●阪神OBのクレイグ・ブラゼル氏(43)がファーストピッチセレモニーに登場した。甲子園に凱旋すると、左打席へ。在籍当時の応援歌も演奏される中、元チームメートの岩田稔コミュニティ・アンバサダー(40、CA)と〝対戦した。岩田氏がマウンドに上がり、ブラゼル氏は左打席へ。だが、岩田氏が投じた球は大きくそれ、ブラゼル氏はたまらず右手でキャッチ。これには球場も笑いに包まれ、ブラゼル氏はセレモニー後に笑った。2009年途中に阪神に加入し、12年までの 4シーズン在籍。阪神では通算 443試合に出場し、打率.280(1546打数433安打)、91本塁打、278打点の成績を残し、10年にはリーグ2位となる47本塁打と持ち味のパワーを発揮した。また、ホームラン後のパフォーマンス「ブラダンス」なども披露し、ファンにも愛された。埼玉西武や阪神などで活躍し、NPB通算133本塁打を放ったスラッガー。来日は10年ぶりだった。久しぶりの甲子園に思いを寄せた。さらに、連覇を目指す阪神へエールを送った。熱烈な虎党の落語家・桂吉弥(53)が19日、甲子園に自身のレギュラー番組のリスナー 100人超を連れ、阪神-中日4回戦を観戦した。 3塁側アルプス 102席のチケットを全て自腹で購入。これまではグループ席で観戦することが多く団体の抽選販売に応募し、見事当選した。自身のABCラジオ「きっちり! まったり! 桂吉弥です」で観戦者を募集すると、1000人以上の応募があったという。今後も同様の企画を考案中で、連覇へ声援を送り続ける。
●投打の噛み合った阪神が4連勝を飾った。打線は 2回一死満塁で木浪聖也内野手(29=亜細亜大學OB)が右前打を放ち先制すると、続く青柳晃洋投手(30)の犠飛で 2点を先行。試合前の時点で球団ワーストタイの10試合連続2得点以下と貧打に苦しんでいたが、 3回に森下翔太外野手(23)が呪縛を解く4号ソロを放って11試合ぶりに 3得点以上をマークした。 4回には近本光司外野手(29)の適時打、そして 5回には開幕から74打席連続ノーアーチだった大山悠輔内野手(29)に1号ソロが飛び出した。大山は今季初の3安打猛打賞とお目覚め。猛虎打線の中心に座る男が甲子園を盛り上げた。先発の青柳は 6回6安打無失点の好投で今季初勝利をマーク。 9回はこの日1軍に昇格した門別啓人投手(19)が甲子園初登板を果たし、 1回無失点に抑えた。阪神は今季最多タイの 7得点で今季初の貯金1とした。
●佐藤輝明内野手(25)は 2回無死 1塁の第 1打席で、ウンベルト・メヒア投手(27)のスライダーを中前にはじき返し、先制点をお膳立てした。猛虎打線復活のきっかけを作った大砲はうなずいた。
●木浪聖也内野手が 2回一死満塁の好機で先制の右前打を放った。この回先頭の大山が左前打を放つと、佐藤輝が中前打、シェルドン・ノイジー外野手(29)が四球で無死満塁の好機を作った。坂本誠志郎捕手(30)は 2直で一死。8番・木浪が打席へ向かった。カウント 0- 1から 2球目、メヒアの 150キロ直球を捉えると打球は右前へ。昨季のレギュラーシーズンは満塁で打率.444(18打数8安打)、19打点と抜群の強さを誇った満塁男が今季初の満塁での打席で昨季と変わらぬ結果を残した。打線はなおも一死満塁から青柳が右犠飛を放って 2点を先行した。
●ついに呪縛が解かれた。森下翔太外野手が 3回に4号ソロを放った。 2- 0の 3回一死。カウント 2- 2からメヒアの 127キロスライダーを振り抜いた。豪快にすくい上げ、確かな手応えにスタンドインを確信する。高々と舞い上がった打球は左翼席へズドン。打球速度 163キロ、飛距離 119メートルの一撃で阪神が 3点目をあげた。沸き立つ虎党の大歓声を聞きながら、ゆっくりとダイヤモンドを一周。森下がひと振りで、虎を呪縛から解き放った。この一打で阪神は 4月 7日の東京ヤクルト戦(神宮)から続いていた球団ワーストタイの10試合連続2得点以下に終止符。森下は10日の広島戦(甲子園)以来のホームランとなった。11試合ぶりとなる〝3点目〟を刻んだ。チームのムードは一変。大山にも 5回に今季初アーチが飛び出し、初の森下とのアベックアーチとなった。
