ニートと教育システムの因果関係 | 英語できない資格もないパパ & 村上家の4姉妹 オランダ移住物語

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僕の周りで将来やりたいことなんて何もないという夢のない若者や、仕事が続かずすぐ辞めてしまうという若者の話を聞く機会があまりにも多いです。

 

海外移住決意に至る理由の一つとして自分の娘達が夢を持てなかったり、ニートになってしまうかもしれないという可能性から、より遠ざかるための選択でもありました。

 

ニート(NEET)は「not in education, employment or training」イギリスの労働政策において出てきた用語の略で、15歳から34歳までの、家事・通学・就業をせず、職業訓練も受けていない者のことです。2004年ごろから日本にも広まったとされています。

 

ニートとは、豊かになり過ぎた国の功罪だと僕は思っていて、戦後の高度経済成長の末、にじみ出て来たようなものだと僕は捉えています。

 

豊かになり過ぎたこの国は、生まれた瞬間から家があり、食べ物が溢れ、娯楽が充実し、親は自分の子供達は苦労せず勉強に集中出来るようにと必死で働いた結果、「何も望まなければ何もしなくても生きていける」という選択肢が生まれてしまったのだと考えています。

 

ニートやニート予備軍の当人達がもっともっと前を向いてがんばれ!という根性論も否定はしませんが、仕事の捉え方、働き方の価値観が時代と共に急速に変化しているのを感じていました。

 

僕自身25歳頃~38歳頃までの会社員バリバリ時代はそんなニートに対して「働けよ!」という気持ちしかありませんでしたが、会社員を辞めた後、起業を模索する期間(今もですが)、自分もニートの要素を含んでいるなと自覚しました。

 

自分自身は何もせず動かないという選択はありえませんが、家族の時間を優先したい自分と、それを許容できない会社や上司の理不尽さへの不満は大きな障壁となり、こんな状況を我慢して仕事を続けて行くのは不幸せだと考えるようになりました。

 

それが若者においては、自分の時間を優先することや理不尽に怒られることへの不満などに置き換えられるのではないかとも考えるようになりました。

 

会社を辞めた時、ニートに関する記事や資料を読み漁りニートになるかもしれないという目線で物事を見た時に彼ら彼女らの気持ちが分かるような気がしました。

 

もちろんニートを肯定するつもりも毛頭ありません。ニートやニート予備軍はそれなりに筋を通して欲しいと思います。例えば、親の援助は受けず、一人暮らしをしながらニートをするとか、働かない替わりにお母さんに替わって家事全般を受け持つとか

(既にニートの定義から外れていますが)結局は当人の甘さとそれに対処できない親との共依存ではないかと考えています。

 

自分が親になった今、子供が成長した時にニートやニート予備軍にならないよう最善を尽くしたいと考えています。

どの親も子も好んでニートやその親になった訳ではないでのでしょうが、そんな要素からほど遠い子になって欲しいですし、子供がニートになりそうな時があれば素早く察知し、対処したいというのが全ての親の願いでもあると思っています。

 

仕事が何よりも優先という時代は終わりを告げ、幸せの形は人それぞれという多様化の時代に突入しているにも関わらず、仕事最優先が当たり前としか教育を受けてこなかった大人達に、それを理解する能力は限りなく皆無なのかもしれないです。

 

ですが、この国の大半を占め、方針を決めるのがそんな大人達だということに大きな違和感を覚えたのであります。

 

高度経済成長真っ只中で仕事に明け暮れた団塊世代の親父に、7~8年前、自分なりの解釈でニートが生まれた訳を話した時「そんなわけあるか!」と一蹴されたのを覚えています。

親父の世代の正解は仕事最優先であり、仕事最優先が正解ではない人も存在し得るという事実を受け入れられない・理解できないのです。

 

日本の従来の教育システムと時代の変化の捻れがニートを作り出したと言うのは荒っぽい極論かもしれませんが、遠からずな気がします。

どんどん日本の教育システムも変化しつつあるようですが、残念ながら、まだまだ時間がかかるだろうと予測しています。

 

この4月で1年生になった長女は、既に宿題の山のお蔭で憂鬱になっています。勉強をがんばって少しでも頭の良い学校に入ってもっと勉強して、なるべく給料の高い会社や企業に入る為の教育システムは既に崩壊しているのではないでしょうか。

 

もちろん勉強をがんばること自体は努力をする訓練なのですごく良いことですし、その努力を積んだ人間が周りにたくさんいることで、より質の高い人間性を育めるとも考えていますが、もっと子供が自然に楽しんで勉強し、自分の得意なことを伸ばし、将来人の役に立つ人間に成長出来る環境がないか、模索したいと思いました。

 

これはまた別の角度の話になりますが、このままこの町に住んでいれば通うであろう公立中学をふと見ると、校舎の窓ガラスが割れまくっていて娘を持つ親として憂鬱にもなりました。

 

そんなこんなで辿り着いた海外移住。挑戦するに充分価値があると強く思っています。

 

 

 

 

 

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