地震(阪神・淡路大震災)による教訓はあるのだろうか? | 向かい風をよけながら・・・ 過去と未来へ 未来~わたしへ 

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阪神・淡路大震災

 

被害


 

死者 : 6,434名、行方不明者 : 3名、負傷者 : 43,792名


 


 

発生時刻 が


冬季の早朝であったため、

公共交通機関・道路の利用率が少なく 外出者も少なかった。


 

就寝時だったため、本震時は毛布で身体を覆うことで

落下物から防護したり

救出まで包まって暖をとっていた救助者もいた。


 

多くの市民が自宅での被災だったため帰宅困難者などが

発生しづらく、安否確認が比較的容易な状況であった。


 


 

死者の80%相当、

約5000人は木造家屋が倒壊し、

家屋の下敷きになって即死した。

 

特に1階で就寝中に圧死した人が多かった。

 

2階建て木造住宅の場合

「(屋根瓦と2階の重みで)1階の柱が折れて潰れるケース」

が多かったが、

 

建物が倒壊しても2階の場合は

生存のスペースが残りやすく、死者は少なかった。

 

 

重要なのは、

構造的に問題のある建築に瓦屋根のものが多かった

ことにも拘らず、

一般的には「瓦が重いから問題」であると誤解されている。


 


筋交いを多く入れてある木造住宅においては耐震性も十分にある。

 

同じ木造住宅でも、

プレハブやツーバイフォー(木造枠組壁構法)

と呼ばれる構法の住宅が耐震性を示している。

 

3階建住宅の被害も殆どなかった。

耐震性がない合法3階建住宅(古い3階建て)がなかったため

 

 

生存空間

 

木造軸組構法で 多くの死者が出た原因は、

大破した場合、瓦屋根の瓦・土・柱の重みで

建物がぺしゃんこになった建物の下敷きになり

生存空間が無くなり、体が潰れるためである。

 

木造軸組構法

日本の伝統工法(でんとうこうほう)を簡略化・発展させた構法。

在来工法(ざいらいこうほう)とも呼ばれている。

 

 

鉄筋コンクリート造りの場合は、

大破しても建物がバラバラになって潰れることがない。

天井が低くなるだけで即死することが少ない。

それは、構造的に生存空間が残るためである。


 


消火・救助活動

 

問題点

 

水道施設が壊滅したため殆どの消火栓が使えなくなり、

消防隊は水利を求めて防火水槽や

学校のプールを探して放水したが水は足りず

最後は神戸港から消防車7台を連結して

4キロの遠距離送水も行った。

 

各地の消防車が応援に来ても消火栓とホースの規格が合わず

(「ねじ込み式」と「マチノ式(差し込み式)」の2つがある。

消火できなかったことが問題になった。

 

走行する自動車によって道路上の消火ホースが踏まれたため、

破損送水不能になる事象も多発した。

 

 

問題行為

 

震災発生直後の1月19日前後及び1か月半後の2月26日、

関西で京都府亀岡市の亀岡断層を震源地とする

震度7の余震が起こるとの噂が発生した。

 

2度目の噂では、

亀岡市周辺の企業で臨時休業や

品スーパーで商品の買い占めが発生した。

 


ウィキメディアより抜粋させていただきました。