11時半に那加駅前の十’に集合して、絵絹展示の撤去作業を行いました。苅谷代表のご厚意で展示期間を1週間延長していただき今日が最終日となりました。たまたま近くに座って居られた女性にえぎぬの魅力をお伝えすることができよかった。
以前、学びの森でいただいたアップルコーヒーを購入。テイクアウトして彦根までの列車時間に楽しみました。今日の彦根は、風が強くて、雨も降ったようで芯から冷えるような寒さでした。コートの出番が近づいているかな?
第20回研究報告会が11/27(木)に予定されており、輪読論文として提示している今田(2006)「新しい公共性の空間を開く」を精読しました。『学術の動向』に掲載されているもので、大変読みやすい議論の展開となっています。
この論文から各種論点を提示して、参加者らと共に議論をする予定です。2006年に執筆されたものとはいえ、現代にも通じる考え方や思想が散りばめられており、多分に読む価値があります。研究会での議論が楽しみだなぁ。
令和5年7月から始まった研究会ですが、同志らの卒業や留学などで活動の熱量が漸減傾向にあると感じています。もっと熱く、命を燃やした議論がしたいなぁと…。朝から晩まで、そしてそのまま次の日まで議論したのが懐かしい。
さて、別の論文に記載のあったハンナ・アレントの政治に対する認識を書き出してみました。どのような感想をお持ちになりましたか?また、読者の皆様は、【政治】という言葉にどのようなイメージや認識を持っているのでしょうか。
個人的な見解としては、【政治】が内包する意味の深さに知的興奮を覚えるといったところでしょうか。複数性という人間の条件を根底に置きながら、異なる個人が他者との差異を認識することを通して自己の人格的アイデンティティ(私は誰なのか)を認識していくという【政治】の姿がそこには現れるような気がします。多様性とも違う、複数性の保護はいかにして可能か。複数性を思想的背景とする「まち育て」、修士論文の重要な論点です。


