『トイ・ストーリー4』ネタバレの感想 切ないまでの主人と仲間への愛に感動(再掲) | アンパンマン先生の映画講座

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映画の面白さやストーリーの素晴らしさを伝えるため、感想はネタバレで、あらすじは映画を見ながらメモを取って、できるだけ正確に詳しく書いているつもりです。たまに趣味のAKB48のコンサートや握手会なども載せます。どうかご覧ください。

 2022年6月24日に「金曜ロードショー」で『トイ・ストーリー4』が放映され、7月1日には『バズ・ライトイヤー』が劇場公開される。参考のため、2020年5月に掲載した「ネタバレの感想」を再掲載する
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 評価 4/5 ☆☆☆☆★
 『トイ・ストーリー』(1995年)、『トイ・ストーリー2』(1999年)、『トイ・ストーリー3』(2010年)の全作品を見てとても感動したので、本作も「ソラリス」で見た。
 前作から9年も経つが、映画では前作の直後の話であった。ウッディ達の新しい主人のボニーが幼稚園に行くが、心配で幼稚園についていくウッディが献身的でほほえましい。幼稚園でボニーがスプーンとモールと目玉でフォーキーと言うオモチャを作り、命を持つ(無生物と命を持つオモチャの違いは何だろう?主人の愛か?)。しかし、自分をゴミだと思っているフォーキーは常にゴミ箱に入ろうとし、フォーキーがいなくなったらボニーが幼稚園に行かなくなると心配するウッディが、そのたびに止めるのがおかしい。さらに、フォーキーはキャンピングカーの窓から飛び出してしまい、ウッディが探しに行く。何と主人や仲間思いの勇気ある行動かと感心した。
 アンティーク・ショップの商品であるギャビー-・ギャビーはボイス・ボックスが壊れており、新しい主人を得るため、ウッディのボイス・ボックスを狙う。ギャビー-・ギャビーも主人に愛されたい思いではあるが、その行動が怖い。ウッディがギャビー-・ギャビーの心情を理解して、自分のボイス・ボックスをあげるのが、何とも切ない。最後にギャビー-・ギャビーが女の子に拾われてよかった(でも、落ちていた人形を勝手にもらっていいのだろうか?落とし物として警察に届けなくて良いの?)
 ところで、前作でボー・ピープが登場しなかったが、アンディの妹のモリーがボーをいらなくなったので、他の人にあげたことが分かる。ウッディが庭に忘れられたラジコンカーの救出をしている最中に、ボーが持って行かれるのが可哀そうであった。ウッディはボーを引き留めるが、ボーは境遇を受け入れる。ボーとウッディの別れが切ない。それが、約10年ぶりに2人が再会するのが嬉しい。ボーはアンティーク・ショップに展示されているのが嫌で逃げ出し、移動遊園地にいた。ボーは「こんなに広い世界がある」とウッディに外の風景を見せる。ボーは10年間でたくましく成長したようで、一人の主人に愛されるのではなく、たくさんの子どもたちに愛されるという方法もあると感心した。
 ウッディ、ギャビー-・ギャビー、ボー・ピープのそれぞれの行動の根底にあるのが、主人に愛されたい、子ども達に愛されたいという感情である。その気持ちが愛おしく切ない。
 最後は、ボーがウッディ達と一緒にボニーのオモチャになるのかと思ったら、逆にウッディがボーと新しい世界に残ったのが意外だった。ウッディの自立を応援したい気もあるが、ウッディがいなくなってボニーが悲しむのでは。
 もし続編が作られるなら、その後のウッディとボーの新しい世界での生活が描かれるのだろうか。ボニーとバズなどのオモチャ達の話になるのだろうか。今後、ウッディとバズの掛け合いが見られないとしたら悲しい。ウッディとバズが再会し、そしてボーも彼らの仲間になる話を作ってほしいものだ。
 原題は『TOY STORY 4』、「オモチャ物語4」。評価は「4」である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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