この画像、今話題になっている人食いバクテリア(劇症型溶血性レンサ球菌)の初期症状に見えますか?
実はこれ私の腕で、鷹に噛まれて5日後の画像で、傷口はまだ完全にふさがっておらず、周囲の組織に皮下出血が認められます。
これは10日後の画像で、ほぼ治っています。
鷹の武器は嘴(クチバシ)ではなく足の爪なので、夏場でも長袖服を着用していますが、服の上からでも噛まれたら、こんな傷が出来ます(汗)
飼育していて今回で2回目です。
この鷹は狂暴で服が変われば攻撃してきます(大汗)
三日間ほど同じ服着ていたら大丈夫なんですがね。
獲物を切り裂く嘴だから噛まれたら痛いです。
ちなみに足で掴まれたら、皮膚に食い込んで外れなく大怪我します。
俺とほっぺちゃんで、大学一年生で~す。
小学生の時に親父に買ってもらった鷹で、この鷹は大人しくて30年ほど長生きしてくれました。
噛まれたことなど一度もありません。
スキー手袋でもOKでしたよ。
飼いやすい鷹でした。
今の鷹は狂暴でスキー手袋では爪が突き刺さります。
傷には切創、擦過傷。打撲創,挫滅創、刺創、異物。熱傷があり、私の場合は切創と打撲創併用の傷になります。
昔は傷の消毒を必ず行っていました。
しかし、消毒薬が傷の治癒を妨げることや、傷を水道水などで洗うだけで感染が十分にコントロールできるという報告が相次ぎ、今では傷を積極的に消毒することは減りました。
ただ、消毒薬が皮膚の菌を減らすことは間違いないので、感染が強い傷にはいまでも消毒をすることはあります。
ガーゼなどの被覆材もその一つで、その種類は多く傷の状態で使い分けが必要です。
また多くの材料は傷を密閉してしまうので、感染がある傷に用いると感染が悪化することがあります。
傷からは滲出液(しんしゅつえき)という水分成分がでますが、傷によって多く出る場合と少ない場合があり、その状態で材料を選択します。
滲出液が多くて創傷被覆材の中に液がたまりすぎると、皮膚全体がふやけてしまい傷の治りが遅くなることもあります。
時々一度貼ると1週間くらい貼りっぱなしでよいといわれていることもありますが、当然経過をみながら貼り続けてよいのか、それとも早く交換したほうがよいのかなどを適切に判断する必要があります。
今回の傷は、水道水で洗い流して、その後滅菌ガーゼで被覆して治癒しましたよ。