●藤川球児氏(43=現阪神球団本部付スペシャルアシスタント)が12日、東京都内のホテルで行われたNPB新人選手研修会に登場し、ルーキーの前で教壇に立った。日米通算245セーブ記録したレジェンドは、新人選手からの質問に答えていく形でプロ野球選手としてのあり方を伝えた。自分自身でセルフコントロールし、自らの野球生活を作り上げていくことの重要性を説いた藤川氏は願った。阪神のドラフト1位・下村海翔投手(21=青山学院大學)らにいつでも相談に乗ると手を差し伸べた。研修会には12球団の選手 121人と審判員 4人が参加した。講演の冒頭、球児先生の質問が飛んだ。冒頭の部分を除き、報道陣には非公開で約30分。下村らは背筋をピーンと伸ばし、ノートにペンを走らせて〝金言〟を聞き入った。講演後、取材に応じた藤川氏は、新人選手に期待することを力説した。新人に一番伝えたかったのは『プロ野球選手である前に社会人であれ』-だ。今後は球団の垣根を越え、若手の相談に乗ると明かした。コロナ禍で2021年からはオンラインで開催されていた新人選手研修会。 4年ぶりに12球団のルーキーが集結したが、主役は球児先生だった。
●憧れのレジェンドからの問いかけに動くことができなかった。一番うまいと思っている人、一番活躍すると思っている人はいますか-。12日の新人研修会。阪神のD1位・下村は藤川氏との初対面を振り返り、誓った。西宮市出身のドラ1にとって、虎の絶対的守護神として活躍した藤川氏は「火の玉ストレート。一番すごい」と羨望のまなざしで見つめてきた、雲の上の存在だった。プロ野球選手である前に社会人であれ。当たり前のことを当たり前に。常に挑戦を。厳しいプロの世界で結果を残し、名実ともにトップへと上りつめた先輩の金言だ。すべてが心に響く。
●12日の新人研修会に参加した阪神のD2位・椎葉剛投手(21=四国委IL・徳島)の胸にも目標とする藤川氏の言葉が響いた。13日から新人合同自主トレは第 2クールに入る。一歩一歩、春季キャンプに向けて体を作っていく。
●岩崎優投手(32)が13日、静岡・草薙球場で自主トレを公開した。地元・静岡で体を動かすのは昨年から 2年連続。初参加の桐敷拓馬投手(24)をはじめ、島本浩也投手(30)、及川雅貴投手(22)、育成の川原陸投手(23)の左腕らに捕手の栄枝を加え、キャッチボールやランニングメニューなどで約3時間半、汗を流した。昨季は60試合に登板して3勝3敗12ホールド、35セーブ、防御率1.77。セーブ王で初タイトルを獲得して18年ぶりのリーグ制覇、38年ぶりの日本一に大きく貢献。反響も大きい。球団初の連覇を目指す今季に向けては淡々と語った。今季もブルペン陣のリーダーとして球団初の連覇へ導くが、目指し続けるのは藤川球児球団本部付スペシャルアシスタント(SA)からその精神を受け継ぐ「リリーフの勝ちが多い」チームだ。どんな展開になろうが結束し、接戦を拾っていく。盤石リレーでバトンをつなぎ、勝利に、そしてリーグ制覇&日本一に飛び込んだ虎の2023年リリーフ陣。今季も岩崎がその輪を束ね、球団初の連覇に向けてブルペンで勝つ。表情も合言葉も変えず、戦い続ける。ともにプレーしたのは16年からの 5年間だったが、セーブ、ホールド数だけでは測れないリリーフの仕事の奥深さを教わってきた。それらを後輩らに伝えていくことこそが、岩崎が現在の虎で担う大きな仕事の一つだ。
●中野拓夢内野手(27)が13日、愛知・岡崎市の岡崎中央総合公園野球場で野球教室を実施。三菱自動車岡崎で社会人時代を過ごした中野は岡崎市内の少年野球チームの 5、 6年生約60人に対して約 2時間、指導を行った。キャッチボールに始まり、走塁、ゴロ捕球、打撃と実演を交えながら指導。特にバッティングでは選手の質問に応じる形で何度もバットを振り、人だかりができた。球場に訪れた岡崎市の中根康浩市長(61)は冒頭のあいさつでハッパをかけた。昨年 3月に行われたワールド・ベースボール・クラシックの優勝メンバーとして紹介された。今年11月に開催が予定されているプレミア12にも意欲を隠さない。子供たちにも、彼女にも、日本代表にも真っすぐに向き合い、今年目指すのは連覇からの世界一だ。
●阪神・川藤幸三OB会長(74)が13日、鳴尾浜での新人合同自主トレを初視察。育成ドラフト1位・松原快投手(24=日本海L富山GRNサンダーバーズ)に激烈エールを送った。ランニングで少し遅れ気味だった松原が、逆に川藤会長の心を奪った。1968年にドラフト9位で入団し、長い下積みを経て代打で活躍したOB会長のメッセージに、独立リーグ出身の最速 156キロ右腕は大感激だ。〝浪速の春団治〟の言葉を胸に刻み込み、まずは支配下を勝ち取る。

