保育園と訪問介護と二足のわらじを履いている。
全く違う仕事のようだけれど、人と関わる大切な仕事で、どちらも楽しい。

訪問介護なので、お宅にお邪魔する。
と、その方の人生が見えてくるような気がする。80代の認知症の方が多い。
自分達も通って行く道だと思うが、人生の最後に何が待ち構えているのかと悲しい気持ちにもなる。
家で生活出来る人は幸せなのだと思う。
家で生活出来なくなったら、老人ホームや病院ということになるのだから。

昨日、仕事を終えて帰るとき、ミスターチルドレンの歌が頭に心に浮かんできた。



「人生をフルコースで深く味わうための

いくつものスパイスが誰もに用意されていて

時には苦かったり渋く思うこともあるだろう

そして最後のデザートを笑って食べる君のそばに

ぼくはいたい」
「HERO」



人生の 「最後のデザート」 は
苦しかったり、痛かったり、辛かったりする事の方が多いんじゃないか‥?
介護の仕事をしていると、そう思う事が多い。

「最後のデザートを笑って食べる」
そう、自分はそんな人生でありたいと思う。
でも、どんなデザートが出てくるのか誰も分からないだろう。
我が夫は甘いデザートは好きじゃないけれど、やはり彼がデザートを笑って食べる顔を見ていたいとも思う。