朝学校に行って靴箱を開けると、チョコは入ってなかった
いやそりゃ普通に考えれば入ってるわけないんだけどやっぱ思春期の男の子だし少しは期待もしてたから少し鬱な気分になったんだ
小さいため息をはいて、
上履きをとろうと思って気付いた
なんと手紙が入ってるではないか
おいおいマジかマジでかやっと俺にも春がきたかいや落ち着くんだ俺常識で考えてみろよ今の時代にこんな古典的なことする人間なんて絶滅危惧種だ絶対いたずらだこれでももしかしたら本当かもしれないしとりあえず俺はこういう回りくどい甘酸っぱい感じ好きだぜ
そんなことを一瞬考えて手紙をブレザーのポケットに入れて、遅刻ギリギリだったのですぐ教室に向かった
一時間目が終わって休み時間
チャイムと同時にトイレへ直行
そしてハートのシールで封がしてある手紙を開く
「放課後…5時に教室で待ってます」
もういたずらでもいいや!
教室行ってやんよ!
…
あんまり早く行ってがっついてると思われるのも嫌なので5分遅れて教室に入る
「あ…来てくれたんだ…」
「…お、おう」
あれ?釣りじゃないの?
つーかちょっと待って!
え?XX(ダブルエックス)さん?マジで?え?え?ってえええぇぇええ!?
混乱してる俺に向かってXXさんは
「え、えっとね…今日呼び出したのはね、これを渡したかったんだ…」
ちょっとたどたどしくこう言った
キレイにラッピングされたチョコを差し出しながら。
「…受け取ってくれるかな…?」
「え、えっと…い、あ、え…」
やばい混乱してて言葉が上手く出ない!
よし、落ち着け落ち着くんだ
よしよし、そうだ深呼吸して
よしよしよしよーし
なかなか返事のできない俺を見てか、この行為自体に対してか、もしくはその両方か
XXさんの顔はすごく赤くなっていて、手は少し震えてて、今にも泣きそうな顔をしていた
…XXさんも勇気を出してるんだ、俺が頑張らなくてどうするんだよ
そして俺はこう言った…
って夢を見たんだ
ってコピペ
学校ってなんですか?もし仮に学生でも男子高でこれは死亡フラグ
人生の経験値積みすぎて、逆に詰むレベル。