ゆのじ
ゆのじがアニメファンのイベントで東京に来ると言っていた、bypの結婚披露パーティーで。
ンで、六本木の焼き鳥屋へ行きたいというので、そんなら近所だから俺も顔を出すよ、と会う約束をした。
9時半くらいになるという連絡。
俺はドンキで時間をつぶした。しかし、店内で消火器が倒れたとかで、えらいことになってしまって、咳き込みながら退却。マクドナルドに入った。
喫煙可能の3階にいく。ガラガラだったけど、背もたれのある席は混んでいた。俺はとなりに女の子のいるボックス席になった。
ネカフェ難民のような女の子。多分10代。ホットパンツを穿いている。
苦々しいふりをしながら少女の足をにらみつける。
そのとき、携帯にメールが届いた。
イベント、12時過ぎまでやってるから、今日やめようか、それとも待っててくれるか? と。
時計は11時。ここまで待ったら、しょうがねえだろよと、待つことに。
12時40分にゆのじが六本木に来た。
ゆのじのアニメやらジャパンアクションなんたらやらのオタク話しに耐えつつ、朝の5時まで一緒に飲んで、それからうどん食って、分かれた。
非常に消耗した。
でもなんか、10年前を思い返し、マッタク、かわらねえなこいつは、と思った。
その日は開店時間にさすがに合わなくて、焼き鳥屋には行かなかった。次んときにはまた声かけてねと言ってみたが、相手はアノゆのじだ。どうなるかわからん。
翌日、俺は普通に会社に行った。仕事はそつなくこなした。