(2勝)。自己ワーストタイの5失点で防御率は2.03。打線は 8回、床田寛樹投手から中野拓夢内野手の適時打と森下翔太外野手の左犠飛で 2点を返したが、後続を断たれた。(成績=22勝17敗4分、観衆= 2万5146人)。


  3回、3ランを放った末包昇大外野手とベンチの岡田彰布監督=マツダスタジアム
 首位阪神が2位広島に敗れ、0.5ゲーム差に迫られた。22日も敗戦なら首位から陥落する。
 先発村上頌樹投手が広島打線に捕まった。初回から 3イニング連続で失点。東洋大の先輩でもある6番末包には3ランを含む2安打3打点と痛打をくらった。
 自己ワーストの9安打を浴び、同ワーストタイの5失点。試合前時点で1点台だった防御率が2.03まで上がった。自身3連敗で、今季の成績は2勝4敗となった。


 選手交代を告げた岡田彰布監督=マツダスタジアム
 打線は今季早くも4度目の対戦となった広島床田を完全攻略することはできなかった。 8回には無死満塁の好機で中野拓夢内野手が左前適時打。さらに森下翔太外野手が左犠飛で 4点差。ただ、後続が続かず逆転にはいたらなかった。

 


 阪神先発の村上頌樹投手=マツダスタジアム
 村上頌樹投手がスローカーブで敵地マツダスタジアムをどよめかせた。
  5回、前の打席で3ランを浴びている末包昇大外野手に対し、初球に77キロで空振り。さらに 5球目には遠目にも大きな山なりに見える74キロを投じた。○になったが、場内からは「おお~」と反応があった。
 これまでも 70キロ台は計測していたが、スピードガン表示されない場合が多かった。74キロは自己「最遅」の可能性もある。


  1回、野間峻祥外野手に適時打を許した村上頌樹投手=マツダスタジアム
 先発した村上頌樹投手が立ち上がりに失点を喫した。
 先頭の秋山に初球の 147キロを痛打され、左中間への 2塁打で出塁を許す。さらに続く野間への 2球目の暴投で無死 3塁。その後、野間を追い込んだものの、カウント 1- 2から変化球に合わせられ、右前適時打で先制を許した。立ち上がりを攻め込まれてわずか 5球での失点。村上の広島戦での 1回の失点は、 4月30日(マツダ)、 5月 7日(甲子園)に続いて3戦連続となった。


  2回にも失点した村上頌樹投手=マツダスタジアム
 立ち上がりに先制を許した村上頌樹投手が、 2回にも 1点を献上した。
  0- 1の 2回。東洋大時代は同部屋でもあった末包に初球のカーブを狙われ、左翼線への 2塁打を浴びる。続く矢野のバントは 1塁前に転がるも、一瞬村上と大山が譲り合うように 1歩目が遅れて内野安打に。無死 1、 3三塁となって8番・林。 3球目の直球でバットをへし折ったものの打球は 1、 2塁間を抜ける適時打となった。なおも無死 1、 3塁のピンチだったが、床田を 3邪飛、秋山を 1ゴロ、野間は左飛に抑え、 1回に続き最少失点で切り抜けた。


  2回裏広島無死、村上頌樹投手は末包昇大外野手に左 2塁打を許す=マツダスタジアム
 村上頌樹投手が 3回に 3点を失った。
  1回、 2回に 1点ずつ失って迎えた 3回。一死から小園、坂倉の連打で一死 1、 3塁とまたも得点圏のピンチを背負う。そして打席には第 1打席でも 2塁打を浴びている東洋大時代の 2学年上の先輩・末包。カウント 1- 1からの 3球目の変化球を強振されると、高々と上がった白球がバックスクリーンにはずんだ。3ランとなり、これでなんと 5失点。今季初となる 3イニング連続失点で、 5失点は2021年 8月28日の広島戦(マツダ)以来となる自己ワーストタイ。試合前は1.30だった今季の防御率が2点台に。広島の先発・床田はセ・リーグ防御率トップの好投手なだけに、重たすぎる追加点が刻まれた。


  3回、末包昇大外野手に3点本塁打を浴びた村上頌樹投手=マツダスタジアム
 村上頌樹投手が先輩から手痛い 1発を浴びた。 2点ビハインドの 3回一死 1、 3塁。東洋大時代の 2学年上にあたる6番末包昇大を迎えた。カウント 1- 1からの 3球目。 129キロの変化球を強振され、高く上がった打球はそのまま中堅フェンスを越える3ランとなった。
 1軍初対戦となった 2回の先頭でも左翼線への 2塁打を浴びており、2打席連続での安打。大学時代は 2人部屋の同部屋で「部屋長」としてお世話になった先輩。登板前から「勢いづいたら止められない人」と警戒していた相手だった。
 村上は今季最多タイの5失点目を喫した。