●猛虎打線が目覚めた。近本光司外野手が右前適時打を放って追加点をあげた。 4回二死 2塁の好機でメヒアのチェンジアップにバットを合わせた。打球は 2塁手の頭上を越えて右前へ。 2走・坂本がホームへと生還した。試合前の時点で球団ワーストタイの10試合連続2得点以下と貧打に苦しむ阪神打線だったが、 2回の先制打を皮切りに、 3回、そして 4回と3イニング連続得点。 4- 0と主導権を奪った。近本光司外野手は 8回二死 1塁でも左前打を放ち、 7試合ぶりのマルチ安打をマークした。チームは 2得点以下が10試合続き、得点力不足に悩んでいた。
●待望の一発が甲子園を沸かせた。大山悠輔内野手が 5回に今季1号となるソロを放った。代わったばかりの福谷浩司投手(33)の 150キロ直球を完璧にとらえた。美しい放物線はバックスクリーンへ一直線。開幕から自己ワーストの74打席連続ノーアーチだった4番が今季75打席目でついにアーチをかけた。大山は 2回の第 1打席にも中日メヒアから左前打を放ち、先制点をお膳立てし、ついに虎の4番が目覚めた。続く5番佐藤輝明内野手が中前打、6番シェルドン・ノイジー外野手も四球でつなぎ、満塁の好機をつくった。一死後、8番木浪聖也内野手の右前適時打で先制。さらに、先発青柳晃洋投手の右犠飛で 2点目を追加した。4番のバットから先制点につなげた。
●中野拓夢内野手(27)がダメ押し打を放った。 8回二死 1、 2塁の第 5打席で、この日初安打となる左中間を破る 2点 2塁打。これで3試合連続安打とした。チームは 1分けを挟んで4連勝だが、選手会長は気を引き締めた。
●阪神の先発・青柳晃洋投手がピンチをしのいだ。 2回、先頭の細川成也外野手(25)、続く宇佐見真吾捕手(30)に連打で無死 1、 2塁とされると、オルランド・カリステ内野手(32)はカウント 1- 2からスリーバントを敢行。一死 2、 3塁とされた。それでも村松開人内野手(23)を 144キロ直球で空振り三振に斬ると、クリスチャン・ロドリゲス内野手(22)は 139キロツーシームで遊ゴロ。序盤のピンチを何とか無失点で切り抜け、甲子園から大歓声が沸き起こった。右腕は今回が今季 4度目の登板だが、前回までの 3試合で白星はつかめず。力を振り絞った 109球で、勝利投手の権利を手に降板した。
● 7回を任された島本浩也投手(31)は 1回無失点。今季初連投のマウンドで、悔しさをしっかりと晴らしてみせた。
●岡留英貴投手(24=亜細亜大學OB)が 8回に登板し、 1回無失点。まず山本泰寛内野手(30)を空振り三振に仕留めると、安打を許した後も細川を空振り三振、宇佐見を中飛に斬った。13日の同戦(バンテリンドーム)では大竹耕太郎投手(28)が残したピンチで登板するも 1安打 2四死球と乱調。再戦で、嫌なイメージを断ち切った。
●門別啓人投手(19)が出場選手登録され、 1軍公式戦では初の甲子園のマウンドへ上がった。 7点リードの 9回に登板して 1回1安打無失点で試合を締め胸をなで下ろした。開幕を1軍で迎え、 5日に抹消されていたが、リリーフ陣強化のために再昇格した。岡田彰布監督(66)は期待を込めた。
●大竹耕太郎投手が20日の中日戦で先発する。今季甲子園での初先発。聖地の登板を「好きです」と語る。前回13日の中日戦では 5回 0/3を7安打4失点。 2週連続の対戦にも動じない。首位中日を警戒した上で意気込んだ。
●肩や肘の手術から17日に実戦復帰した髙橋遥人投手(28)が登板後の経過を明かした。この日は岩崎優投手(32)も鳴尾浜を訪れ、左腕コンビで立ち話。髙橋は岩崎との交流を励みにしており感謝した。17日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(鳴尾浜)では 1イニング16球を投げ、被安打 1で 1奪三振。

