一部週刊誌に性加害疑惑を報じられた「ダウンタウン」松本人志(60)のフジテレビ系番組『ワイドナショー』出演が一転して取りやめになったことが10日に同局から発表され、SNSなどでは「堂々と会見開けば良い」「こんなダサい姿見たくなかったよ」などの投稿が相次いで大荒れとなった。

 松本は芸能活動休止を吉本興業が発表した直後の8日夜、Xに「事実無根なので闘いまーす。それも含めワイドナショー出まーす」と臨戦態勢と受け取れる投稿をした。しかし、記者会見ではなく、かつて出演していた番組で口を開くことに、SNSなどでは疑問や批判が噴出。松本は9日にもXに投稿したが、「ワイドナショー出演は休業前のファンの皆さん(いないかもしれんが)へのご挨拶のため。顔見せ程度ですよ」とトーンダウンしていた。

 一連のドタバタ劇に、X(旧ツイッター)では話題が沸騰。「全部自分の思い通りに動かせるって勘違いしちゃったんだなあ」「自らの投稿で余波を広げてしまうとか、裸の王様状態なのかな」「松ちゃん……カッコ悪い」と、松本の言動に落胆する声や、「残念ですが懸命な判断」「たくさんの記者からの質問に答えてりゃ、ワイドナショーでもその映像として出れるでしょ」と、番組内ではなく記者会見で説明すべきとする声などが続々と上がった。

 一方で「次ダウンタウン松本人志見れるの5年後かよ」「やってないなら本人の口から聞きたかった」「もしかしたら、紳助みたいに引退するかもしれんなあ」と、このまま松本がテレビから消える可能性があることをを嘆く声も。また、今回の疑惑について「そもそも合意があろうとなかろうと妻子がいるのに女遊びしてる時点で不道徳ではないでしょうか」という正論も出ている。

 この問題は、松本が数年前に複数の女性に性行為を強要したなどと文春オンライン・週刊文春が報道。所属する吉本興業は記事を否定した上で「厳重に抗議し、今後、法的措置を検討していく予定」と発表。一方、文春側は「記事は複数の詳細な証言に基づき、さらに裏付け取材も尽くしたもので、十分に自信を持っています」と反論し、10日発売の週刊文春でも続報を出した。