  3回5失点の村上頌樹投手は汗をぬぐいながらベンチに引き揚げる=マツダスタジアム
 先発した村上頌樹投手が自己ワーストタイの5失点を喫して降板した。
  1回、先頭の秋山に 2塁打を浴び、暴投の後、野間の右前適時打で先制を許す。 2回にも連打で招いたピンチから林の適時打で追加点を与えると、 3回には末包に3ランを浴び、2021年 8月28日の広島戦(マツダ)以来となる自己ワーストタイの5失点。さらに 4回一死から秋山にこの日9本目の安打を許す。村上の試合前までの自己ワースト被安打は、前回登板14日の中日戦(豊橋)での 8安打だったが、2試合連続でワーストを更新してしまった。 4回、 5回は無失点に抑えたものの、 5回を80球で9安打5失点。 6回の打席で代打が送られ、降板となった。


  5回、末包昇大外野手に四球を許した村上頌樹投手=マツダスタジアム
 村上頌樹投手が 5回9安打5失点で降板した。
 「ストレートも変化球も高くなったところを打たれてしまいました。3者凡退のイニングも無く、試合を作ることができませんでした。次回登板でしっかりとした形を出せるように練習していきます」
 初回に1番秋山、2番野間の連打でいきなり先制点を献上。 2回にも失点し、 3回無死 1、 3塁では東洋大の 2学年先輩、広島末包に中堅への3ランを浴びた。 5回80球を投げきったところで、 6回に代打井上が送られた。
 村上の 5失点は今季初登板となった 4月 2日横浜DeNA戦(自責点1)以来。今季最多9安打を浴び、大量失点を喫した。

 


  4回裏を終えベンチへ引き揚げる村上頌樹投手の奥で渋い表情を見せる岡田監督=マツダスタジアム
 あぁ昨季のMVP右腕が…。阪神先発の村上頌樹投手が序盤 5失点の不調で敗れ、きょう22日にも首位を陥落する危機に立たされた。
 決定打は2点ビハインドの 3回。一死 1、 3塁から6番末包に中越え3ランを浴びた。東洋大時代の寮生活で同部屋となり、「部屋長」だった 2学年先輩に痛打され 0- 5にされた。「甘かった。低めにしっかり投げ切ればよかった」と肩を落とした。プロ初対決は先輩に2安打3打点で完敗した。


  6回表終了時、交代を告げる岡田彰布監督=マツダスタジアム
  5回でプロワーストの9安打を浴び、同タイの5失点。 1点台だった防御率も2.03にはね上がった。自身3連敗で2勝4敗と黒星が2つ先行。床田との今季4度目の投げ合いで2勝2敗とされ、2位広島に0.5ゲーム差まで迫られた。
 岡田彰布監督も厳しい表情だ。「初球の入り方やな」。初回秋山、 2回末包といずれも先頭打者に狙われたように初球を打たれ、それぞれ失点につながった。 4月30日の対戦で秋山に先頭弾を浴びたのも初球だった。「自滅やろ」。坂本とのバッテリーについても「対策してないやろ? 対策してたら初球ボールとかで、様子見して入るやん」と指摘し、 3回までに5失点の展開について「そらきついよ」と続けた。


 選手交代を告げベンチに引き揚げる岡田彰布監督=マツダスタジアム
 攻撃陣も4番大山、5番ノイジーが無安打。「中軸が打たんから。 1本でも出とったらいいけどお前、点が入れへんわな、あのへんが打たんと」と表情は厳しいままだった。チームはあと 2試合でセ・リーグ通算1万試合に最速で到達する。順調にいけば23日の敵地広島戦がメモリアルゲーム。首位陥落で迎えたくはない。

 


 投球する富田蓮投手=マツダスタジアム
 富田蓮投手が今季初失点を喫した。
  0- 5の 6回に2番手で登板。先頭の林に遊撃内野安打を許し、床田には犠打を決められて一死 2塁のピンチを招く。秋山は好フィールディングで投ゴロに仕留め、 2走・林をアウトにして二死 1塁。しかし、野間に右中間を破る適時 3塁打を許した。
  4日に今季初昇格。 2試合に登板して無失点だったが、今季初失点を喫し、相手の勢いを止められなかった。続く 7回は3者凡退に抑えた。


