昨年の日記を読み返してみた。


ちょうどこの時期は、今年同様に合同チーム(4年生チーム)の

練習をしていた。

昨年は、こちらが地方の選手を受け入れる番だった。


地方の選手は毎日練習しているらしく、皆素晴らしい選手だった。

野球に取り組む姿勢、特に「目」が全く違うという印象。

遠征してきているという緊張感からかも知れないが、その場の

雰囲気だけで、あの様な真剣な目はできないと思った。


うちに泊まった子達は、すごくいい子だった。


父兄の方も言っていたが、その地区は野球中心にまわっていて、

親子での旅行は、家族旅行ではなく、チームの大会について

まわっているとのことだった。

2年前には水戸の全国大会にも出場し、その他の大きな大会にも

出場している。家族で行ったら遠征費も大変です。


泊まった6年生は



「うちは金で苦労しているので、今回の遠征も大変だった」



と言っていた。

決して裕福な地区ではなく、皆この遠征を楽しみにしていて、万章繰り合

わせて来ていることが判った。

また、レギュラーであっても家庭の事情で遠征に参加できない子のこと

も話してくれた。


子供達もそれを十分知っていて、それだからこそ、「目の色」が違っていた

のだろうと思った。


大会が終わった後、地域の名産のお土産と、「遠征記念」と記されている

タオルを貰った。

このタオルを皆でつくるのにも、苦労があったのだろうと思った。


私はそのタオルの封を切ることが出来なくて、今でも保存してある。



少年野球をやっている子達の環境は様々です。

皆色々な事情があり、その中で出来る限りの努力をして頑張っています。



それでもみんな野球をずっと続けているのは、

                     野球が楽しいからだと思います。



全国の野球少年、指導者、父兄、関係者にエールを贈りたいと思います。