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     season 2

    episode26

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田貫登真斗からの連絡は

じわじわと心を潰した。


自分の今に決着をつけた、

とは思えない時間の経過に

軽く見られている存在、が

頭をかすめ

自分の存在価値が登真斗にとって

とてもたわいの無いもので

軽く、小さな、

おまけのような存在だったのかと

怖くなった。


信じる、ということが

執着になる気がして

考えない、というやり方で

ここまで来た野根澄しそ美。


考えない、で楽になっていた心が

考えない訳にはいかなくなり

心がどんどん

苦しくなっていったのだった。


何で連絡くれたの?を

聞いたらきっと

"あかんかった?"

で終わるのが浮かび

それは聞けなかった。



"おつかれさま!"にただ

"おつかれさま!"だけの一言を

サラッと返すだけで

済むならそれで良かったのに、


翌日登真斗は

"おはよう"の後

"今夜もし会えたら、、"との

言葉を しそ美に送った。


(…どうゆうつもりだろう腹立つ。)

連絡をくれた喜びよりも

連絡を出来る覚悟の違いに

腹が立った。

まだその次元か…と残念だった。


(…離婚、した訳じゃないよね。)

なんてこんなことを

考えたくもない嫌な思考が湧き

この自分にも腹が立って

登真斗がどうであろうと

揺れるなよ!!と

自分で自分を戒めた。


そしてそれから

(…そっか、そゆことか…)と

なんか違ったんだなということに

ポトリと涙が落ちたけど

号泣することは、無かった。


思考の違いや

そううまくトントンと運ぶか!

という冷静さに似た

諦めもあったからだ。


まだまだ出会って4年目の段階で

そう上手く思考がバチっと合って

現実の様々な3次元問題を

消化して、

解決して、

終了して、

人間が変わったようにハイ!

俺らツインレイ!

さあ一緒になりましょう!

統合しましょう!!なんて、

そんなアホな展開あるわけない。


今日ここで、また、

話が進むんだよ、と

ストーリーが

次の章に向かうんだよ、と

しそ美はボヤっと考えた。


エンジェルナンバー2222

そればかりを見る1日を過ごすも

行くか行かないかはまだ

はっきり決められない

しそ美であった。


2024.1.23

道照月子

#ツインレイストーリー#大人の童話

~season 2 episode27につづく~