  6回、野間峻祥外野手に適時 3塁打を許した富田蓮投手=マツダスタジアム
   6回から2番手として登板した富田蓮投手は 2回 1失点。今季 3登板目で初失点を喫した。 6回一死 2塁と得点圏に走者を背負うも、強いゴロに反応して走者をアウトにし、二死 1塁に。しかし直後の野間に甘く入った直球を右中間に運ばれ、適時 3塁打で 6点目を許した。「次のバッターをしっかり抑えていけば、もっと流れはきたと思う。そこの1球はもっとこだわっていけたら」とリベンジを誓った。

 


  8回、投球する岡留英貴投手=マツダスタジアム
  8回を任された岡留英貴投手は 1回無失点に封じた。一死からストレートの四球を出したが代打・松山、秋山を外野フライに抑える無安打で封じた。「四球は無駄だったので、そこだけしっかりと改善できるようにしたい」。11日の横浜DeNA戦(横浜)での被弾を最後に2試合連続無失点で、「もう切り替えている。全然大丈夫です」と力強く前を向いた。

 

 近本光司外野手が 0- 2の 3回にこの日チーム初安打を放った。一死から床田のカットボールを捉えて左前へ運び、自身2試合連続安打。しかし、二死後に 2盗を試みたが、捕手・坂倉の好送球でアウト。今季3度目の盗塁失敗となった。

  3回、安打を放った近本光司外野手=マツダスタジアム
 ファンに捧げるマルチ安打!! 阪神は2位広島との首位攻防1戦目に敗れ、0.5ゲーム差に迫られた。完敗の中でも近本光司外野手は2安打と奮闘。この日明らかになった「マイナビオールスターゲーム2024」(第1戦= 7月23日・エスコンフィールド北海道、第2戦=同24日・神宮)のファン投票の第1回中間発表で堂々セ・リーグ最多得票を集めた男が、虎とファンのために打ち続ける!
 清き一票を投じてくれた阪神ファン、そして野球ファンのため、快音を止めるわけにはいかない。完敗の中で光ったリードオフマンの意地-。難敵・床田に屈することなく立ち向かい、近本は静かにうなずいた。
 「無死で 6点差だったので、つなぐというのもそうですけど、とにかくヒットを打つことが一番大事かなと思っていた。アウトになるよりもヒットという感じです」


  3回、左前打を放った近本光司外野手。打順もファン投票も、やはり〝1番〟が似合う男だ=マツダスタジアム
  0- 6の 8回無死 1、 2塁で迎えた第 4打席。床田の 141キロカットボールを引っ張った。右前打で満塁の好機拡大。 3回の第 2打席は左前にはじき返し、チーム唯一のマルチ安打と気を吐いた。
 この日明らかになった「マイナビオールスターゲーム2024」ファン投票の第1回中間発表。外野手部門のトップにはセ界に誇る虎のリードオフマンがいた。 2万4696票は現時点でのセ・リーグ最多得票数。昨年は史上最多得票数の76万9587票をかき集め、まさに満場一致で球宴出場を決めるも、直前に右肋骨(ろっこつ)を骨折し、無念の出場辞退。 2年分の思いをファンが後押ししてくれた。
 過去 3度の球宴で通算打率0.733(15打数11安打)、1本塁打、3打点、2盗塁。2019年第2戦(甲子園)ではサイクル安打も達成した。そんな〝お祭り男〟は昨年も、オールスター出場の意義について「刺激ですね。その刺激を入れることで、自分の持っているところともう一個、幅が広がる感覚がすごくある」と語っていた。

 


  5回、安打を放った渡辺諒内野手=マツダスタジアム
 「6番・3塁」で3試合連続でスタメン出場した渡辺諒内野手が、 0- 5の 5回先頭で中前打を放った。1軍昇格後は出場5試合連続安打となり「やっぱり(安打が)出ると出ないでは次の日も変わってくる。なんとか一日1本を目標にしてやっていければ」と力を込めた。佐藤輝と入れ替わって15日に昇格し、打率0.357(14打数5安打)。今後も攻守でアピールする。

 


  8回、適時打を放った中野拓夢内野手=マツダスタジアム
 中野拓夢内野手が 0- 6の 8回無死満塁で、無失点投球を続けていた床田から左前適時打を放った。「ズルズルとゼロで終わるよりは、明日に向けて簡単には終わらないというイメージを与えられたと思う」。この一打で今季満塁では打率5割(4打数2安打)。「あした(22日)は勝てるように(チーム)一丸となっていきます」と気持ちを切り替えていた。


