この冬何箱目のみかんだろうか・・早生みかんを試してみたので秋に柿は3箱しか食べなかった。例年に比べると半分くらいだ。早生みかんは緑のものはうまくないので避けていたがオレンジのものを選ぶと甘みも乗っていて食べられると分かった。

 100%のローフードを習慣化する方法について聞かれる時、また話す時、オレは期待されていたであろうことを答えない。
 それは相手のことを思うからだ。人にどんな答えを期待されているかというと、一言で言えば習慣づけるにはどんなローフードを食べたらいいのか、といった内容だ。
 レシピ本を書けないかと依頼されたこともある。こういったローフードを食べればいいのだろう、という思いがあるからだろう。メディアで食事法が紹介される時もそういう内容ばかりだ。

 もちろんそのように何を食べたらいいのかと答えられるが、相手が真剣な時はそうは答えない。
 どんなローフードを食べたらいいのかということは実は二次的なことだ。
 それよりもまず一番大事なこと、最初にやらなくてはならないことは、加熱・加工食品への執着を絶つことだ。これができなければいくらローフードを食べようが時間がたつとまた加熱・加工食品を食べる生活に戻ってしまう。
 人は弱くて単純だ。オレもそうだし気持ちはよく分かる。お守りや、効き目があると言われる薬に飛びつきたくなってしまうのが人間だ。だからこそガマの油は、今も形を変えて売れ続けている。これからもそうだろう。

 しかし本当に大事なことは何かを入れることではない。悪いものを捨てることだ。そうすれば自ずと良いものが残る。この方がずっと根本的で大切だ。
 健康習慣で言えば薬や治療に頼る前に、体を害した悪習慣を止める方がずっと効果的で大事だ。
 パーフェクトローフードで言えば、ローフードを食べることを考える前に、加熱・加工食品への執着をいかにして絶つか、そこに全努力を注ぐことが一番大事だ。
 そのため本の中では食べる内容よりも、そのメンタルの面についてより紙面を割いた。
 加熱・加工食品への執着が絶てれば、100%のローフードを習慣化するのは実に簡単になる。