実は、今回の妊娠の前に命を授かりましたが、15週で赤ちゃんの頭蓋骨がうまく形成されておらず、中絶を選択するしかない事がありました。
少し辛い話になりますので、気分を害される方は、読むのを控えてください。
この時通っていた産婦人科の先生に紹介されたのが、出生前診断を専門にしているクリニックでした。
エコーの精度が違うから一度診てきてもらってほしいと紹介状を書いてもらい、翌日受診しました。
胎児初期ドッグという形になり、費用も6万円程かかりました。
結果は、やはり諦めるしかないと...
はっきりと言われました。
頭蓋骨がない赤ちゃんは、子宮の壁に頭をぶつけてしまったりして脳を損傷してしまい、お腹の中では生きていられても産まれてからは生きられない。
でも、今回の事で妊娠を諦めないでほしい。
無脳症を繰り返す妊婦さんは少ないそうです。
そして、葉酸を摂取して下さいと。
葉酸を摂る事でリスクが減らせるそうです。
その後検査結果を持って、通っていた産婦人科へ。通っていた産婦人科の医師からも、赤ちゃんは産まれてきても生きられないから諦めるしかない。
継続ができないこの妊娠は、流産でも死産でもなく、中絶になると...
そして、12週以降は死産届が必要で、死産届には理由を書かないといけず、その理由は...
日本では、赤ちゃんが産まれても生きられない状態であっても、赤ちゃんの病気を理由とした中絶は認められていない為、
『経済的に余裕がない』と書きますと...
『経済的に余裕がないわけじゃない』
話を聞いてる時だって、『産みたい』
お腹の中で生きているんだから、『諦めたくない』
必死に涙をこらえながら、先生の話を聞いてました。
赤ちゃんは、分娩という形で出産をし、手のひらほどの大きさで...
小さな棺にたくさんの花を一緒に入れて、
天国へ戻って行きました...
陣痛誘発剤で陣痛を起こしている時に、
産婦人科の病院の方に...
『どうして、今回はこうなっちゃったんだろうね』
と言われました。
はっきり覚えてます。
その時は怒りよりも悲しみが強くて言い返せなかった...
今でも思い出すと涙が出てきます。
どうして、どうして、どうして...
診断を受けてから、寝れず私がずっと考えてた事...
言葉ってこわいですよね。
勇気をもらえたり、元気をもらえたり、嬉しい気持ちになる事もたくさんあるけど、
伝え方一つでこんなにも残酷に感じる...
まだまだ日本では、積極的に葉酸を摂取するって事が広まってないみたいだけど、
私も葉酸をとった方がいいって事は知ってたけど、
妊娠がわかってから飲みはじめて...
体内に葉酸を行き渡らせる為には、妊娠の1ヶ月以上前から摂取している事が望ましいそうです。
今回は、妊娠前から葉酸を摂取して、子供はもうできないかな〜と思った頃に妊娠しました。
今もサプリは飲んでいます。
妊娠も育児も楽しい嬉しいことばかりじゃないけど、
それでも、いい事も悪い事も辛い事もあって、今を大切にできてる事を忘れたらダメだな〜と思います
長くなってしまったので、胎児ドッグの詳しい内容は、また③として載せます。