このときから5年たったので、一区切りの記念に。
5年前の記事を加筆修正しました

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うちには「ぺんた」と名付けたぬいぐるみがいます。
ふわふわで抱き心地は最高です。

 

ひとりっこの息子にとっては、大事な弟のようで
わたしがちょっとでも乱雑に扱うとものすごい怒る(笑)

ちなみに小さいほうは「こっぺ」といいます(どちらも息子命名)
 

息子のお友達の親御さんが引率して

連れて行ってくれたテーマパーク。
そのときに、もたせたお土産代を
す・べ・て

つぎ込んで連れてきたのがこのぺんたくんでした。

 

しかし、このぺんたくんが
後にわたしにとって、とても大切な存在になるとは
そのときは思いもよらなかったんですけれどね。

 

 

 

昨年のまさに今日。(10月31日、ハロウィンです)
わたしはガンを摘出するため、手術台の上にいました。


1人では耐えられないかもしれない。

 

そう思ったわたしは、入院準備のカバンにぺんたくんをいれ、
退院するまで彼はずっとわたしの支えになってくれました。

 


手術前夜、ものすごい不安におそわれたとき、

術後の痛みで眠れずに、真っ暗な窓を眺めながら
朝日が昇るのをただ待っていたとき、

病理の結果が出て、しなくてよかったはずの抗がん剤の選択を
先生から提案されたときも

 

時折、誰にも聞こえないように
大丈夫、大丈夫とそっとはなしかけながら
ぺんたくんをぎゅっと抱きしめると、
少し安心して眠れたり、気持ちが落ち着きました。


ふわふわで愛らしいその存在は
物理的な痛みや、精神的な辛さを和らげてくれるのに
とてもとても効果がありました。

こんなふうに(入院中に撮った一枚)

 


人ってね
不安だったり、苦しかったり、寂しかったり
優しくされたいとき

 

きっとその両手はまるで守るように
自分の体をぎゅっと抱きしめているように思えるのです。
(実際にしていなくても、心の中でしているかもしれないよね)


 

自分で自分を優しくしたかったときは、
ぺんたくんを私の代わりにして抱きしめていたし、

 

息子や夫、大切な誰かのために

強くなれる自分もいるわけで、
ときには、

誰かの代わりとして抱きしめていたのかもしれない。

 


ちょうど、同じ時期ににガンで入院治療中だった
この方がこんな風に書いていたけれど

 

 

そうそう、そんな感じ。


どんな自分でも必要とされたい
必要であると信じていたい
そんな、

自分の気持ちを大切に抱きしめてもいたのよね。

 

 

 

いまも毎晩、寝る時の息子の抱き枕として、
変わらずぺんたくんは寝室にいます。

 

息子が寝入った後こっそりぬきとって
私が抱いて寝ていたときもあったけれど、
今は、わたしには、推しがうみだした
キャラクターのぬいぐるみがいるので
取り合いにならなくてすむようになりました(笑)
 

 

わたしも、息子も
ずっと、自分や誰かを抱きしめている。


あなたにとっての、ぺんたくんはなんですか?

 

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自分で自分を幸せにして、

そんな自分で誰かも幸せにできたらいいですよね

noteはじめました
いけだけいこ note

 

 

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