2019ベイスターズ振り返り ヤジ編 | Anytime BAYSTARS

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昨日の2019ベイスターズ振り返り ポジ編に続いて、ヤジ編。今年のことについて、ケチをつけるのはこれで最後ということで、ちょっと言っておきたいと思う。

 

▼印象に残った負けゲーム

 

まあ、つまり痛かった敗戦ということになるかな。

 

3位: 4/25 阪神戦@ハマスタ 連敗ストップ目前で康晃が3ランを浴びて逆転負け

 

7連敗で迎えた阪神3連戦の3つ目。エース今永を立てて、連敗ストップを託した。プレッシャーもあったのか、初回から大山に2ランを打たれ、重い雰囲気になった。それでも今永は2回以降、無失点で耐え、味方の反撃を待つ。

 

筒香、ソトのソロで追い付き、7回に伊藤光のソロでついに逆転。耐え抜いた今永に勝利投手の権利が発生し、2番手のエスコバーもきっちりと三人で抑えた。全ては康晃に託された。

 

マウンドに上がった康晃は、明らかに緊張感がいつもよりもあった。好調の梅本を警戒し過ぎて歩かせ、さらにはバントの送球ミスでピンチを拡大してしまった。平常心では投げられない状況。加えてキャッチャーの伊藤光をイニングの途中で嶺井に交代する采配もあった。それでも、木浪は三振、鳥谷はレフトフライに打ち取り、何とか2アウトまでこぎ着けた。

 

打者は近本。この日も今永に対して2安打2四球と好調さが際立っていた。外側のボールでもレフト方向へ強い打球を放っていたが、この場面でバッテリーは外側のストレートを選択。初球はファールになったが、2球目はきっちりアジャストしてきた。ちょうどベルト付近の甘い高さに投じられたボールは、レフトスタンドへ弾き返される、逆転3ラン。ベイスターズファン全てが言葉を失った。

 

野球は筋書きのないドラマである。この日のブログは、哲学的な内容になってしまっている。それくらい、信じられないようなタイミングで出たホームランだったし、連敗を止めなければならない試合だった。

 

結果、連敗は10まで伸びた。選手たちの諦めない気持ちで最終的に2位まで上がることができたが、普通に考えると10連敗は致命的だ。この試合を取れなかったことがシーズンの低迷に繋がったということになっても不思議ではない、痛い負けだった。

 

打線の援護が少なかったのは事実だが、ソロではあるものの3本で逆転まで持って行って、守護神まで繋いでおり、ゲーム展開としては最高の形。こういった試合を確実に取って行けるかどうかで、年間を通した時に勝率の差となって出てくる。

 

クローザーだけを責めるのは簡単だが、バタついたベンチワークにも問題はあった。康晃との相性うんぬんを言うのであれば、イニング頭から代えておくべきで、ピンチになってから代えているようでは、自ら無能を晒しているようなもの。5/12にも戸柱をイニング途中で交代させたが、あの試合で個人的にはラミレス監督を途中解任すべきと思った。結果として、球団初のCS開催に導き留任することになるのだが、あの時点でチームは壊れていて修復不能と思っていた。そこもFOR REALで垣間見ることができる。

 

この試合を低迷のターニングポイントにさせなかった選手たちの頑張りは、大いに讃えたい。

 

 

2位: 8/12 ヤクルト戦@神宮 康晃が2発被弾であっと言う間のサヨナラ負け

 

これは、ちょっと個人的なものが入っているが、現地観戦だったこの試合を選んだ。1試合を記載しているが、この3連戦全体が痛い負けだった。

 

8/4に読売と0.5ゲーム差に迫ったが、少し離されて2ゲーム差となっていた。読売が3タテを食らわせたヤクルトとの対戦。離されないためにも、借金が最多の23となった最下位チームからの取りこぼしは許されなかった。

 

この初戦は、東が久々の先発登板。昨年のような投球ではなかったが、何とか我慢して6回途中1点のリードを保ってリリーフに託した。しかし、国吉が同点打を打たれ、久々の勝利はならなかった。その後は両軍のリリーフが踏ん張って9回へ。

