◆2015年5月21日(木)
15日目
 
 
 
当初は種子島へも行く予定だった。
 
 
しかし、種子島は平坦な島で、
世界遺産屋久島ほどの
魅力は無く、ロケットの打上げを
見られるなら行ったと思う。
 
この打上げを見た方の話では、
感動で涙が溢れると言っていた。
 
先日会った福岡から来ている方の
話では、屋久島のある山頂で
弁当を食べていたら、いきなりの
轟音でびっくりしたという。
 
下山してからロケットの打上げ
だったことが分かったと言っていた。
 
そう、打上げ時の推進音がなんと、
屋久島まで届くのだ。
 
今日は13時30分宮之浦港発の
フェリーに乗船し、17時40分に
無事、鹿児島港に着いた。
 
夕食は繁華街である天文館通りで
鹿児島黒豚のとんかつを食べようと
名店らしきところを見つけるが、
あいにく定休日だった。 
 
仕方なく、少し先のとんかつ屋さんへ。
このお店は2階にあり、ドアを開けると
レジでおばあが、うたた寝している。
どうも老夫婦経営のお店のようで、
午後7時前なのにお客さんがゼロ!
しまったと思ったが、時すでに遅し。
 
お決まりの黒豚とんかつ定食を
食べたが、どこにでもある普通の
定食だった。
 
黒豚は本来、独特の脂の甘さが
有るのだが、これには無かった。
 
私は時々、本場鹿児島から黒豚を
ネット購入している。
特にシャブシャブ用の肉は絶品だ。
 
今肉屋ショッピングサイト
 
明日、桜島を一周するために鹿児島港
から桜島港までフェリーに乗った。
料金は1,600円で、24時間営業。
所用時間は僅か15分。
これを陸路で行くと60~70キロはある。
 
驚いたのは料金所の係員、車を見た
だけで、全長を把握している。
全長把握=料金算定なので、ゲート
通過がスムーズに進む。
 
桜島フェリー
 
今夜は桜島港近くの道の駅
「桜島」で車中泊した。
車中泊車両は私、1台だけ。
 
道の駅「桜島」
 
◆2015年5月22日(金)16日目
 
起床すると車にうっすら火山灰が
積もっていた。
さあ、桜島一周スタート。
 
 
標高1117メートルの活火山。
 
 
 
 
 
 
 
 
水が流れていない川がある。
実は火砕流を誘導させる
ための人工河川。
 
 
 
 
ここは有名。1914年の噴火で
鳥居が火山灰で埋まっている。
鳥居から少し南側へ行く
と桜島へ続く道がある。
道と言っても、車1台がやっと
通れる幅しかなく、これを
進んで行った。
すると、閉まった鉄製ゲートに
突き当たり、これ以上、危険の
看板が設置してあった。
むろん、ゲートがあるので、これ
以上、進行は出来ないが、ここ
から見る桜島は恐怖を感じる。
ゴーッという噴火音と時折、
爆発音がはっきり聞こえる。
多分、車で一番近づけるのが、
このポイントだと思う。
 
 
写真はこの2枚だ。
 
 
 
 
 
 
尚、桜島では有村溶岩展望所
からの視界が良く開け、一望
できるのでおススメ。
 
桜島一周を終え、再度、桜島
フェリーに乗り、鹿児島市内へ
戻った。
さらに国道3号線で阿久根市へ
まで行き、そこから3ケタ国道
で長島町へ。
 
途中、この長島町のうどん屋さん
へ入いった。
 
すると、そこのおばさんが
「大阪から来たんですか?」と、
「えっ、なぜ分かるんですか?」と
私、おばさん、「私、生まれはこの
近くなの、親の介護があり、
数年前に大阪から戻ってきたの」
とのこと。
 
私がオーダー時に発した短い
言葉なのに、イントネーションで
分かったとのことで、これを機に
食事中、話が弾んだ。
 
この長島町蔵之元港から
三和フェリーで天草牛深へ渡った。
料金は2,780円で、所用時間は
30分だった。
牛深についたのが夕刻になって
おり、そこから今日の車中泊先
道の駅「有明」に着いたのが、
20時ぐらいだった。
この駅、10台ぐらいの車中泊
車両がすでに止まっていた。
 
道の駅「有明」
 
 
◆2015年5月23日(土)
17日目
 道の駅「有明」での起床。
近くの車中泊の夫婦連れと会話
していると、他の車中泊の方も
加わり、気が付いたら5~6人での
談笑になっていた。
これが、実に楽しい。
 
ここから島鉄フェリー乗場へ。
天草市鬼池~南島原市口之津
まで2,820円、所用時間は30分だ。
渡るとそこは、長崎県になる。
ここで、「軍艦島」のことを思い出した。
早速、ネット検索し、ツアーの予約
状況を確認すると本日、明日とも
空席無し。
月曜でも、空席僅か。
本来ネットでの申込みのようだが、
予約入力している間に埋まって
しまうので、ダイレクトに電話して
みた。
これが、正解で予約が取れた。
 
このころの軍艦島は、候補に
なってはなっていたが、まだ、
世界遺産では無かったが、凄い
人気だ。
 
ただ、この軍艦島の為に長崎で
3日間の滞在が必要となった。
 
長崎市周辺は道の駅が無く、
市内のビジネスホテルも本日は
満席、ただ、明日のホテルは
何とか予約できた。
 
長崎までの道中、道の駅
「みずなし本陣」へ立ち寄り、
1990年に発生した雲仙普賢岳
災害の現実を見てきた。
 
 
 
不気味な普賢岳
 
 
 
 
 
 
 
このように保存されている。
 
 
道の駅「みずなし本陣」の詳細はこちら
 
というわけで、今夜は長崎ベイ
エリアの有料駐車場で車中泊した。
駐車料金2,400円だった。