アカデミー賞を受賞された山崎貴監督、やっぱりまだ気になって色々調べてしまいました。監督、やはり只者じゃなかったですね。この方東京オリンピックの演出監督の一人だったんですね。残念ながら、オリンピックがコロナで延期になった際に、メンバーを外れていたらしいのですが、とても残念です。

 

こういうことを言うと気分を害される方もいると思いますが、私はリオオリンピックの閉会式で見せた東京オリンピックの紹介のショーと、実際に行われた東京オリンピックの開会式、閉会式のあまりのレベルの違いに???と思っていたので、何だか納得しました。

 

監督は以前から世界レベルの演出監督で、今回の快挙もある意味納得の成果だったのかも。東京オリンピックももし彼が演出をしていたら、ロンドンオリンピックのダニーボイル監督の様に強烈なインパクトを残す演出をすることができていたかもしれません(もちろん予算もきちんと範囲内におさめて)。

 

今回のオスカーでは残念なこともありましたが、監督もおっしゃっていたように、日本にはまだ世界に誇れるIPやクリエイターがいる、という証明もできたと思います。オスカー放映中もFXというストリーミングサービスが、新シリーズ ”将軍” の宣伝をしきりにしていました。この番組はキャストも日本人が多く、日本の時代劇として日本人が観てもあまり違和感がありません。映像やセットのスケールがハリウッド的ですが、昔の空手キッドなどのひどい描き方とは大違いです。ハリウッドで活躍している真田広之が、きちんと描かれてなければ出たくない、といって色々アドバイスもしていたらしいです。彼もハリウッドでここまで発言力があるってすごいですよね。

 

アメリカも色々ありますが、オスカーの受賞後のインタビューの時に、今回の映画のメインスタッフの方の一人が、自分たちがオスカーのステージに登ってコメントをしていた際に緊張のあまり英語でうまくスピーチができなかったのに、会場の大スターのみなさんが温かい目で見守ってくれていたのが印象に残っています、と言っていましたが、それもアメリカ人です。

 

彼らの様な方々が、これからもどんどん活躍されていくと楽しみですね。