60代も半ばとなり42年のサラリーマン生活に別れを告げました
娘から「同じ職場でよく勤めた」と今風のお褒めをいただいたんですが、以前はそれが当たり前だったんですけどね。
そう、私も人並みに結婚し、一男一女の子宝に恵まれまして、今では4人の孫がいる「じいじ」となりました。
「悠々自適」。こつこつ貯めた貯金と年金での暮らしですから、金銭面では決して「悠々」ではないのですが、それはそれ、宮仕えから解放され、「自由」を手に入れ、気分は全く持って「悠々」です。あしからず。
さて、そんな私ですが、ここへきて筆を執ろうなんて思ったのは、子供や孫たちのこれからがすごく心配になってきたからです。
といっても、子供たちは、各々仕事や伴侶に恵まれ、それなりの暮らしぶりなので、今のところは大丈夫なのですが、心配なのはこの国です。
この国、大丈夫か⁉と思うこと、ありませんか？
ウクライナやらイスラエルやらでドンパチが起こり、相変わらず横暴な隣国に脅かされている日本にとっては他人事ではありません。そんななか、政府や行政の動きがあまりに的外れで頼りなく、また国民に背信的なものまであり、このまま行けば、良くて後進国落ち、悪くて隣国の属国となるんじゃないか。そんな不安が膨らむ一方なのです。
この国がおかしくなれば、当然、子や孫たちの暮らしも立ちゆきません。それが心配なのですが、どうでしょう、皆さんもこの国の様子を見るにつけ不安になりませんか。
町の様子も随分変わりました。お店は次々閉まりシャッターだらけ。ショッピングセンターも100円ショップやドラッグストアーが幅を利かしている。
給料は長い間上がらない人が多いというし、だから給食だけが頼りのお腹を空かしている子供も増えているようです。「子ども食堂」なんてのもできました。
外国人の増加とともに犯罪も増え、しかし何故か野放し。日本の売りの治安の良さも風前の灯火なのでしょうか。えらい時代になったもんです。
足元ではガソリンが高くなっているし、一応政府も補助金を出して価格を抑えているようですが、なぜか「ガソリン税」とか「消費税」は減税しない。みんなそれを無くせばガソリン代が大きく下がるって言ってますが、政府は耳を貸さない。なんとなれば出てくるのは「増税」話ばかり。どうなってんだ。「聞く力」自慢の総理はどこにいったのやら。
ロシアがウクライナへの侵略を始めると急にお隣中国が心配になり、「台湾有事」や「日本侵略」に備えて国防力強化を始めましたが、今頃か！ですよね。
自衛隊の装備はもちろん大事。早急に充実させないといけません。しかし、燃料や食料、こちらも大丈夫なの⁉ 平時の備えができていないことは、コロナで体験しているだけに随分心配になってきます。
国防だけではありません。昨今の大荒れの気象や頻発する地震、その被害の大きさをみるに防災への備えも心もとないと感じます。それに使用できない橋やトンネルが増え、それが宅急便サービスにも影響し始めているとか、原発が止められているせいで電力料金が高騰したり、節電要請が日常となっているほどの電力供給不安が生じたりと以前にはなかったことが生じています。
それから自給が足らないことからくる食料不足の恐れ。知り合いにもそれに備えて農地を借りる人が増えました。極めつけがコロナ禍で見えたこの国の医療体制への不安です。病院やベッドの数は足りていても、肝心のお医者さんが足らないようです。また公営が少なく、保健所も減らしたことから、緊急時の対応ができません。ワクチンの開発が遅れたように、予算不足で普段からの研究もできていないようです。
国防同様、食料やエネルギ―、医療など総合的な意味での「安全保障」が、全体的・絶対的に不足しているように思います。
既に多くの方が、このようなこの国の在り様について問題意識を持ち、少しでも良い方向に向けたいと様々な活動をなさっています。私もそうした一人になりたくて筆をとりました。そうでもしないと子や孫の将来が心配でたまらなかったからです。
なにができるというわけではありませんが、私なりに、またお教えいただきながら、日本の抱える問題を明らかにし、その解決の方途をさぐる。そして多くの皆さんと共有する。その輪を広げる。そこを目指せればと思っています。
最終的には、政治が動かないとどうしようもありません。そこで広がった輪の力で、私たちと同じ問題意識を持っておられる政治家を一人でも多く国会に送り込む。そういう動きになることを期待してこの執筆を始めてみたいと思いました。
なお、ここでのお話は、問題意識の共有とそれを広げるためにわかりやすさ重視としております。そのため、説明をザックリとしたものに留めておりますので予めご了承願います。