記事をまとめてみました。

 

 藤川球児氏(現阪神球団本部付スペシャルアシスタント)が12日、東京都内のホテルで行われたNPB新人選手研修会に登場し、ルーキーの前で教壇に立った。
 「大谷選手や山本由伸投手、人間的にも素晴らしい選手もたくさんいる。そういった鏡があるので、彼らのような、どこに出てもカッコよくて、恥ずかしくないような選手になってほしいなというのは伝えました」

 日米通算245セーブ記録したレジェンドは、新人選手からの質問に答えていく形でプロ野球選手としてのあり方を伝えた。自分自身でセルフコントロールし、自らの野球生活を作り上げていくことの重要性を説いた藤川氏は「自分はこういう人ですってわかってもらうことが必要だけど、そうやって言うことで自分がそうなっていくんで。そこは強く、それだけでも残ってたらいいなと思います」と願った。

 研修会で話をする藤川球児SA=東京・後楽・東京ドームホテル
 プロ野球の新人研修会が12日、東京都内で行われ、阪神・藤川球児球団本部付スペシャルアシスタントが〝特別講師〟を務めた。日米通算245セーブをマークしたレジェンドは「自分自身で野球生活を作り上げること」と訓示。阪神のドラフト1位・下村海翔投手らにいつでも相談に乗ると手を差し伸べた。研修会には12球団の選手 121人と審判員 4人が参加した。
 講演の冒頭、球児先生の質問が飛んだ。
 「自分がこの中で一番うまいと思っている人はいますか」
 シーン…。

 「今年一番俺が活躍する、と。誰かいないですか」
 シーン…。12球団の新人 121選手が参加したが、挙手したルーキーはいなかった。おとなしい若者たちに、藤川氏は語りかけた。
 「僕は入団会見のときに自分が一番活躍すると言いました。でもね、できなかったんですよ、何年間か。でも、そこで前に一歩出たことで、今、みんなの前で(講師として)話せるようになりました」
 冒頭の部分を除き、報道陣には非公開で約30分。下村らは背筋をピーンと伸ばし、ノートにペンを走らせて〝金言〟を聞き入った。講演後、取材に応じた藤川氏は、新人選手に期待することを力説した。
 「自分でセルフコントロールして、自分自身で野球生活を作り上げることですね」
 藤川氏は1998年に高知商高からドラフト1位で阪神入り。入団会見で将来の活躍を豪語したのは語りぐさだ。 5年目までは先発で泣かず飛ばすだったが、誰もいない 2軍施設で下半身強化と投球フォームを試行錯誤して、打者の手元で浮き上がる〝火の玉ストレート〟を完成。リリーフという新境地を得て、日米通算245セーブを達成した。


 新人研修会で講義をする藤川球児SA=東京・後楽・東京ドームホテル

 「プロ野球の世界は、毎日の勝負事の積み重ね。そんな中で人より少しでも打ち勝っていくために『自分はこういう人』と(周囲に)わかってもらうことも必要」とルーキーたちに訴えた。
 新人に一番伝えたかったのは『プロ野球選手である前に社会人であれ』-だ。「大谷選手や山本由伸投手(ともにドジャース)なんて人間的にも素晴らしい選手。どこに出てもカッコよくて、恥ずかしくないような選手になってほしい、と伝えた」と強調し、今後は球団の垣根を越え、若手の相談に乗ると明かした。
 「きょうの出会いもひとつの縁。ピッチングフォームのことで悩んだりしたときは、SNSを使って自分に直接連絡くれたら、いつでも対応する。みんなに活躍してほしいから」
 コロナ禍で2021年からはオンラインで開催されていた新人選手研修会。 4年ぶりに12球団のルーキーが集結したが、主役は球児先生だった。

