天下の周りもの
このところ、仕事をまともにやっています。
ブログの更新ができてませんが、まあそれもよしってことで!
で昨日、うちの会社(CM)のプロデューサーを、とあるデザイン事務所へ紹介しました。
まだ世に出ていない、斬新なデザインの作風を前に、喧々諤々。いろんな可能性を感じるひとときでした。
その中で、デザイナーさんの6年前の作品を見ました。
宮崎県へのキャラクター提案。
当時はまだ宮崎はどげんもこげんもない経済状況で、通らなかったらしいです。
今ならなんとか使ってもらえるんじゃないか、なんて話にもなって、そのまんま東氏とのルートがあったかなあって首かしげていたP(=producer)。
俺がPに、このデザイナーを世に出す最初の人間にならなくていいのかと訊いたところ、「それは違います。いろいろな動きがリンクして、一気にブレイクするものなんですよ」って言われてしまった。
考えてみればそりゃそうだよな。
Pといえど、やはり実績がないデザイナーを押すのは難しいわけだ。ちょっと露骨な話だけどさ。
それに、本当にそのデザイナーのためを思うなら、そのデザイナーの作品を世に出したいと思うなら、自分が自分が、じゃ難しいんだなってね。
ナントカは天下のまわりものと言いますが、才能ある人も同じ、天下の周りものなんですね。
キープするんじゃない。どんどんまわしていくこと。
勉強になりました。