昨日のBSテレ東「SDGsが変えるミライ」の中でサステナブルマーケティングについて取り上げられていました。


サステナブルとは?

(出典:外務省)


カタカナの氾濫のようで恐縮ですが、サステナブルは持続可能を意味する言葉で(原義は「持ちこたえられる」)、SDGsはそのための17の目標を指しているため、ほぼ同義と捉えて問題ありません。要は「人にやさしく、環境にやさしく、社会にやさしく」という大きな意味を持ったことばであると私は理解をしているところです。つまり、サステナブルマーケティングというのは「持続可能な社会の実現のために必要な消費経済施策」と置き換えることができます。



例えば「エコに良いものを買う」「フェアトレードプロダクトを選ぶ」などもひとつ、国家の貧困をなくすという観点から「メイドインジャパンに拘る」のもサステナブル消費といえるでしょう。また購入したプロダクトを長く愛用する、食材などの消耗品を使い切るまで捨てない、などもSDGsに繋がる取組です。


欧米と日本の意識の差異

欧米では「サステナブル」が非常に浸透していて、消費する上でのひとつの基準にもなっていますが、日本では残念ながら殆ど浸透していません。新疆ウイグル自治区の人たちの強制労働の産物とされる「新疆綿」を日本のメーカーが使用していた問題などは皆さん記憶に新しいのではないでしょうか。日本人の安くて良いものを追求する姿勢は、サステナブルに反する企業の生き残りを助長するものです。




一方で日本人が「サステナブル」への関心が薄い理由として、消費者にサステナブル意識をもたせる事業者の少なさがひとつの理由として挙げられると考えます。一方で番組内で紹介されていたZ世代(1990年中盤〜2000年代生まれの世代)へのリサーチでは買い物で社会課題の解決に繋げたいとする回答が35%も寄せられていて、ITリテラシーの高い層ほど消費においてもグローバルスタンダードが進捗している現状が浮かび上がります。




我流のサステナブルを極める!

これからの時代、たとえばサステナブルプロダクトに拘ったセレクトショップであるとか、ブランディングの際にサステナブルをキーにするとか、消費者へのアプローチ策は山ほどアイデアがあります。

私自身もショップの開設支援の際に世界の潮流に合致したサステナブルマーケティングは十分に採り入れていかなければと改めて感じた次第です。私の具体的アイデアについては機会があれば記していきます。


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