  8回、適時打を放った中野拓夢内野手=マツダスタジアム
  阪神が中野拓夢内野手の適時打と森下翔太外野手の犠飛で 2点を返した。
  0- 6の 8回、ここまで 3安打に抑えられていた床田を攻め立てる。先頭の木浪が 3塁への内野安打で出塁すると、代打・ミエセスの 3塁線への打球を小園が失策。近本も右前打で続き、無死満塁のチャンスを作る。2番・中野は追い込まれながらも変化球に食らいつき、左前に弾む適時打を放った。無死満塁は続き、森下は左翼へフライを打ち上げる。 3塁走者のミエセスが巨体を揺らしてホームに滑り込み、この回 2点目。森下の打点は 3日の巨人戦(東京ドーム)の 9回に挙げて以来14試合ぶり(出場12試合ぶり)だった。
 この後も一死 1、 2塁とチャンスは続いたが、広島は投手を島内にスイッチ。大山が中飛、ノイジーが 2ゴロに打ち取られ、反撃は 2点にとどまった。

 

 18日ぶりに、数字が一つカウントされた。森下翔太外野手が反撃の犠飛を放ち、打点は「18」に。久しぶりに自らのバットで得点をもたらしたが、反省が口をついた。
 「あそこは点差もあったので、ヒットでつなぎたかった。あした(22日)またああいう場面があったら、しっかり打っていきたい」
 大量6点ビハインドを追いかける 8回。木浪が内野安打で出塁すると、代打・ミエセスの打球が失策を誘う。さらに近本、中野の連打で 1点を返し、なおも無死満塁の好機で打席に立った。苦戦を強いられていた床田の 6球目を左翼へ打ち上げる。 3走・ミエセスの激走もあり、 2点目を挙げた。森下の打点は 3日の巨人戦(東京ドーム)以来出場12試合、45打席ぶりだった。


  8回、犠飛を放った森下翔太外野手。久々の打点から上昇気流に乗っていく=マツダスタジアム
 この 1点で床田を降板させる形にはなったが、代わった島内に大山、ノイジーが封じられて追い上げもここまで。 1回二死 1、 2塁の好機でもノイジーが 1飛に終わっており、岡田監督も「そらお前、中軸が打たんから。 1本でも出とったらいいけどお前、点が入れへんわな。あのへんが打たんと」と嘆いた。
 だからこそ、背番号1が引っ張っていかなければならない。 3回の第 2打席には先頭で左前打を放ち、3試合連続安打。これが今季マツダスタジアムで14打席目での初安打だった昨季は打率0.328とセ本拠地で最高の成績を残した得意の地での一本と、久しぶりの打点で上昇気流に乗っていけるはずだ。
 「選球眼的には全然悪くないですけど、もっとスイングを見直す部分がある。今日の動画だったりを見たりしながら、明日なるべく良い形で行けるようにしたいです」
 次こそは持ち前の勝負強い一打で、勝利を呼び込んでみせる。

 


  8回表阪神無死 1塁、代打ミエセス外野手は 3失で出塁。投手は床田寛樹投手=マツダスタジアム
 ヨハン・ミエセス外野手が「足」で沸かせた。
  6点ビハインドの 8回無死 1塁で登場。床田の初球を打った 3塁線への打球を、小園が逆シングルではじいた。体重約 120キロの巨漢は 1塁まで全力疾走。何とかセーフをもぎ取り、敵味方のファンから大きな拍手をもらった。「試合なので何が起こるか分からない。最後まで全力でと思っていたよ」。その後、森下の左犠飛で激走して生還し、ネバーギブアップを体現した。


  8回、森下翔太外野手の犠飛で生還する、 3走のヨハン・ミエセス外野手=マツダスタジアム
 ヨハン・ミエセス外野手が激走で2点目をもぎ取った。 6点を追う 8回無死 1塁で代打出場すると、 3塁線へのゴロを放つ。これを広島の3塁・小園がファンブルして出塁(記録は失策)。近本、中野の連打で 3塁まで進み、森下の左飛で巨体を揺らしてホームに滑り込んで今季初得点だ。「最後まで全力で、と思っていた。結果は自分でコントロールできないけど、全力でやることはコントロールできるので続けていきたい」と胸を張った。

 


 阪神球団旗 (2024年1月5日撮影)
 阪神のセ・リーグ1万試合は予定通りに日程を消化すれば23日の広島戦(マツダスタジアム)で到達する。
 セ最速で、他の5球団も今季の交流戦中に到達予定。パ・リーグでは今季、埼玉西武、千葉ロッテ、福岡ソフトバンクが到達し、福岡ソフトバンクだけが白星で花を添えている。

 

※ 5月22日の予告先発は、広島・森下暢仁投手(26)―阪神・大竹耕太郎投手(28)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

 

2024年 公式戦日程表と結果(05月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(06月)

 

 

 

 

 

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