父、終戦生まれの74。
母、5つ違いの68(来月69)。
68で引退して
夫婦で年金生活に突入して、
いよいよ来年には
後期高齢者になる。

コウキコウレイシャ。
その響きに
悲壮感は今のところない。
寧ろ謳歌して
自由を謳歌している。

敵は、
筋力低下。

父は肺活量を
カラオケで鍛えている。
全国145位、
94点が自己ベスト。
自撮りしたカラオケの様子を
旅の帰り道で
聴かせてくれたが、
なかなかの美声だった。


旅は
いろんな発見をくれる。

結婚当初から始まった、
夫家家族旅行に
感化された夫が、
家族旅行を妻の両親とも!
と、何箇所か企画した。

震災の後は少し途絶えたけれど、
貴重なイベントとして
可能な限りで敢行。

京都(1泊弾丸)
伊豆長岡温泉(1泊)
富士と清水(1泊ドライブ)
佐原と銚子(日帰りドライブ)
成田山と成田空港(日帰りドライブ)
鎌倉と江ノ島(1泊)

そして今年は
犬山と名古屋(2泊)。
そしてそして今回は
今までで一番の酷暑。

暑さ対策しながら
両親の体調を気にしながら
炎天下の中、
真夏の行軍。


明治村と
犬山城と
名古屋城。


夫はかねてより
行きたかったところと
見せたいところを
旅程に盛り込んで
ドライブしてくれた。


両親は
親友になかなか会えていなかったので
どこかで合う時間を。。。
とのことだっので、
最終日を名古屋駅周辺にした。


1箇所だけ、
名古屋らしいところを、
ということで
加わったのが名古屋城。


結果、
たまたまめぐり合わせで
見ることのできた本丸御殿が
一番印象的だった。


旅には
発見がつきもの。
発見を
見逃さないのがポイント。


遠い昔にも
こんや新築の時代が
あったのかと思われて
ここから始まる歴史を
しみじみと味わった。


豪華絢爛。
どれもこれも
見応えたっぷり。
金色の襖絵は
かつては明かりの暗さを
払拭したかったのか。


闇は
光で消える。


そんな言葉を
思い出す。


両親は
旅行に備えて
靴や服、帽子を新調して
毎日散歩で足を慣らしていた。


炎天下
真夏の行軍も
手拭いを水で濡らして
休み休みで
無事終えることができた。


買物は
遠くに行って
荷物を負荷にして
筋力アップを図る。


そんな母の作戦に
ビックリした。
実に合理的だ。


母の親友を
ホテルのランチに誘って
ロビーで再会を楽しんだのだが、
父はその間、
近くのカラオケに行っていた。
どこに行っても
楽しめる趣味である。
これにも驚いた。


食事は以前ほど
あれこれ食べたいという欲はなく、
名古屋らしいご飯をと
思っていた夫のほうが
残念そうだった。


旅にはそれぞれのペースがある。 
旅の楽しみもそれぞれだ。
計画に固執せず、
ハプニングを楽しめることが
旅に感動をくれる。


旅は
人生と同じ。
ハプニングを楽しんでいけたら
そこから経験値も上がって
彩り豊かな人生になる。


一期一会も
心を開いて楽しむに限る。


さすがに
酷暑の名古屋旅は
今回で最後になるのだが、
次はこういうところがいいね!
新たな目標も出来た。


王道好きの両親と
マニアックな夫。
次に計画する旅も
面白いハプニングが
あるに違いない。


その日まで、
また
筋力アップに励もう。


老化は
足元から。
歩けなくならないように
日々鍛錬。


2019年8月10日
Mahalo,nui!!




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