ついに手に入れ、そして読破。
しかも運の良いことに、この講談社学術文庫の氷川清話は、
“正しい”氷川清話だということだ。

つまり、大元の氷川清話は編者の吉本襄という明治頃のジャーナリストの手によって甚だしい改ざんがあるとのことで、海舟が話したタイミングも違えば、名指しで批判している当時の政治家をすり替えたりしているとのこと。

この講談社学術文庫のものは、江藤淳・松浦玲・司馬遼太郎・川崎宏の4氏により、徹底的に吉本の改ざんを正したということで、こちらが正統、本当の氷川清話というわけだ。

なので、安心して読めた。



勝海舟は本当にすごい。
すごすぎて、自分と違いすぎて、
逆にあまり参考にならない箇所も。。
少しでも近づきたいものです。

・常に余裕をもつ
⇒テンパっていては大きな仕事はできない

・知恵・知識は必要ない
⇒それは飾りに過ぎない。大事なのは胆力である

・党を作るな
⇒人はそれぞれの長所、期するところに向かえば良いのさ


などなど。







氷川清話 (講談社学術文庫)/講談社

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