概要

 

著者・橋本琴絵氏が X(旧 Twitter)などで発信した政治・社会批評をまとめた一冊で、

 “いまの常識は本当に正しいのか?”

という視点から、

従来のリベラル主流の言説を批判し、

保守的な立場から

日本の未来や国益を語っています。

 

 

文体には ユニークな広島弁 を使い、

論点をストレートに表現することで

読者の注意を引く構成になっています。

 

1章 きな臭い時代と国防

 

序盤では、国際情勢が緊迫するなかで

日本が戦争に負けない国になるべきだ

という主張 が展開されます。

 

著者は、

「勝手に自分の土地だと言われても困る」

(例えば海洋領有権など)

といった具体例を挙げつつ、

周辺国への甘い態度が日本を危険に晒している

と警鐘を鳴らします。

 

ここでは特に、中国やロシアなど近隣諸国との関係が例にされ、

日本が 安全保障を軽視してきたことへの

批判 が繰り返されます。

 

2章 移民・外国人問題

 

本書の中盤では、 

移民や外国人犯罪問題 についても

若者に分かりやすく解説しています。

 

例えば、

「あの“タレントAさん”は密入国者だった?」や

「外国人の性暴力がことごとく無罪。どういうこと?」など、

センセーショナルな見出しを用いて、

現行制度の矛盾や社会の反応の鈍さを

問題視します。

 

これに関連して、ヨーロッパでの移民政策の影響を例に挙げて、

安易な受け入れが社会的な混乱を招きかねない

と著者は主張します。

 

事実、欧州の一部地域では移民政策が

治安や社会統合の課題として現実化していますが、

日本でも同様のリスクがあると指摘されています。

 

3章 ジェンダー・社会論

 

第3章では、 ジェンダーやジェンダーレス、

LGBT、

ジェンダーギャップ指数 

などの社会問題について議論します。

 

著者は、

「日本に生まれた女性は幸せ」

という視点から、

ジェンダーギャップ指数に代表される

外来の評価基準を批判します。

 

これは、 

国際的な指標が

必ずしも日本社会の実感と

一致しないのではないか?

という観点です。

 

この章では、

海外の価値観をそのまま受け入れるのではなく、

日本独自の歴史・文化・実情に即して議論すべき

といった主張がされ、

例として欧米中心のジェンダー政策への懐疑

が述べられています。

 

4章 政治家・政府への批判

 

第4章では、当時の政治状況に対する痛烈な批評が登場します。

 

特に、 岸田政権について

「国民を舐めすぎ」

と批判し、

より強い国家戦略を求める姿勢 

が印象的です。

 

著者は、 

核兵器の保有についても検討すべきだ 

という立場を示し、

「核兵器を持っていないから核攻撃を受ける」

と述べています。

 

この主張は多くの読者から議論を呼んでおり、

支持する人もいれば、

「極端」と評価する声もあります。

 

実際、日本の安全保障政策は、

憲法や国際協定との関係で

慎重な対応が求められており、

核武装の是非は国論を二分するテーマです。

 

5章 日本の未来と文化

 

最終章では、 

子どもたちの安全や豊かな生活を守る社会のあり方

をテーマに、震災時の犯罪防止や日本文化の継承、

さらにはアジアとの関わり方

についても触れています。

 

著者は、 

日本らしさを保ちながら国際社会とどう向き合うか

という問い を投げかけています。

 

評価と読書感想

 

本書は、若い女性による保守的な視点からの政治・社会批評として

痛快で刺激的な表現が特徴 であり、

広島弁という文体も含めて

読みやすさと独自性が評価 されています。

 

レビューには、

「安易に多様性を認めることへの警鐘」

「現状を見直すきっかけになった」

という意見がある一方、

極端な表現や炎上商法的な印象を批判する声もあります。

 

まとめ

 

『われ、正気か!』は、 

現代日本における常識的な言論や政策について

根本的な問いを投げかける一冊 です。

 

核兵器、移民政策、ジェンダー問題、政府批判

といったテーマを通じて、

「本当に正しいと思っている価値観は何か?」

を読者に考えさせます。

 

広島弁という文体がユニークさを加味しており、

批判的思考を促す刺激的な論考として

位置づけられるでしょう。

 

広島弁がわかる私としては、

読んですっきりとする内容と

ストレートな書き方で、

面白く読ませていただきました。

 

それでは、また。(^_-)