 

9回、嶺井、神里のヒットからチャンスを作り、乙坂の打球でファーストが野選。筒香もタイムリーで続き、2点のリードを奪った。2点あれば康晃であれば行けると思ったが、まさかの展開に。

 

先頭のバレンティンにツーシームをセンターへ運ばれると、雄平の打ち取った当たりが内野安打になり、一気に雰囲気が怪しくなる。村上の長打だけ避ければ先が見えてきそうだったが、またもツーシームをセンターバックスクリーンへ運ばれてサヨナラ負け。これにも絶句。

 

1アウトも取れず、ここまで打ち込まれてサヨナラ負けを食らう姿って、初めてなんじゃないかな。ここまで完璧に打たれると、もう仕方ないとしか言いようがない。

 

ただ、この3連戦での3連敗は、優勝争いの上で非常に痛かった。4ゲーム差に開いたということもあるが、首位が3タテを食らわせたチームに、3タテを食らってしまうというのは、それ以上に離された感覚がある。相手が最下位に低迷していたからこそ、なおさら。

 

3位、2位がいずれも、今年2敗しかしていない康晃の敗戦ということになった。

 

クローザーは、少しのミスや不調がそのままチームの負けに繋がるから、非常にキツいポジションだ。年間で一度も失敗しないクローザーはいない。絶対に負けられない試合、勝負どころの試合は、プレッシャーもキツくなるから、失敗に繋がりやすい。ただ、日本を代表するクローザーであれば、その要所は抑えて欲しい。

 

来年、康晃はチーム一の年俸となり、チームの顔となる。メジャー願望も公言し、自らそのレベルをさらに押し上げようとしている。今年、読売の胴上げが決まった試合もそうだし、8/24の読売戦もあと1人というところまで来て、同点を許している。いずれも勝負どころの試合だ。

 

2年連続のセーブ王、3勝2敗30Sで防御率1.95の投手に文句はつけられないが、大手を振ってメジャーに行くのであれば、さらなる高みに到達してほしいと思う。ホントの勝負どころで頼りになる存在でいて欲しい。今はまだ、監督が気を遣って登板させているからこその記録になっている。康晃だからこそ、そこを求めたい。

 

 

1位: 9/10 読売戦@ハマスタ 今永を立てた首位攻防戦で力負け

 

読売のマジック点灯を阻止し、優勝へ望みを繋ぎたい3連戦。初戦はローテをずらしてまで今永を持ってきた。対して、読売は菅野、山口を欠き、もともとクローザーをやっていたクックを初先発のマウンドへ送った。このマッチアップで負けるわけにはいかない、そんな試合だったが、力負けだった。

 

梶谷の2度のファインプレーもあり、今永が読売打線を封じていく。打線は序盤、クックに手こずったが、ロペスのソロで先制し、4回にはヒットと四球でチャンスを得た。この場面で原監督が高木にスイッチ。これが見事にハマって、後続を抑えた。結果、1点しかリードを奪えず、今永への負担が高まった。

 

今永も1球に泣いた。6回2アウト、丸にフルカウントとなって投じた外角のストレートは、際どいコースだったがボールと判定された。続く岡本にチェンジアップが甘くなって、レフトスタンド上段まで運ばれる逆転2ラン。ここまで気合の入った投球で抑えてきただけに、悔やまれる1球となった。今年、素晴らしい成績を残し、貢献度はナンバーワンと言ってもいいのだが、日本を代表するエースになるうえで、こういった舞台で完璧な投球ができるようになってほしい。ここで勝ってこそエース。彼ならできるので期待したい。

 

今永の後、エスコバーを投入したが、牽制悪送球もあって追加点を奪われる。さらに、岡本にこの日2本目のホームランを打たれ、勝負あり。読売のマジック9の点灯を許し、優勝は厳しい状況になった。

 