■藤川球児の入団会見VTR
 1998年12月21日、大阪市内のホテルで行われた阪神の入団会見。新人選手への質問コーナーで、高知商高からドラフト1位で入団した藤川は司会者から10年後の自分は?と問われ「優勝を 3回くらい。自分も活躍しているときです。 1回くらいは自分が優勝マウンドにいるでしょう」と豪語。高卒ルーキーばなれした堂々たる受け答えに、野村克也監督(当時)は思わずマイクを手にし「君は野球のほかに才能を持ってそうだね」とツッコんだ。

 

 憧れのレジェンドからの問いかけに動くことができなかった。一番うまいと思っている人、一番活躍すると思っている人はいますか-。12日の新人研修会。阪神のD1位・下村は藤川氏との初対面を振り返り、誓った。
 「あのとき素直に手を挙げられる自信はなかった。自信持って挙げられる選手は、自分に対して積み重ねてきたものがある人。そうなれるようにやっていきたい」
 西宮市出身のドラ1にとって、虎の絶対的守護神として活躍した藤川氏は「火の玉ストレート。一番すごい」と羨望のまなざしで見つめてきた、雲の上の存在だった。


 研修会に臨む下村海翔投手=東京・後楽・東京ドームホテル
 プロ野球選手である前に社会人であれ。当たり前のことを当たり前に。常に挑戦を。厳しいプロの世界で結果を残し、名実ともにトップへと上りつめた先輩の金言だ。すべてが心に響く。
 身長 174センチと大きくはないからこそ「負けん気が売り」と語るルーキーは、藤川氏の思いを受けとめ、そのためにどうするべきか、決意を口にする。
 「やっぱり、自分が一番やってきたと言えるための準備と練習量じゃないですかね」
 同じ質問をされたとき、次は自信を持って手を挙げる。そんなプロ野球人生を歩む。

 


 ランディ・バース氏のレリーフを囲み記念撮影する阪神の新人選手たち(前列左から)百崎、山田、(後列左から)松原、福島、石原、津田、下村、椎葉=文京区の野球殿堂博物館
 12日の新人研修会に参加した阪神のD2位・椎葉の胸にも目標とする藤川氏の言葉が響いた。「藤川さんが入団会見のときに『僕が一番活躍します』と言って、活躍されていた。自分も一番、この中で活躍できるようにアピールしていきたい」。13日から新人合同自主トレは第 2クールに入る。「焦らないこととけがをしないこと。無理なくしていきたい」と一歩一歩、春季キャンプに向けて体を作っていく。

 


 快晴の静岡で自主トレを公開した岩崎優投手。今季もブルペン陣で勝ちを積み上げる=静岡草薙球場
 岩崎優投手が13日、静岡・草薙球場で自主トレを公開した。地元・静岡で体を動かすのは昨年から 2年連続。初参加の桐敷をはじめ、島本、及川、育成の川原の左腕らに捕手の栄枝を加え、キャッチボールやランニングメニューなどで約3時間半、汗を流した。昨季は60試合に登板して3勝3敗12ホールド、35セーブ、防御率1.77。セーブ王で初タイトルを獲得して18年ぶりのリーグ制覇、38年ぶりの日本一に大きく貢献。「いろんな方が『おめでとう』とか『ありがとう』とか『また頑張ってね』という声をいただくので、毎年、静岡でやることで勇気づけられるといいますか、力になります」と反響も大きい。球団初の連覇を目指す今季に向けては「(調子は)順調。去年通り、普通にやるべきことをやれたらいいかなと思っています」と淡々と語った。


 キャッチボールする岩崎優投手=静岡草薙球場
 ブルペンで勝つ! 岩崎優投手が13日、地元・静岡の草薙球場で自主トレを公開した。昨季は35セーブで自身初タイトルをつかみリーグ優勝に貢献。今季もブルペン陣のリーダーとして球団初の連覇へ導くが、目指し続けるのは藤川球児球団本部付スペシャルアシスタント(SA)からその精神を受け継ぐ「リリーフの勝ちが多い」チームだ。どんな展開になろうが結束し、接戦を拾っていく。
 盤石リレーでバトンをつなぎ、勝利に、そしてリーグ制覇&日本一に飛び込んだ虎の2023年リリーフ陣。今季も岩崎がその輪を束ね、球団初の連覇に向けてブルペンで勝つ。表情も合言葉も変えず、戦い続ける。
 「去年もブルペンで言っていましたよ。『ブルペンで勝ちが増やせるように』という話は結構していたので。いたメンバーはみんな分かっていると思います」


