大学院生航海日誌 -10ページ目

大学院生航海日誌

日々の雑感、様々の事象の考察を
つづっていきます。

05年に日本で公開されたもので、

若年性アルツハイマーに直面した男女の悲恋を描いた作品です。


構成としては、後半の悲哀を強調すべく、前半で二人の幸せな風景をことさら描くわけですが、

それがあまりにくだらない。

それが狙いと分かるために、つまらない。


他方で、興行実績としては、日本では興行収入4週連続1位をキープし、総額としても30億を稼ぎ出すなど

「成功」を収めた作品ではあります。


つまるところ、03年の「冬ソナ」から始まる韓流ブームに乗って、決して質としては高くないにも関わらず

韓流というだけで売れた作品かと思います。

















90年代末に日本でもヒットした韓国の映画です。


もう何度も見てきた映画ですが、そのカメラワークは古さを全く感じさせずで

とても10年以上前の作品とは思えない質の高さです。


最近の韓流となると、単純な男女問題が多すぎるのではないか、


時代の犠牲者としての男女、(もちろんこの視点でのストーリー展開自体は珍しいというわけではなかろう)

を繊細に描ききっているこの映画は、

ベタな韓流ブームのびゃっこするこの時代にこそ見直すべき作品かと思います。










先日、とある知り合いと話していたところ、

その方は最近ローンを組んだらしいのですが、なんと80歳までのものだそうです。


相当にお金がかかることがこのことから容易に推測できるわけですが、

より大事なことは、家で暮らすというだけで相当の高額の出費が個人に強いられている

という事実です。


そのために、個人レベルとして(ないしは家族レベルで)可処分所得が相当に低下する

ことになります。

経済活動は、その分だけ少なくなることになるので、「家で暮らす」ということについて

政府として上手い具合に保障していくことも経済活性化の一つの手段となりえるかと

思います。


居住政策分野は上のような意味で注目されるところなのですが、

今まで居住政策としての論文・論考は(自身の意識がそこに向いてないだろうからですが)

見かけてきませんでした。


その中で、岩波から「居住福祉」なる本が出ているので、当該本はどのような論考に

なっているのか気になるところなので、ぜひ購入したいと思います。


内容については、今後のブログで報告します。


ちなみに、上の記述は、経済活性化と居住政策との関連を述べていますが、すぐには

思いつかないような関連かと思います。


この点、自転車通勤の推奨が、国の医療費削減に資するという考えから、英国などでは

医療政策として自転車政策が進められているというように、

一見直接的な関連を有しない政策分野を、効果的に関連づける思考は、これからの行政

においてもっとも重要な視座になってくるのではないでしょうか。


以上、今日の雑感です。











『当時の「熊日」を読み返してみますと、「工場を止めろ」と声を上げているのは、漁民だけなんですね。当時の記事には、「工場の操業を止めないでくれ」ということを水俣市が熊本県知事に要望していることが報道されています。この陳情時のメンバーに、市議会、商工会議所、農協、それにいまから考えると驚きでもありますが、労働組合も入っています。水俣の世論としては、“オール水俣”でチッソを擁護するというもので、漁民たちはまったく孤立した状況下で、チッソの排水を止めるよう要望していたのです。』


 「市民」と一口に言っても、その利益状況が多様であること、かかる状況の下、いかに操業差し止めなどの

規制が難しかったことがよく分かる一文です。 







直木賞作品で、巷でも結構いい評価をもらってる作品のようですが、


初読では内容の把握が難しく感じられる。


たまに本書の内容を上回るレベルの解説の掲載される作品もありますが、

今回はその解説も不発。


映画化されたり、wowowでドラマ化されてもいるので、

そちらの出来栄えが気になるところです。