もちろん、この試合に敗れたことも痛いのだが、ここでの5連敗は致命的だった。その前のナゴヤドームでの中日3連戦。ここでの3タテは今年一番、痛い敗戦となった。それまでずっと日曜に投げていた今永を、読売戦の初戦に持って行くために、ローテをずらした。中日戦を軽視したわけではないと思うが、結果として中日戦で負け、この日も負けてしまっては、ダメージがデカい。

 

代わりの先発が立てられる状況であれば話は別だが、直接対決を前に差を詰めておかなければならないところを広げられてしまっては、どうしようもない。代わりに日曜に先発した齋藤はまずまずの投球をしたのだが、プロ初先発の投手をこの局面で立てなければいけない時点で苦しい。

 

優勝争い自体が約20年ぶり、多くの選手が初めて経験する9月の首位攻防戦だった。CSや日本シリーズとはまた違ったものがあっただろう。9月はハマスタで5試合の読売戦があったのだが、結局、1試合しか勝てなかった。こうした舞台で、この試合に象徴するような力負けをしてしまったことは、素直に認めざるを得ない。こういった経験をどう生かしていくか。この日負けた悔しさを無駄にしないでほしい。

 

 

▼優勝に足りないもの

<投手>

ポジ編で書いたことと逆になるが、先発投手が最後まで揃わなかった。これが最大の要因だろう。ベイスターズは打線のチームとよく言われるが、2018年も得点がリーグ最低だったように、見た目の迫力よりも得点が取れないチームであり、優勝するには投手がかなり好結果を出さなければ、難しかった。

 

今永は勝負所の9月に失速してしまったことだけが悔やまれるが、そこは本人も認識しているだろうから、来季に期待したい。それ以外の先発投手は、とにかく年間を通して活躍できるコンディションを整えること。ルーキーイヤーに規定投球回に到達した東は、来年ケガを払拭できれば活躍を計算できるが、濵口は規定投球回に到達できていない。2桁勝つポテンシャルはあるが、ケガでしょっちゅう離脱しているようでは計算が立たない。回避できないものもあるが、年間を通して活躍することを意識してほしい。

 

平良もかなり成長は見られるものの、2か月程度しか続かない。来年でプロ入り7年目、投げるボールの強化だけでなく、年間を通して精度の高いボールを投げられるように考えて欲しい。

 

9月になって、日程が飛び飛びになってきたところで有力な先発4人くらいで回したいところだが、病み上がりが多すぎて無理させられないし、不調に陥っていたりして、うまく回せなかった。中継ぎは連投に次ぐ連投で酷使するラミレス監督だが、先発に関しては必要以上に慎重に使ってきた。それでも、この状況に陥る。その原因がトレーニングにあるのか、すぐ交代してしまうことが彼らの成長を止めているのか、しっかりと分析し、対策してほしい。

 

リリーフはボロボロになりながら、何とか耐えたという感じ。それでもCSでは、シーズン中どうやって勝ってきたのかと思うくらい、リリーフが頼りにならなかった。完全にレギュラーシーズンで使い潰してしまっていた。今年に関しては、三上の長期離脱、砂田の不振に加えて、パットンまで自らの行為で骨折するなど、想定以上に枚数が不足した。国吉、武藤が非常に頑張ったが、苦しかった。

 

リリーフに関しては、枚数をもう少し補っていくべきだろう。今の状態だと石田なしには成り立たないと思う。先発として期待がかかる高卒の投手からも適性を見極めて、ローテ入りできないようであれば、リリーフ転向を検討すべきだろう。飯塚を試したが、2軍でもそれほどきっちりできていないのに見切り発車だった。三嶋のようにリリーフで輝く投手もいるはずなので、来年のキャンプ、オープン戦では試していくべきだと思う。

 

<野手>

宮崎の不振で4月に躓き、勝負どころの8月に離脱してしまったのは痛かった。ここ数年、非常に安定した成績を残していたので、あそこまで打てない状況に陥るとは予想しなかった。ベンチもそう思っていたのだろうが、あの状態で使い続けたことが正解なのか疑問だ。

