強い気持ち

強い気持ち

2012年6月 最愛の母が病気になりました。病気は進行した癌です。闘病生活が始まるのをきっかけに、母との闘病生活を書き込むことにしました。決して病気に負けない、その気持ちを忘れないように・・・

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水曜日、母は、姉が仕事が休みだったので

付き添いをお願いして、自分のお店のスタッフに引き継ぎ作業を

しにいった。


まさか、長期の休暇になるとは思わず・・・


スタッフのみんなも、日々、母と働いていたのに

母の姿に、病気を思い起すことはなく

元気な姿としかとらえていなかった。


同じような年代層のスタッフとは、多少の体の疲れや痛みを

言いあうこともあったが、どうしても更年期障害で片付けてしまいがちで

誰も気がつかなかった。


突然の母の長期傷病休暇。

周りのスタッフも、信じられない状況。


店舗を任される上で、どうしても、売り上げは

嫌でも付きまとって来る。

それを達成するために、母はかなり無理をして

精神的にも肉体的にも、ダメージ受ける原因の一つになったような気がする。


今、この日記は、まだ、今日の日までの過程に追いついてなくて

忘れないように思い出し書き込んでる状態。


休んだ今も、母は自分の店がどうであるか、気になるみたい。


この日も、数日しか経ってないのに

母の代わりに、管理してくれる上司の仕事ぶりがいまいちで

店の雰囲気が駄目だと、怒ってました。

母が築き上げてきたものが、壊されるのが腹ただしいけれど、

今は任せるしかない。

怒る元気があるだけ、まだいいのかなあって思ってしまう。


姉と、入院の時に使う衣類とかを買い物に行き、

美味しいもの食べて夕方には帰ったそう・・・


次、こうやって、買い物に行く日はいつになるんだろう・・・


買い物好きな母なのに・・・・しょぼん






未だに信じられない気持を持ったまま

母は、まだいくつかの検査をしてからでないと

入院できないらしく、家で過ごしながら、通院して

検査を受けるそう。


11日 病気と分かって4日目。

癌について、よくわかるMRI検査をした結果

子宮もしくは卵巣が原因になった癌だということ。

かなり進行しており、肺とリンパ節に転移が見受けられること。


ただ、肺とリンパに関しては、まだそこまで活発ではないようで

早急に、子宮を切除するほうがいいとのこと。


その時には、進んでいるといっても、状況はまだ、なんとかなると思っていた。


ただ、母から、仕事の昼休みに一時帰宅した姉が

「老齢の犬も死期が近づいてるのに、母までいなくならないで~」と泣き崩れたと聞いた。

数日前は、私に涙声を聞かせなかった姉。

その時に、事態の深刻さを知り始めた。


その夜、仕事帰りの、姉からのメールで、愕然とした事実を知る。


姉は獣医師なので、医学に強い。

動物医療より、人の医療は進んでいるとはいえ

今の母の癌の状況はステージⅣ 末期がんである。

遠回しな言い方でなく、はっきり、母の余命を考えなければならない状況と

言ってくれた。


どうしても、医療に疎い私には、今のまだ、弱弱しくない母を見てると

実感がわかず、楽観視していた。

でも、この姉のおかげで、私はこの時初めて、足元が崩れさるような感覚になった。


何も分からない私は、とりあえずネットから情報を得るしかない。


ステージⅣ.この状況の5年生存率は50%を切り、20~30%


でも見るサイトによって、もっと低いところもある、


ただ、統計結果の年数が、数年前。


去年の結果ではない、日に日に進歩してるのだから

まだ希望は捨てられない。


ゼロではない。

決して、手遅れと言われたわけではない

まだ、希望はある・・・


そう心に思おうとしても、どうしても母のいない未来を考えてしまうだけで

涙が止められない。






息子がいると、ゆっくり話せないので、旦那がつれだしてくれ

姉と母と3人で話す。


母は前の日に、書類を一式、一つのボックスにまとめてくれていた。


ここで、母から聞いた、希望のお葬式。

忘れないように、記しておきます。

これが数カ月後、1年後、こんなんまでいうてたのになあ~って

笑って、回復してることを祈りつつ・・・


1.母が見つけてきた簡単なお葬式のとこに頼む。

  とりあえず、無駄なものは一切いらない。

  呼ぶ人も、本当に親交が深かった人のみ。

  

2.無駄なものは、いらないぶん、装飾花だけは、母の御用達の

  花屋さんの担当の人に頼んでほしい


3.死化粧はできたら、したくない。


4.棺は、どうせ燃やすのだから、安いのでいい。

  中には、ラメールの遺骨を一緒に入れてほしい。


5.骨は少しだけ残して、田舎のお墓に・・・

  母の亡くなった叔母のそばに入れてほしい。

  灰は、樹木葬で、宮津のほうでやってるとこがあるので

  そこの桜のもとにまいてほしい。

  その後は、花見がてらでいいので、来てくれたらいいとのこと。


一応、聞いておくけど、頑張って病気に勝ってよ~

ほんまに、こんなこと、すぐにしなければいけなくなるのは嫌や・・・


涙をこらえながらも、母のこだわりに、姉と失笑。


我が家の御用達の甘味処の

季節限定のかき氷を、今日食べないと、食べ損ねるので

食べに行こうと、出かける。


この時は、お腹がはって、たくさん食べれはしないけれど

食欲もあり、少しずつ何回かに分けて食べていた。


ずっと横になっているほど、しんどくなかったので

母も同乗して、一緒に食べに行く。


ただ、いつもの母だと、かき氷にプラス、おまんじゅうとかまで

頼みそうなのに、この日は、みんなのを少しずつ分けてもらうと言って

あまり食べなかった。


旦那は、この店に一緒に来る時はいつも、よく食べる母を見るだけに

体調の変化を実感したようだ。


あまり、息子と一緒だと、嬉しいけれど、疲れさせそうなので

そのまま、一息ついてから帰宅。


旦那も、母の今の状況と、深刻な病状とが一致しないという違和感に

未だに信じられないわ~と言っていた。

今の家に引っ越してきた小学生の時から、ずっと通っているこのお店。


今日が最後の日にしたくない。


きっと元気になって、来年もかき氷を一緒に食べに来たい。