ささくれている心に小さなハッピー

プレ更年期のせいなのか、最近心がえらく荒んでいる気がする。

わびしい中年独り暮らしの生活の中には、心の栄養、うるおいになるものが、著しく欠如していて、心がささくれ立っている。

もしくは心がささくれ立ちすぎて、そういった心の栄養素、保湿剤に不感症になってしまっているのか。

いずれにせよ、ネガティブ思考の負のスパイラルが止まらず、己の内の毒がどんどん濃縮され、

何も手を打たないと、えらく卑屈で偏屈で意地悪な毒ばばあになってしまいそうだ。

このままではいかん、と、ずいぶん前に作っておきながら、

ほぼすっからかんのままお蔵入りさせてしまっていたカテゴリー

「日々のハッピー」を再び引っ張り出すことにした。

もとがネガティブ人間、かつ飽きっぽく怠け者でコツコツ地道に努力できないタイプなので

こういう自己啓発活動みたいなものをはじめても、

いつも3日坊主で終わってしまうのだけど、今度の今度の今度こそは　

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今日の小さなハッピー

バレエのクラスが終わった後、ここ最近、同じクラスで顔を合わせる日本人女性から声をかけられた。

「元ダンサーとかだったりしますか？」と。

「えええ、わは、まさか！！こんな下手くそなのにっ」と返事をすると

「でも動きがすごく美しくないですか？？何年やったらそんな風になれるんですか？」と何とも心憎い親切なお世辞。

でもこれ実は今の私にはすごくありがたい言葉だった。

ついこの間、クラスで踊っている自分の姿を動画で見る機会があり、

目も当てられないお粗末さに、15年以上やっててもこんなひどいのかと愕然とし、ぼっこぼこに凹んでいたのだ。

この15年、スタジオの鏡で私は何を見ていたんだろうと

さらにここ数か月で身体能力、筋力の低下がぐんと進んだ気がしていて、

Ｏ脚でもともとバランス悪いのに、今や何やってもぐらぐらで、

好きでここまで続けてきたバレエに

あまり楽しみ、喜びを感じられなくなってきていたのだ。。。

そんなときにまるで天から降ってきたような救いの手。

お近づきのしるしのお世辞だとは思うけど、

少しでもそんな風に思ってもらえていたなら、本当にうれしい。

好きなことなら、他人の目など気にせず自分がやりたいようにやればいいと言われているけど、

他人の目が自分を救ってくれることもあるんだなぁ。

心底励まされた。ありがたや。