先日、ベビケンの夢を見ました。


争いが終わった後の戦場のようなところで、たくさんの大人たちが重傷を負っていました。


私はなぜか井戸の横でタライに入れられた血でよごれた服を洗っていたんですね。


そのタライの中には子供服もあったんですが、汚れた水の奥にベビケンのベビー服を見つけたんです。



『まさかベビケンも戦いに出たのっ?!』



って半狂乱になってベビケンを探しました。



どうしようどうしよう・・・と焦りながらあちこち探すんですけどどこにも姿が見えなくて、不安で不安で心臓を握りつぶされたように苦しくて、最後に兵士の基地のようなところに走って行くんです。




そしたらね、緩やかな坂の上にね、ベビケンが立っていました。



あの可愛くて可愛くて愛しい愛しいベビケンが立っていたんですよ。



相変わらずポケっとした顔だけど目はしっかりと私を見つめていて、自分の足でしっかりと立っていたんです。



黄色い雨合羽を着て黄色い長靴を履いて、ずいぶんとお兄ちゃんになったベビケン。

その澄んだ瞳は、『だいじょうぶ』って言っているような気がして。



その嬉しさと安心感で私はベビケンの体をぎゅーって抱きしめて狂ったように大泣きしちゃった。



現実の世界でもこんなに泣いたことはないくらい大きな声で、マンガのようにえーんえーんって泣きました。



抱きしめた時のベビケンの感触を今でもはっきりと覚えています。


暖かくて柔らかくていい匂い。



こうやってベビケンは成長した姿を私に見せてくれる。本当に親孝行な息子です。



ベビケンはしっかり自分の足で歩けるようになったんだね。




これがベビケンの誕生日に靴を選んだ理由です。