危惧したいたとおり、ター君の集中力は持続しませんでした。


昨日、仕事の合間をぬって、合同練習を見学していました。

練習を手伝わないで、観客席から偉そうに見ることはできない

ので、外野の林の影から練習を見ていました。


当然、目はター君の様子を追ってしまいます。

やはりター君は外野組みになっていて、アメリカンノックを受けて

いました。


相変わらず目測は悪く、球際の集中力もありません。

その後、通常の外野~内野の中継プレイでしたが、置きに行く

様なやまなりボールしか投げませんでした。


私が決定的なショックを受けたのは、フリーバッティングの時。

ター君はライトに入り、もう一人の選手と交代で守備について

いました。


ライトはあまりボールが飛んでこないので、なかなか交代に

なりません。

そのうちに、ター君はホームに背中を向けて、フェンスをいじったり、

飛んできたコンビニ袋をずっと蹴っていたり、砂いじりをし始め

ました。


相方でライトを守っていた選手は、そんなター君を見て、何度か

順番を飛ばして、ずっと守っていました。


この日は、特別参加で低学年の子も混じっていたのですが、

ター君の様な所業をしている選手は皆無です。

従って、アホさ加減が嫌でも目だってしまいます。



「やはり駄目だったか」



かなり落ち込むと同時に、うねる様な怒りがこみ上げてきました。

グランドから引きづり出したい衝動にかられました。


バッターボックスに入り、フリーバッティングが始まると、スイングの

フォームが全くダメ!

あれだけ、「素振りをする時は集中して、フォームを確認しながら

やらないと、練習しながら下手になっていくぞ」と言ったのに、

いい加減にやった素振りの産物としか言えないスイング。



やはり、躍起になっているのは私だけで、本人は全くその気に

なんかなっていなかったのだ



と思うと、情けない気持ちになってしまいました。


その夜は仕事で帰宅が深夜になってしまったので、ター君とは

話せませんでしたので、今朝、ラジオ体操から帰った時に

話をしました。



「いい加減な気持ちなら合同チームを辞めてくれ」



地域を代表するチームにやる気の無い選手が居たら、皆が

迷惑する。一生懸命やってくれている指導者に申し訳がない。

ということを話ました。


本人は神妙に聞いていましたが、いつものこと。

どれだけ心の奥底に響いているか疑問です。


最後に、練習で自分が何をやらなければいけないか質問した。


ター君の答えは


・集中力を切らさずに、ずっと大声を出し続ける。

・ノックのボールは諦めないで最後までチャレンジする。

・返球は思い切り。肩のいいところを監督にアピールする。

・フォームを気をつけてスイングする。

・移動の時は全力疾走する。


以上5つの項目でした。


最後は握手をして、その5項目を守ることを信じている旨を

ター君に伝えました。


期待が大きかった分、ショックも大きかったです。

でも、これからの奮起を信じて、見守っていきたいと思っています。