対デンマーク戦、勝つべくして勝ちましたが、まだまだつなぎができていませんね。パスサッカーで言えば、デンマークの方がよく回っていたと思います。なでしこは、大きなパスは、精度がなく、細かなパスはカットされるケースが多かったですね。パスサッカーは、世界標準になりつつあるようですね。なでしこの代名詞であるパスサッカーが、どのチームもやってくるとしたら、なでしこの武器は何になるのでしょう。そこを、早く確立しないと、世界に乗り遅れる可能性さえあります。
 なでしこには、いざという時に、絶対的な得点源があります。それは、もちろん、あやちゃんのセットプレーです。しかし、いつもいつもそれに頼っているわけにはいきません。そんな中、対デンマーク戦での、岩淵選手のゴールは一筋の光明になるのではないでしょうか。ゴールエリア内でのドリブルは相手チームにとっては脅威です。へたをすればPKを与えることにもなります。パス回しに力を入れすぎるきらいがありますが、サッカーはゴールを決めてなんぼの世界です。華麗なバス廻しは、前座にすぎません。最後はシュートで終わるような、攻撃をしてほしいですね。その点、この2試合には、まだまだ満足できません。

 月曜日は、スウェーデン戦。また、ベストの選手構成で試合に臨むと思います。今度こそ、華麗なパスサッカーからゴールを決めてほしいですね。期待しています。