素晴らしい遠征でした。無理して行って良かった～！
とりあえず、無事遠征から帰還いたしました。
何から書いてよいか迷ってしまいますが、
一番嬉しかったのでは、ター君が
緒戦スタメンで起用されたことです。
セレモニーが終わったグランドに散っていった９名の選手の中
にター君の姿を見たときは感動しました。（５年生チーム／９番ライト）
初回、２アウト３塁のピンチ、相手の４番バッターが打った打球は
ライナーでライト線に飛んだ。
「あっ、まずい！」と私が思った時、土煙を残して勢い良く前進した
ター君のグローブにはボールが納まっていた。
『ナイスキャッチ！』と皆に祝福されてベンチに戻ってきました。
幸先よいスタートです。
しかし、初回こそ０点に抑えたものの、地力に勝る地元海辺のチーム
に一方的に攻め立てられて完敗。
ター君は第一打席ショートゴロで、４回の守備から交代しました。
２試合目もター君は、８番ライトで先発出場しました。
２試合目も、同じ海辺のチームに完敗。
ター君は、ライトフライを捕球１回。
打席ではＰゴロに終わりました。
２試合終了後、橋川コーチの雷が落ちました。
「お前ら、遊びに来てるんだったら今すぐ帰れ！」
そして、練習でやってきたのに、出来ていないことを具体的に
上げて、修正をおこなった。
その際、何人かは名指しで厳しく指導されました。
炎天下に２試合をこなし、昼食の時間になりました。
私は、子供達の体力を温存するために、長い休憩をとるのかと
思っていたが、ほとんど休みが無いまま、橋川コーチは全員集合
させました。
それから休み無く、ずっと厳しい練習が続けられました。
当然選手は汗だくで、息も上がりっぱなし。
私はこんな状態で、午後から試合が出来るのか心配になりました。
第三試合は、山間部のチーム。
このチームは今年マクドナルドカップ行きを決勝で逃した強豪
チームで、午前中、６年生チームが完敗していた。
試合前、橋川コーチは大声で、スタメン発表をし、選手も大声でそれに
応えていた。
発表が終わったあと、全員が輪になって３０秒間ずっと大声を上げ、
士気を高めました。
アメフトの試合でコインとスの後に気勢を上げるのと全く同じ風景
でした。
私はその姿を見て、必ず実力以上のものを出してくれると確信しました。
３試合目、ター君はベンチスタートでしたが元気良くコーチに走って
いきました。
ランナーで出ると、大きなジェスチャーで指示を送っています。
この試合先発したヤッ君は、橋川コーチの叱咤激励に頷きながら
必死に踏ん張っていました。
エラーがらみで失った３点のみで、こちらはあと１本で出ずに０点。
４回、主将が外野を大きく破って力士の様な巨体をゆすって３塁
に到達しました。１アウト３塁、この大事な場面でベンチは
ター君をピンチランナーに起用しました。
このときも本当に嬉しかったです。
「下手だけど、練習からずっと頑張ってるから使ってる」
とばかり思っていたのですが、橋川コーチはター君を戦力として
考えてくれているのだと判りました。
このときは、本当に感動しました。
上の写真は、「絶対塁に出ろ！」とベンチから橋川コーチの大声に
大きく頷いた後、相手投手に向かって吼えた時のものです。
今までのター君には見られなかった気合です。
結果は空振りの三振でしたが、２球ファウルで粘って、必死に
ボールに食らい付いていました。
試合は、最終回、１点を上げて２点差とし、尚もランナー２・３塁と
同点のチャンスをつくるところまでいきましたが、後続が倒れて
試合終了。３対１での敗戦でした。
しかし、橋川コーチの気合が乗り移った選手達は実力以上の
ものを出した好ゲームでした。
この日の夜は、美味しいお酒が飲めました。
〔つづく〕
・少年コーチさん
・かにさん
・新米Ｃ監督さん
・ｄａｍｅｔｏｒａさん
・背番２７さん
・ボンズママさん
・通りすがりさん
・ｙｕｄａ２１６さん
・えと♪さん
・ぶっ叩け～！さん
遠征前の私達親子を激励下さり、大変感謝しております。
ありがとうございます。