記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神 7ー 0中日>◇ 4回戦◇阪神 2勝 1敗 1分◇19日◇阪神甲子園球場
 阪神OBのクレイグ・ブラゼル氏がファーストピッチセレモニーに登場した。甲子園に凱旋すると、左打席へ。在籍当時の応援歌も演奏される中、元チームメートの岩田稔コミュニティ・アンバサダーと〝対戦した。しかし、ボールは体付近に投じられ、このボールを右手で見事にキャッチ。これには球場も笑いに包まれ、ブラゼル氏はセレモニー後に「(手は)問題ないよ。キャッチできたのはよかったよ」と笑った。


 ファーストピッチセレモニーに登場した岩田稔氏とクレイグ・ブラゼル氏=阪神甲子園球場
 2009年途中に阪神に加入し、12年までの 4シーズン在籍。阪神では通算 443試合に出場し、打率.280(1546打数433安打)、91本塁打、278打点の成績を残し、10年にはリーグ2位となる47本塁打と持ち味のパワーを発揮した。また、ホームラン後のパフォーマンス「ブラダンス」なども披露し、ファンにも愛された。


 ファーストピッチセレモニーに登場したクレイグ・ブラゼル氏=阪神甲子園球場
 元阪神のクレイグ・ブラゼル氏が試合前、日刊スポーツ評論家の岩田稔コミュニティアンバサダーとともにファーストピッチセレモニーを行った。
 タテジマのユニホームに袖を通し、当時の背番号「67」で登場。大歓声を浴び、右翼スタンドの虎党からは応援歌が演奏された。
 岩田氏がマウンドに上がり、ブラゼル氏は左打席へ。だが、岩田氏が投じた球は大きくそれ、ブラゼル氏はたまらず右手でキャッチ。笑いと拍手に包まれた。


 ファーストピッチの打席に立つ元阪神のブラゼル氏=阪神甲子園球場
 埼玉西武や阪神などで活躍し、NPB通算133本塁打を放ったスラッガー。来日は10年ぶりだった。久しぶりの甲子園に「球場の歴史も、ファンの熱意とか情熱、現役を思い出せたような」と思いを寄せた。さらに、連覇を目指す阪神へ「今年は今年ですから前を向いて進むしかない。頑張ってほしい」とエールを送った。


 試合前、ファーストピッチセレモニーで投球する岩田稔CA=阪神甲子園球場
 甲子園を訪れる前には大阪・中之島の日刊スポーツ大阪本社を訪問。懐かしい日本の空気に心が躍ったようで「また阪神のユニホームを着て、プレーしたいくらいだよ」と笑顔を振りまいた。


 ファーストピッチで投球した岩田稔CAのボールを見事?キャッチするブラゼル氏=阪神甲子園球場
 熱烈な虎党の落語家・桂吉弥が19日、甲子園に自身のレギュラー番組のリスナー 100人超を連れ、阪神-中日4回戦を観戦した。
  3塁側アルプス 102席のチケットを全て自腹で購入。これまではグループ席で観戦することが多く「団体で102人(枚)以上だと早く購入できると知って」と団体の抽選販売に応募し、見事当選した。


 独演会への意気込みを語った桂吉弥氏

 自身のABCラジオ「きっちり! まったり! 桂吉弥です」で観戦者を募集すると、1000人以上の応募があったという。「大山さんのホームランを見たい。番組で応援歌も練習しました」と熱くエール。今後も同様の企画を考案中で、連覇へ声援を送り続ける。

 


  5回、本塁打を放った大山悠輔内野手と喜ぶ 1塁ベンチ=阪神甲子園球場
 投打の噛み合った阪神が4連勝を飾った。打線は 2回一死満塁で木浪が右前打を放ち先制すると、続く青柳の犠飛で 2点を先行。試合前の時点で球団ワーストタイの10試合連続2得点以下と貧打に苦しんでいたが、 3回に森下が呪縛を解く4号ソロを放って11試合ぶりに 3得点以上をマークした。 4回には近本の適時打、そして 5回には開幕から74打席連続ノーアーチだった大山に1号ソロが飛び出した。大山は今季初の3安打猛打賞とお目覚め。猛虎打線の中心に座る男が甲子園を盛り上げた。先発の青柳は 6回6安打無失点の好投で今季初勝利をマーク。 9回はこの日1軍に昇格した門別が甲子園初登板を果たし、 1回無失点に抑えた。阪神は今季最多タイの 7得点で今季初の貯金1とした。


