向田邦子著『思い出トランプ』を読了。
書かずして、書かれていないことの空白部分を楽しませる、という一段上の筆の力を持った方かと思います。
最近、NHKで「胡桃の部屋」という彼女の作品が放送されてますが、その作品も
本自体には結論が書かれておらず、放送の方ではあえてそこに挑戦し、その監督
さんなりの結論を書いてようです。
向田作品の魅力は上に書いたような、「書かない」という点に尽きるかと思いますが、
そこにあえて挑戦するのなら、ぜひ成功してもらいたいものです。
さて、本の紹介としては、
短編集で、いくつかの受賞作も入っているという簡略な紹介に留まりますが、
直木賞受賞作でもある「花の名前」は特に気に入りました。