GoPro8 水没死編

↑からの続きです。

GoPro8 復活⁉︎への道。

…さて、しかしながら諦め切れない私。

このままバッテリーと共にGoPro8を破棄するのは自分自身でもめちゃくちゃ納得がいかない。


丸2日間ビンの中で水没させていたGoPro8


水の溜まったビンから取り出し、とりあえずなんとかバッテリーだけでも外そうと悪戦苦闘

バッテリー自体をペンチや千枚通し等で千切ながらなんとか取り出そうと、こちらももう意地になりまくりw


アレコレ考えながらもバッテリーの中身をほじくり出し、立ちこめるスースーする変な臭いを換気しながらバッテリーの中身約1/3程度を除去した頃。

バッテリーのサイドパッケージ(なかなか丈夫そう)がペンチで掴める位に捲れて来たので一か八か引っ張ってみる事に。


…だが、案の定 全然抜けない…


しかしながらこちらももう意地になってるモンだから、半ばヤケクソ気味にペンチで掴んだパッケージが千切れてもいいや!また中身ほじくってやるし!と思いっきり力を入れた瞬間、ペンチを掴んだ右手が反動で吹っ飛ぶ勢いでバッテリーも一緒に抜けて来た。

『やった…やったぞ…』

何だか分からん達成感w


こりゃとてもじゃないがテープ如きで引っ張って抜ける代物では無かったな…と思い知らされた。


何はともあれ、ようやくGoPro8からバッテリーを外す事に成功。


そして更に諦めが付かない私はどうせダメ元、例え1%でも復活の可能性があるなら試す価値はあるぜ!…と。


とりあえず内部を乾燥させる為、バッテリーの蓋は勿論、レンズ保護ガラス、背面モニター保護ガラス、GoPro脚(特殊ネジの為外すには要特殊工具)など、外せるものは全部外しました。


そして冬という事もあり家族が起きてる間は居間でFF暖房機が稼働しているのでこれは利用しない手は無いという事に。


ただ至近距離で直に熱風に当てると逆にGoProに悪影響っぽいので、温風が自然上昇して来る位置にぶら下げる事に。

この日から連続3日間ぶら下げ続けました。


そして3日後。

ドキドキしながら電源を入れてみる事に。


『ピッピピピ』


うおっ!電源入ったぁぁぁ〜‼️


背面液晶タッチパネルに日付け設定画面が映し出された。


よ〜し!いいぞ…いける!


と思ったのも束の間、

日付け合わせようとタッチパネルに触れた途端、液晶画面が真っ暗に…えっ?なんで?


あ…ヤバい…


これはもしかして内部に水分が残っていてショートしたかも?

本当のトドメ刺してしまったか?

うわぁやっちまった…

電源入れるの早まったか…?


最悪の事態を想定しながらも速やかに電源を落とし、またFFストーブ付近の定位置へぶら下げる事に。

そこから更に2日程ぶら下げました。


2日後。

半ば諦め半分で電源を入れてみると…

またも奇跡的に起動‼️


背面液晶もよく見ると角度的にマダラ模様が浮かび上がるものの、使用には問題無さそう。

なんとかタッチパネルも反応する。

Wi-FiもBluetoothも大丈夫そう。

恐る恐るGoProアプリと接続を試みる…


うぉ!

GoProアプリでも操作出来た!

よっしゃ〜!


…だがここでまたしても問題が。


カメラレンズのカバーガラスの内側に曇りが発生している…


そりゃそうよ。

流石に丸2日も水に浸けてりゃ如何に密閉されてるレンズ周りでも微量な水が浸透するわな…


ドライヤーでガラスの表面から乾かしても一時的に消えるだけで時間が経ったり、別の部屋に持ち込むと温度差で曇り出す始末…

こりゃ撮影に支障が出る致命的な症状。


ネット上で調べてみると、どうやらGoPro8は密閉性の高い粘着テープでカバーガラスが貼られているという事が判明。


これはもうドライヤーで粘着テープを温めつつ、力技でカバーガラスを外すしか無いと覚悟を決める。


ただし、カバーガラスとGoPro本体の隙間がギリギリカッターナイフの刃先が入り込むぐらいしかない為、その強力な粘着力を剥ぎ取るのは中々難しそう。

早速ドライヤーで温めてながらカッターで試してみるものの、力を入れて煽ってみても刃が折れそうで怖すぎる。


何か代わりになるモノがないかと工具箱を漁ると精密ドライバーのマイナスが良い感じっぽい。

ただそれでもカッターの刃先よりは厚みがあるので、隙間に差し込んだ時やガラスを煽る際にGoPro本体に傷が付くのは避けられない。

だがここまで来て引き下がる訳には行かない!一度は破棄も考えたんだからダメ元ダメ元‼️

傷が付くのを覚悟で少しずつ煽ってみると、メリメリとカバーガラスが剥がれて来た!

ただし、シールは全ては剥がさずに四角の一辺だけ残したままガラスと本体の間に棒を挟んでガラスが浮き上がった状態を保ちつつドライヤーでレンズ周りを乾燥。

布等でガラスやレンズを直接拭き取る行為は汚れや埃等で後々面倒な事が増えそうなのでやめました。

…で、十分に乾かして元に戻して密閉したのですが何故かまだ薄っすらと曇りはじめた…


こりゃ湿度が高めな日だとどうしようも無い現象だな…そして色々考えて閃いた。

FFストーブの乾燥しまくりの熱風の前でカバーガラスを密閉すれば良いんじゃないの?と。

これが大成功‼️

曇りは一切無くなりました。

温度差があってももう大丈夫。

ここまでやってようやくGoPro8復活⁉︎

しかしながら水没させている事は紛れもない事実なので、今後いつどのタイミングで使えなくなるのかは運次第です…😅


長文にお付き合い頂き有難うございました。

誤ってGoProを水没させてしまった方のご参考になれば幸いです。


ただし私の場合、『水没時には電源を切っていた』状態なので、電源が入ったまま水没させてしまった場合の参考にはならないかも知れませんが、どうせ破棄するならダメ元でやるだけやってみる事をオススメします。