 中日に勝利しタッチを交わす阪神ナイン=阪神甲子園球場
 阪神が今季最多タイの7得点で今季最長の4連勝を決め、今季初の貯金1となった。前日18日まで10試合連続2得点以下。11試合連続となれば球団ワースト記録だったが、打線が目覚め負の記録を阻止した。
  2回、先頭大山と佐藤輝の連打、ノイジーが四球を選んでつないだ一死満塁の好機。8番木浪聖也内野手が、中日メヒアの直球を捉えて先制の右前適時打を放つと、続く青柳晃洋投手が右犠飛をきっちり決め、 2点を入れた。  2- 0の 3回一死では森下翔太外野手が4号ソロを放ち、10試合続いていた 2得点以下の更新をストップ。 5回には大山悠輔内野手が開幕から75打席目で今季初アーチを決めた。甲子園に集まった阪神ファンも割れんばかりの歓声で主砲の1号に応えた。
 投げては先発の青柳が6回6安打無失点で今季初勝利。開幕投手を務めて 4試合目で1勝目を手にした。

 


  2回、中前打を放った佐藤輝明内野手=阪神甲子園球場
 佐藤輝明内野手は 2回無死 1塁の第 1打席で、メヒアのスライダーを中前にはじき返し、先制点をお膳立てした。18日の巨人戦(甲子園)ではプロ初のサヨナラ安打を放ち、猛虎打線復活のきっかけを作った大砲は「もっともっと点を取って楽なゲームを増やしていきたい」とうなずいた。

 


  2回無死満塁で先制打を放った木浪聖也内野手=阪神甲子園球場
 木浪聖也内野手が 2回一死満塁の好機で先制の右前打を放った。この回先頭の大山が左前打を放つと、佐藤輝が中前打、ノイジーが四球で無死満塁の好機を作った。坂本は 2直で一死。8番・木浪が打席へ向かった。カウント 0- 1から 2球目、メヒアの 150キロ直球を捉えると打球は右前へ。昨季のレギュラーシーズンは満塁で打率.444(18打数8安打)、19打点と抜群の強さを誇った満塁男が今季初の満塁での打席で昨季と変わらぬ結果を残した。打線はなおも一死満塁から青柳が右犠飛を放って 2点を先行した。
 木浪「打ったのはストレート。いい形でつながって作ったチャンスでしたし、その流れに乗って自分も積極的にスイングしました。先に点が欲しいと思っていたので、打ててよかったです」と喜んだ。


  2回裏阪神無死一塁満塁、木浪聖也内野手は右前に先制の適時打を放った=阪神甲子園球場
 今年も「満塁男」! 木浪聖也内野手が、 2回一死満塁で右前先制打を決めた。
 昨季、満塁時の打率は4割4分4厘。勝負強さが光り、「恐怖の8番」として日本一に貢献した。この日も「8番遊撃」で先発出場。 0- 0の 2回、先頭の4番大山悠輔内野手と5番佐藤輝明内野手の連打、さらにはシェルドン・ノイジー外野手の四球から作った一死満塁で、中日先発メヒアの 2球目、内角 150キロの直球を右前に運んだ。
 「いい形でつながって作ったチャンスでしたし、その流れに乗って自分も積極的にスイングしました。先に点が欲しいと思っていたので、打ててよかったです」と喜んだ。

 


  3回、ソロ本塁打を放った森下翔太外野手=阪神甲子園球場
 ついに呪縛が解かれた。森下翔太外野手が 3回に4号ソロを放った。 2- 0の 3回一死。カウント 2- 2からメヒアの 127キロスライダーを振り抜いた。高々と舞い上がった打球は左翼席へズドン。打球速度 163キロ、飛距離 119メートルの一撃で阪神が 3点目をあげた。この一打で阪神は 4月 7日の東京ヤクルト戦(神宮)から続いていた球団ワーストタイの10試合連続2得点以下に終止符。森下は10日の広島戦(甲子園)以来のホームランとなった。
 森下「打ったのはスライダー。追い込まれていたので、コンパクトに振りぬくことを意識していました。しっかり芯でとらえられましたし、うまくバットにのってくれたと思います」


