『バンテージ・ポイント』@109シネマズ川崎 | 映画な日々。読書な日々。

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バンテージポイント

スペイン・サマランカでの演説中にアシュトン米大統領が何者かに狙撃され、さらに演壇が爆破されるテロが起こった。シークレットサービスのバーンズはTV中継車に乗り込み、撮影された映像をチェック。そこに怪しい何かを見つけた。同時刻、サマランカ市警のエンリケは事件の容疑者として拘束されそうになり、サマランカ市街へと逃亡を謀る。アメリカ人旅行者のハワードは、ビデオカメラを片手にそんなエンリケを追いかけ…。[上映時間:90分]


大統領を打ち抜いた一発を、あなたは8回目撃する。


シークレットサービスのトーマス・バーンズは、スペインのサラマンカで行われるテロ撲滅の国際サミットに出席する米大統領の警護に当たる。そして大統領が演説を開始したまさにその時、大統領は何者かに狙撃される。


狙撃の瞬間を目撃した8人。

狙撃23分前の11:59:58までさかのぼり、8人ぞれぞれの視線で6回、狙撃の瞬間が何度も繰り返し描かれる。


一番初めはテレビ局のプロデューサー・レックスの視線。演説を中継する為の沢山のカメラと現場にいるアナウンサー。そして大統領が演説を始めた直後、大統領は狙撃され、アナウンサーがその状況を伝え始めると、今度は大きな爆発が起こる。


そして時間は23分前までさかのぼる。次はトーマス・バーンズの視線。彼は以前大統領を襲った銃弾を受け、今回仕事に復帰したばかりだが、その時の恐怖は今も忘れられていない。恐怖を抱えながらも再び大統領警護に当たるバーンズが狙撃前、そして狙撃後に見たもの。


そして再び23分前までさかのぼり、今度は地元警察の刑事のエリンケの視線、次にアメリカ人旅行者のハワードの視線、テロリストの視線、大統領の視線・・・と次々に描かれていきます。


2回目に狙撃シーンがリプレイされた辺りから、これが8回も続いたら正直飽きるぞ!と思い、正直3回目は飽き気味でしたが、さすがに8回リプレイはなかったのでなんとか大丈夫でした。同じ狙撃のシーンでも見る人、場所、状況によってさまざまで、同じ事件が視点を変えることによって色々なことが見えてきます。レックスの視線の映像だけでは気づかなかったことを、バーンズの視線によって気づき、バーンズの視線で気づけなかったことをハワードの視線で気づき、少しずつ事件の真相、犯人に近づいていきます。


徐々に明らかになっていく犯人達に特に大きな驚きはないですが、それでも最初はわからなかった出来事が少しずつ繋がって明らかになっていく過程は面白いです。そして狙撃された大統領が実は・・・という展開には驚きました。これってアメリカだからできることですよね。日本だったらありえないし、だいたいバレないものなのかなぁ、なんて現実的なことを考えてしまいました。


ただ最後のカーチェイスの場面は正直長すぎでした。デニス・クエイドは不死身すぎだし。せっかく上映時間も90分とコンパクトに纏めてくれているだけに、ラストが間延びしちゃった感じで残念でした。またテロリスト達は結局何をしたかったのでしょうか。あんなに完璧な計画を立てていたぐらいだから、相当の目的があったと思うのですが、そこが全く描かれていませんでした。

あまりストーリーには関係なさそうに見えたスペイン親子が重要な鍵を握っていたところは上手いです。そしてあのラスト。


作品としてはスピード感もあり、適度なスリルもあり、なかなか楽しめました。


109シネマズ川崎にて鑑賞


★★★