令和５年３月１３日以降、新型コロナウイルス感染症に対しマスクの着用は個人の判断が基本となり、緩やかにされたことと相まってコロナ感染者数の推移が全数把握の見直しで、コロナの話題も聞かなくなりました。
さて感染症法では、感染症を１～５類等に分類し感染拡大を防止するための対策を定めています。
新型コロナウイルス感染症の位置づけは、新型インフルエンザ等感染症として２類相当とされていましたが、明日の令和５年５月８日から「５類感染症」に引き下げとなります。
この国の方針を踏まえ荒尾市では、今後の対応方針についてのお知らせがホームページにありました。
マスクの着用は個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることを基本とされますが、受診時や医療機関・高齢者施設等への訪問時、通勤ラッシュ等混雑した電車やバスに乗車する時にはマスク着用を推奨など。
検査・外来受診・入院において、無症状で感染に不安を感じる方を対象とした無料検査は、令和５年５月７日（日）で終了。
令和５年５月８日（月）から外来・入院医療費や検査費用は、他の疾病と同じく原則自己負担。
療養期間の考え方において、外出を控えるかどうかは個人の判断。
判断の目安は、発症した日を０日として発症後５日間、かつ症状軽快後２４時間経過するまでの間は外出を控えることを推奨。
そのうえで、１０日間が経過するまではウイルスを排出する可能性があることから、マスクの着用や高齢者などとの接触は控えることなど、周囲の人への配慮を求めています。
学校の出席停止期間の基準については現在、文部科学省が学校保健安全法施行規則の改正作業中とのことで、上記期間と同内容となる見込みなどとなっています。
国は検査キット配布事業を終了し、民間の検査所で行われているＰＣＲ検査は有料にするなど、明日の５月８日から検査費用の公費による支援は終了することで、外来受診・入院においてはいくら程度の自己負担になるのかと聞くことがあります。
ネットで見ると外来診療の窓口負担は、解熱剤・コロナの治療薬（ラゲブリオ）を処方（検査料を含む）で保険診療「窓口負担３割」の人の場合、最大４１７０円。
また、７５歳以上で保険診療「窓口負担１割の人の場合で最大１３９０円などとありました。
ゴールデンウイーク明けに「第９波」が起きる可能性がある、とも言われていますので用心が必要です。
「令和５年春開始接種」は、明日の令和５年５月８日から開始されますので、対象の方で希望される方はご利用ください。