  3回裏阪神一死、森下翔太外野手は左越えソロ本塁打を放った=阪神甲子園球場
 森下翔太外野手が4号ソロを放ち、 1試合 2得点以下を10試合連続で止めた。11試合連続となれば球団ワースト記録だった。
  2- 0の 3回一死。中日先発メヒアの 6球目、低めのスライダーをすくい上げ、軽々と左翼スタンドに運んだ。甲子園は大歓声に包まれ、ベンチに戻ると満面の笑みのナインに迎えられた。


  3回、左越え4号ソロを放った森下翔太外野手。待ちに待った3得点目をたたき出した!=阪神甲子園球場
 チームは 7日ヤクルト戦(神宮)から10試合連続2得点以下が続いていた。この日は 2回に木浪聖也内野手の右前適時打、青柳晃洋投手の右犠飛で 2点を先制。さらに森下の一振りで打線が勢いづいた。
 森下は「追い込まれていたので、コンパクトに振りぬくことを意識していました。しっかり芯でとらえられましたし、うまくバットにのってくれたと思います」とうなずいた。


  3回裏阪神一死、森下翔太外野手は左越えソロ本塁打を放った=阪神甲子園球場
 森下弾で突き抜けた! 阪神は中日に 7- 0で快勝し、引き分けを挟んで今季初の4連勝。同じく初の貯金1とした。 3回に森下翔太外野手が、リーグトップタイとなる4号ソロ。値千金の一発で 3点目を奪い、10試合連続2得点以下だった球団ワースト記録の更新を阻止。呪縛を解かれた打線は4イニング連続得点にダメ押し点と爆発し、首位中日に1.5ゲーム差に迫った。
 豪快にすくい上げ、確かな手応えにスタンドインを確信する。沸き立つ虎党の大歓声を聞きながら、ゆっくりとダイヤモンドを一周。森下がひと振りで、虎を呪縛から解き放った。


  3回裏阪神一死、森下翔太外野手は左越えソロ本塁打を放った。投手はメヒア投手=阪神甲子園球場
 「今回は逆の風ではなかったし、いい感触でもあったのでいったかなと。次の1点が大切になる展開だったので、結果的にホームランになってよかった」
 18日まで10試合連続で2得点以下。この一戦に球団ワースト記録更新がかかっていた。貧打にあえぐ虎を解放したのは、 2― 0の 3回だ。一死から中日の先発・メヒアが投じた 6球目を「コンパクトに振り抜くことを意識した」と一閃。リーグトップタイとなる4号ソロを左翼席にたたき込んだ。打点12もリーグ2位タイに。11試合ぶりとなる〝3点目〟を刻んだ。チームのムードは一変。大山にも 5回に今季初アーチが飛び出し、初の森下とのアベックアーチとなった。


  3回裏阪神一死、本塁打を放ち三塁を回る森下翔太外野手。右はメヒア投手=阪神甲子園球場
 不振で 2年目を踏み出した森下だったが、完全に目を覚ました。14日時点ではホーム 6連戦を前に打率は.167と絶不調。それでも本拠地で自分の打撃を取り戻す自信と、強い覚悟があった。
 「甲子園はほかのドームほどマウンドが高くないから、ピッチャーもバッターも平等な場所に感じる。この 6連戦は今まで以上に本当に集中して入る。甲子園では打つ」
 マウンドが高ければ低めの変化球も、高めの直球も見極めが難しくなる。 1週間前の中日 3連戦(バンテリンドーム)では12打数1安打4三振と苦戦を強いられたからこそ、ここでの再戦に燃えていた。

 

 


  4回、適時打を放った近本光司外野=阪神甲子園球場

 猛虎打線が目覚めた。近本光司外野手が右前適時打を放って追加点をあげた。 4回二死 2塁の好機でメヒアのチェンジアップにバットを合わせた。打球は 2塁手の頭上を越えて右前へ。 2走・坂本がホームへと生還した。試合前の時点で球団ワーストタイの10試合連続2得点以下と貧打に苦しむ阪神打線だったが、 2回の先制打を皮切りに、 3回、そして 4回と3イニング連続得点。 4- 0と主導権を奪った。

