大相撲の元小結の臥牙丸氏(36)のユーチューブチャンネル「ガガちゃんねる」に元NHKアナウンサーの藤井康生氏が出演。大相撲のしきたりなどについて解説した。

 藤井氏は力士が取組で身につける「サガリ」について説明。「化粧まわしの名残がサガリ。(昔は)化粧まわしのまま相撲を取っていた。と言っても、今のような足首に近いほどの長い化粧まわしではなくて、ミニスカートのヒザ上10センチとかぐらいの化粧まわし。刺しゅうがあったりして。土俵入りもそうだし、そのままそれで相撲を取っていた。ところが、相撲を取るのに邪魔だから、今のまわしになった。化粧まわしで取っていた名残として、サガリに変えている」と豆知識を披露。臥牙丸氏は「やっぱり分からないことが多いですね。勉強になりました」と感心した。

 さらに、藤井氏が「力水をどうやって受けてました? 脚の状態。蹲踞(そんきょ=両ヒザを開いてしゃがむ姿勢)じゃないんです、本当は。みんな、ほぼ間違っています。左脚は蹲踞の形で、右脚だけは立てる。本当は研修所(教習所)とかでやらなきゃダメ。今、幕内の取組を見ていても一人もいない」と指摘すると、臥牙丸氏は「それは教えてくれない。それ、早く教えてくれていたら…。あれはあれで、正しいと思っていたから」と驚きの声を上げていた。