「嵐の果たし状」.3 桜川水門 | 黒いダイスが俺を呼ぶ

黒いダイスが俺を呼ぶ

さすらいのSUZUKI SC100乗り。主にスズキフロンテリヤエンジン系を乗り継ぐ。
日活アクション映画、昭和の特撮番組が好物でロケ地巡り。
大日本帝国陸海軍戦闘車両模型も好き。

稲荷神社で出会ったふたりは、

川のほとりを歩いて来る

 

芸者の小雪(山本陽子)と板前の佐吉(杉良太郎)は

小雪「本堂組が間に入って、菱田屋の世話になれと、責めるの」

佐吉「それで、なんて答えた」

小雪「しばらく考えさせてくれって。」

   「でも長くは待ってくれないわ。所詮は芸者ですもの。」

 

河口には工場が並び立ち、海と山々は見えなくなっている。

 

佐吉「よし、俺が菱田屋よりも先に、引かせればいんだろ。」

小雪「そんな無理は佐吉さんにはさせられません。」

 

佐吉「つまり、俺たちは切れるって言うのかい。」

小雪「私の父は澤井屋。ふたりは仇どおし。」

 

河口、対岸の防波堤の形が同じなのが確認できる。

 

アングルが変わって川上側になる。

佐吉「それとこれとは話が違う。金は必ず俺が作る。」

 

2019年のロケ地。後方の桜川水門は建て替わっている。

 

先代の桜川水門の画像。映画の水門と同じと確認できる

 

数日後、菱田屋の宴会。

澤井屋の征次郎(小林旭)が帰ってくると噂が

本堂組・組長の本堂為蔵(近藤宏)と菱田屋(三明凡太郎)

遅れて座敷に小雪が呼ばれる。

本堂島蔵(今井健二)

「澤井屋の征次郎が帰ってきたら、先ず佐吉と嚙み合わせるんだ。」

「場合によっては両方を片付けてやる。」