  4回二死 2塁で右前に適時打を放った近本光司外野=阪神甲子園球場

 猛虎打線が目覚めた。近本光司外野手が右前適時打を放って追加点をあげた。 4回二死 2塁の好機でメヒアのチェンジアップにバットを合わせた。打球は 2塁手の頭上を越えて右前へ。 2走・坂本がホームへと生還した。試合前の時点で球団ワーストタイの10試合連続2得点以下と貧打に苦しむ阪神打線だったが、 2回の先制打を皮切りに、 3回、そして 4回と3イニング連続得点。 4- 0と主導権を奪った。「「打ったのはチェンジアップかな。ヤギさんが頑張ってくれていましたし、早い段階でもう 1点と思っていたので、いい形で追加点が取れてよかったです」とコメントした。

  4回、適時打を放った近本光司外野=阪神甲子園球場
 近本光司外野手は 3- 0の 4回二死 2塁で貴重な右前適時打を放つと、 8回二死 1塁でも左前打を放ち、 7試合ぶりのマルチ安打をマークした。チームは 2得点以下が10試合続き、得点力不足に悩んでいただけに「森下が(本塁打で) 3点目を取ったので、中野と『十何試合ぶりやな』と言っていた」と話した。

 


  5回裏阪神一死、大山悠輔内野手は中越えソロ本塁打を放った。投手は福谷浩司投手=阪神甲子園球場
 待望の一発が甲子園を沸かせた。大山悠輔内野手が 5回に今季1号となるソロを放った。代わったばかりの福谷の 150キロ直球を完璧にとらえた。美しい放物線はバックスクリーンへ一直線。開幕から自己ワーストの74打席連続ノーアーチだった4番が今季75打席目でついにアーチをかけた。


  2回裏阪神無死、大山悠輔内野手は左前打を放った=阪神甲子園球場
 待望の一発が甲子園を沸かせた。大山悠輔内野手が 5回に今季1号となるソロを放った。代わったばかりの福谷の 150キロ直球を完璧にとらえた。美しい放物線はバックスクリーンへ一直線。開幕から自己ワーストの74打席連続ノーアーチだった4番が今季75打席目でついにアーチをかけた。「打ったのはストレート。中盤で追加点を取ることができて良かったです。ここまでチームのみんなに助けてもらってきたので、ここからもっとチームの力になれるように頑張ります」とコメントした。


  5回、本塁打を放った大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
 大山悠輔内野手が開幕から75打席目で今季初アーチを決めた。
  5回一死から中日の2番手福谷の 5球目、 150キロを完璧にとらえ、バックスクリーン左に運んだ。甲子園は大歓声に包まれ、阪神ナインもベンチから飛び出して喜んだ。
 「中盤で追加点を取ることができて良かったです。ここまでチームのみんなに助けてもらってきたので、ここからもっとチームの力になれるように頑張ります」とコメントした。
 大山は 2回の第 1打席にも中日メヒアから左前打を放ち、先制点をお膳立てし、ついに虎の4番が目覚めた。


  5回、本塁打を放った大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
 大山悠輔内野手が11打席ぶりにHランプをともした。
 この日も「4番1塁」でスタメン出場。 0- 0の 2回。先頭で中日先発メヒアの2球目、 148キロを左前にはじき返した。16日巨人戦(甲子園)の第 2打席以来の安打が、この日のチーム初安打。ファンの大歓声に包まれた。
 続く5番佐藤輝明内野手が中前打、6番シェルドン・ノイジー外野手も四球でつなぎ、満塁の好機をつくった。一死後、8番木浪聖也内野手の右前適時打で先制。さらに、先発青柳晃洋投手の右犠飛で 2点目を追加した。4番のバットから先制点につなげた。

 


  8回、 2点 2塁打を放った中野拓夢内野手=阪神甲子園球場
 中野拓夢内野手がダメ押し打を放った。「最後に(打席が)回ってきたときに一本出して明日(20日)を迎えたい、という気持ちがあった」。 8回二死 1、 2塁の第 5打席で、この日初安打となる左中間を破る 2点 2塁打。これで3試合連続安打とした。チームは 1分けを挟んで4連勝だが、選手会長は「明日以降もしっかりと個人個人の役割をやりながら、チーム一丸となって頑張りたい」と気を引き締めた。

 


 粘投を見せた青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
 阪神の先発・青柳晃洋投手がピンチをしのいだ。 2回、先頭の細川、続く宇佐見に連打で無死 1、 2塁とされると、カリステはカウント 1- 2からスリーバントを敢行。一死 2、 3塁とされた。それでも村松を 144キロ直球で空振り三振に斬ると、ロドリゲスは 139キロツーシームで遊ゴロ。序盤のピンチを何とか無失点で切り抜け、甲子園から大歓声が沸き起こった。


