荻ってどんな植物かご存知ですか?
萩と字が似ているから、似たようなお花が咲く植物なのかと思いきや、
荻の見た目はススキにそっくり
です。
荻とススキの違い
荻
・株立ちにならず、地下茎で横に広がる
・白くてホワホワしている
・主に河川敷など湿り気のある場所に生える
・芒(のぎ)がない
・背が高く2メートルを超えることもある
ススキ
・株立ちになる(束状に生える)
・やや茶色がかった色で、荻ほどホワホワしていない
・日当たりの良い乾いた場所を好むが、湿り気のある場所にも生えるため、荻と混在することがある
・芒(のぎ)がある
・背は荻ほど高くない
そこが水気の少ない乾いた場所なら、荻が苦手な場所なので、まずススキで間違いないですが、
河川敷のような場所だと、ススキも🆗で混在していることもあり、
見分けるのはなかなか困難です💧
株でまとまって生えているのがススキで、
バラバラに生えているのが荻。
白くてホワホワして見えるのが荻で、
箒🧹みたいな? ちょっと茶色掛かってしっかりして見えるのがススキ。
やたらに背が高いのが荻。
荻もススキも、葉っぱの縁がギザギザしていますが、
ススキは手が切れそうなほどなのに対して、
荻はそれほどでもなく、葉の幅も狭い。
この辺りが見分けポイントですが、
ススキも道路沿いなんかに生えていると、株でまとまっているように見えない時もあるし、
時期によってはホワホワして見えるススキもあるし、
背がまだ高くない荻もあるかも。
葉っぱも、比べてみないことにはわからない。
最終的には、芒のあるなしで判断するしかないですね。
芒(のぎ)とは
イネ科の植物(稲、麦、ススキなど)の種子の先端にある、毛や棘のような部分のこと
↓詳しくはこちら
なぜ荻について調べようと思ったかというと、源氏物語に出てくる「軒端荻」がきっかけです。
そう言えば「荻」ってどんな植物なのかな?、と。
軒端荻(のきばのおぎ)とは
源氏物語に登場する人物。
空蝉の義理の娘(夫である伊予介の先妻の娘)で、年齢は空蝉に近い。
「軒端荻」は、源氏が送った和歌
「ほのかにも 軒端の荻を 結ばずは 露のかごとを 何にかけまし」
に由来する。
そうだった、空蝉と年齢が近いから、何となく義理の妹のような気がしていたけど、義理の娘だった。
源氏が和歌を送った経緯と歌の意味は、長くなるので省略😅
このように、「荻」は名前や地名にしばしば登場しています。
🩵「荻」の付く名字や地名
荻原、荻野、荻田、荻生、荻野目、荻沢、荻窪、井荻 等
何となく水気を感じるものが多いのが、興味深いですね🤔
字としては目にする機会も多く、知らない人はいないのに、実際にどんな植物かは案外知られていない「荻」は、ススキによく似た植物でした。
区別するのは難しく、例えばネット上でも、ススキと紹介されている写真なのに、写っているのは荻だったりすることもあります。
先日も、国道沿いの長い区間に生えていたススキを見て、あまり「株感」がなかったので、「これ、もしかして荻かな?」と思ったのですが、水気のないところでもあり、見た感じからしてもやっぱり多分ススキだな、と再認識したところです。
今度ゆっくり観察してみよう!😆
それらしい植物を見掛けたら、これはススキかな? 荻かな? と見分けるのに挑戦してみるのも楽しそうです😊
以上、荻に関する豆知識でした🤗