 昨季の12球団リリーフ成績
 昨季の虎は、12球団一の先発勝利数「63」を誇った。救援陣も見事にリードを守り支えたが、ここで満足していては連覇には届かない。同点で踏ん張り、ビハインドでも流れを奪い返し、自分自身が白星をつかむんだという強い意志を持った男たちがそろっていなくてはいけない-。
 そのことを誰より知る岩崎だから、マウンド上ではクールに振る舞っていても仲間たちには「ブルペンで勝つぞ」と声をかけ続けてきた。その合言葉の元は、05年に絶対的な勝利の方程式「JFK」の一角を担った、藤川SAの言葉だ。
 「勝つチームはリリーフの勝ちが多いよ」
 ともにプレーしたのは16年からの 5年間だったが、セーブ、ホールド数だけでは測れないリリーフの仕事の奥深さを教わってきた。それらを後輩らに伝えていくことこそが、岩崎が現在の虎で担う大きな仕事の一つだ。

 


 岡崎市で野球教室を実施した中野拓夢内野手=岡崎中央総合公園野球場
 中野拓夢内野手が13日、愛知・岡崎市の岡崎中央総合公園野球場で野球教室を実施。三菱自動車岡崎で社会人時代を過ごした中野は岡崎市内の少年野球チームの 5、 6年生約60人に対して約 2時間、指導を行った。
 キャッチボールに始まり、走塁、ゴロ捕球、打撃と実演を交えながら指導。特にバッティングでは選手の質問に応じる形で何度もバットを振り、人だかりができた。球場に訪れた岡崎市の中根康浩市長(61)は冒頭のあいさつで「大谷選手が世界一なら、中野選手は日本一の選手。最多安打、ゴールデングラブを獲得して、あとはベストナインとMVP。取ってくれると思う」とハッパをかけた。
 指導後は質問コーナーで小学生球児の質問攻めにあった。「彼女いますか?」の質問に「・・・います!」と直球回答。「監督のことはどう思っていますか?」という質問には「怖いイメージがあったんですけど、意外とベンチでパインアメをなめていたりとか、おじちゃんというか、かわいい雰囲気がありますね」と回答した。


 岡崎市で野球教室を実施した中野拓夢内野手=岡崎中央総合公園野球場
 少年少女と直球勝負!? 中野拓夢内野手が13日、愛知・岡崎市の岡崎中央総合公園野球場で市内12チームの小学生を相手に野球教室を実施した。
 「彼女は…います!」
 小学生の質問に苦笑いで応じると、球場から拍手とどよめきとが上がった。練習中の真剣な雰囲気から一転、練習後の質問コーナーでは「彼女いますか?」「監督をどう思ってますか?」ときわどい質問が飛び交ったが、どれも真正面から受け止めた。「(岡田監督は)ベンチでパインアメ食べたり、おじちゃんというか、かわいい雰囲気があります」などと答えてなごませた。古巣の三菱自動車岡崎とともに初開催した野球教室。約 2時間で走塁や守備、打撃を熱心に指導した。
 昨年 3月に行われたワールド・ベースボール・クラシックの優勝メンバーとして紹介され「日の丸を背負って活躍をすれば夢や希望を与えられる」と実感した。今年11月に開催が予定されているプレミア12にも「スタメンで出て、金メダルに貢献したい思いが強い」と意欲を隠さない。
 子供たちにも、彼女にも、日本代表にも真っすぐに向き合い、今年目指すのは連覇からの世界一だ。


 阪神・川藤幸三OB会長が13日、鳴尾浜での新人合同自主トレを初視察。育成ドラフト1位・松原快投手(日本海L富山GRNサンダーバーズ)に激烈エールを送った。
 「ドラフト1位がすべて一流になってるかというたらそうじゃない。入ってからが勝負じゃ」


 ダッシュする松原快投手=阪神鳴尾浜球場
 ランニングで少し遅れ気味だった松原が、逆に川藤会長の心を奪った。「走るだけなら陸上部。ああいう子が実戦に入ってどう変わっていくか。泥臭さを持っているか、が見どころなんや」。1968年にドラフト9位で入団し、長い下積みを経て代打で活躍したOB会長のメッセージに、独立リーグ出身の最速 156キロ右腕は大感激だ。
 「はい上がってほしいということを言われて、すごくうれしい。期待に沿えるような活躍をしたい」
 〝浪速の春団治〟の言葉を胸に刻み込み、まずは支配下を勝ち取る。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 日程表と結果(02月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

※コメントを下さった最初の方に、坂本誠志郎捕手のサイン色紙をプレゼント!

 

 

 

 

 

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