  2回の窮地を脱した柳晃洋投手=阪神甲子園球場
 青柳晃洋投手が先発し、 6回6安打無失点と粘投した。
  2回は先頭・細川、宇佐見の連打、カリステのバントで一死 2、 3塁のピンチを背負ったが、村松を空振り三振に斬ると、ロドリゲスは遊ゴロに仕留めて脱出。直後に木浪が先制打を放つと、自身も右犠飛で加勢した。
 その後は毎回走者を背負いながらも、力強い真っすぐと多彩な変化を駆使して寄せつけず。この日のラストイニングとなった 5― 0の 6回も二死 1、 2塁ピンチを背負ったが、村松を遊ゴロに抑えて乗り切った。
 右腕は今回が今季 4度目の登板だが、前回までの 3試合で白星はつかめず。力を振り絞った 109球で、勝利投手の権利を手に降板した。

 


  7回を無失点に抑えた島本浩也投手=阪神甲子園球場
  7回を任された島本浩也投手は 1回無失点。「3人で抑えられたので、よかったです」。緩急のコンビネーションでロドリゲス、代打のD3位・辻本(仙台大)、岡林を、13球でねじふせた。18日の巨人戦(甲子園)では1―1の延長十回に登板するも1安打を許して交代。「投げたいなと思っていました」という今季初連投のマウンドで、悔しさをしっかりと晴らしてみせた。

 


  8回に登板した岡留英貴投手=阪神甲子園球場
 岡留英貴投手が 8回に登板し、 1回無失点。「落ち着いて投げられたと思う」。まず山本を空振り三振に仕留めると、安打を許した後も細川を空振り三振、宇佐見を中飛に斬った。13日の同戦(バンテリンドーム)では大竹が残したピンチで登板するも 1安打 2四死球と乱調。「なんとかまずしっかりと抑える、ということを意識していた」という再戦で、嫌なイメージを断ち切った。

 


  9回に登板した門別啓人投手=阪神甲子園球場
 門別啓人投手が出場選手登録され、 1軍公式戦では初の甲子園のマウンドへ上がった。
  7点リードの 9回に登板して 1回1安打無失点で試合を締め「ばらつきが出てしまったが、その中でもしっかりと低めに集められたと思うので良かった」と胸をなで下ろした。開幕を1軍で迎え、 5日に抹消されて以降は 2軍で先発調整を行っていたが、リリーフ陣強化のために再昇格した。
 岡田監督は「 7点(差)になったからじゃなしに最初から、 5回か、あの辺でもう 9回は門別でいこうとブルペンには言ってましたけどね」と明かし、しばらく中継ぎでの起用となるかという問いには「なかなか(他の)先発がちょっと頑張ってると。でもね、いずれはそういう形で先発になると思いますけど」と期待を込めた。

 


 練習でキャッチボールする大竹耕太郎投手=阪神甲子園球場
 大竹耕太郎投手が20日の中日戦で先発する。今季甲子園での初先発。聖地の登板を「好きです」と語る。
 前回13日の中日戦では 5回 0/3を7安打4失点。 2週連続の対戦にも「捉え方次第。やりづらいと思えばやりづらい。悪かった部分は反省して、良かったところもある」と動じない。首位中日を「先発も後ろもいい。なかなか点をあげられない雰囲気や勢いがある」と警戒した上で「今回はホーム。気持ちを切り替えて、やられた分をやり返すのも早い方がいい」と意気込んだ。

 


 24年 4月17日、実戦復帰した髙橋遥人投手=阪神鳴尾浜球場(愛称=タイガース・デン)
 肩や肘の手術から17日に実戦復帰した髙橋遥人投手が「全然大丈夫」と登板後の経過を明かした。
 この日は岩崎も鳴尾浜を訪れ、左腕コンビで立ち話。髙橋は岩崎との交流を励みにしており「まだまだですけど。ありがたいです。気にかけてくれて」と感謝した。17日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(鳴尾浜)では 1イニング16球を投げ、被安打 1で 1奪三振。「パフォーマンス的にはまだまだ。もうちょっと上がってくれれば」と力を込めた。

 

※ 4月20日の予告先発は、阪神・大竹耕太郎投手(28)―中日・大野雄大投手(35)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(05月)

 

 

 

 

 

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