 

当然、宮崎クラスであれば、いつか復調してくるのは当然だし、信じて待ち続けたからその後の躍進があったとも言える。ただ、使い続けるのが正解なのか。人間なので、思った通りにできないこともある。そうした時にベンチから見たりすることで気づくものもある。不調の波を小さくするのは選手も努力するところだが、ベンチがうまく使ってやることも必要なのではないか。そうしたベンチワークも5年目の集大成として力を発揮してほしい。

 

筒香がキャプテンとして、チームの勝利のために、やれることを全てやっていることは、FOR REALでもよく分かる。ただ、プレイヤーとしてファンの期待に応えられたのかというと、少し疑問が残る。ケガもあったし、マークが集中することもあっただろうが、.272 29本 79打点は少し寂しい数字だ。特に打点。

 

オールスター明け、2番筒香が非常にハマって快進撃の原動力にもなった。2番でハマるのであれば、それもいいのかも知れない。ただ、その理由の一つにチャンスで打てていなかったということがあるのを忘れてはならない。来季、レイズでどんなプレーを見せてくれるか楽しみだが、打点にはもっと拘ってもらいたい。

 

ロペスは、多少不振に陥ると衰えなのかなと不安になる。今年に関しては、バッティングの巧さがあまり見られなかったのは気がかりだ。ただ、ラミレス監督や中村紀洋もそうだったように、パワーヒッターが衰えるとホームランが出なくなり、経験でヒットを打つ巧さが出てくる。今年ソトとともに、球団で初めて30発の外国人コンビとなったし、まだパワーは衰えを感じない。もともとアベレージはそんなに高いわけではないフリースインガーだが、彼くらいの経験があれば、.275はマークしてほしい。来季はオースティンとの争いにもなるが、限界はまだ見せて欲しくない。

 

ソトも含めたいわゆるBIG4でホームランを中心とした得点を挙げるというのが、今年のベイスターズの得点スタイルだった。一方で、盗塁はリーグ最低。得点圏打率はリーグでも高い方だが、2塁走者がワンヒットで還れないシーンが非常に多かった。走力ということではリーグで断トツの最下位だろう。

 

筒香の移籍を機にどういった攻撃を考えるのか。BIG3となっても同じ野球をしてしまっては、得点力は下がるだけだ。それを補う攻撃の作戦が求められる。神里がやっと規定打席に到達したほかは、まだ年間を通して計算できる選手は少ない。誰かが飛びぬけて飛躍するのを待つ、偶然に頼った攻撃で来季を迎えるのか。

 

<首脳陣>

基本的に今年と同じメンバーが留任する。三浦コーチはファーム監督になるが、木塚コーチが残るため、大きくは変わらないだろう。それだけに、ベンチワークで勝った試合もあれば、意味不明で敗れた試合もあるので、どのような成長、対策を見せてくれるか。

 

言うまでもなく、打順の組み方、好不調による選手の使い分け、リリーフの使い方など、首脳陣のベンチワークが勝敗に影響する部分は非常に大きい。

 

もう年の瀬なので今年のことを最後に言うとすれば、優勝争いに加わり、2位に入ったことは評価できる。しかし、2位で終わったことが妥当なのか?そして、2位になったと言っても、CSファイナルステージに立っていないのでは意味がない。もちろん、彼らも満足はしていないと思うが、今年以上のパフォーマンスができなければ、Aクラスにも残れないだろう。

 

CS1stステージ初戦で見せた酷い采配の連続は、しっかりと反省して来季に入ってほしい。まあ、もう5年目だからそこが直せるくらいなら、もう直っているだろうけどね。来季もバリオス投入みたいなことをしでかすんだろうけど。

 

続投の経緯からしても、もう来季は優勝以外にないことは明白。退路を断って、そこだけを獲りに行って欲しい。シーズン終盤に帳尻を合わせて3位に滑り込むような野球はいらない。

 

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