今日も本の紹介です。
最近、『美味しそうな本』やエッセイより自己啓発本や実用的な本が気になります。
コロナが長引いて不安が増大しているのでしょうか・・・
私にドンピシャなタイトルだったので思わず借りてしまいました。
一時、『老後に必要なのは2000万円』と騒がれましたよね。
でも老後の年数って寿命次第ですから、人それぞれじゃないですか。
果たして私の老後はいくら必要なの
そんな不安を少しでも解決できればいいなと思って読みました。
まず、この本を読んで『現時点での自分の年金受給額』を初めて知りました
毎年『ねんきん定期便』が届きますが読み方が分からなかったんです。
そして年金だけではとても生活できないこともハッキリしました
この本では、その不足分を補うために退職金と貯蓄が必要だと説いています。
『75歳で老人ホームに入居して、100歳まで生きる』と仮定して、
75歳までに年金+退職金では足りない金額を貯蓄するのです。
本には少しの『やっておくこと』とたくさんの『やってはいけないこと』が書かれています。
私が知らなかったこと、役に立った情報はこんなことでした。
〇やみくもに貯蓄するより、毎月の収支が黒字になる生活にするのが大事
〇50代になった時点で60歳以降の生活をイメージして、徐々に生活をダウンサイジングしておく
〇月々の支出は収入の範囲内に必ず納めるようにする(家計簿をつけてチェックしてみるのがオススメ)
〇60歳での繰り上げ需給は『絶対に』してはいけない(30%減額される)
〇できることなら70歳からの繰り下げ受給にする(最大42%割り増しされる)
〇窓口でおススメ商品を聞いていはいけない(ノルマ消化のカモになる)
〇退職金を運用してはいけない(ハイリスクハイリターン商品でゼロになる可能性がある)
〇相続税には基礎控除額がある(親の財産が少なければ相続税対策は不要)
既にやっていることもありました。
〇1つの銀行にお金を集中させてはいけない
〇銀行なら『どこでも同じ』と思ってはいけない
→私のメインバンクは新生銀行です。
一定の貯蓄額があればセブン銀行でいつでも引き出し手数料無料です。
メガバンクは利用していません。
そのほかに複数口座を持っていますが、すべてネット系銀行や証券会社です。
どれも支店がない代わりに利率の高い面白い商品を扱っています。
〇『親の財産を知らない』で済ませてはいけない
→知人から「母が認知症になりかけているので信託手続きをしている」と聞いたのがきっかけでした。
ウチの両親も80代後半に突入して同じようなリスクがあると思い、思い切って父に信託の話をしてみました。
父はかなり驚いたようですが、自分たちの今後について考えるきっかけにしてくれたようです。
話し合いの結果、取りあえず信託はせず、代わりに両親の口座、暗証番号、金額などを一覧にしてくれました。
そして年に一度、見直す機会を設けることにしました。
親でもお金の話はしづらいものですが、思い切って話してよかったと思います。
自分のための記録にと思って書いたら長くなってしまいました
世の中お金ではないと言いますが、やっぱり自分の老後のお金は大事です。
サラリと読める割に、大切な情報が詰まっている本でした。
ご興味ある方はぜひ読んでみてください。
といいつつ、私も自分の老後に必要な貯蓄額を計算しなくては
まずは現在の生活費の収支確認からです。
では、今日も素敵な一日を過ごしましょう