毒か薬。

日記と、本の感想について。

それ以外にもちょこちょこと。ホラーやギャグマンガの紹介もしていきたいです。


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清深の両親がトラックに轢かれて死んだ。その後の話し合いのために、女優を目指して東京に行っていた姉の澄伽が帰ってきた。 澄伽は過去に清深がしたことで清深を恨んでいる。物事すべてが上手くいかないのは清深が過去にしたせいだと思っている。清深も姉に対してを悪いと思っているので、苛烈なまでの清深に対する仕打ちを甘んじて受け入れている。 義兄は澄伽との関係が元で現実に生活をするのが困難だ。絡まってもつれた家族の行き着く先はどこか。自己愛のかたまりである澄伽は現実を見ることができるのか。

本谷有希子の同名小説を映画化。



本谷有希子さんの小説は原作ではありませんが、1冊だけ読んだことがあります(そのうちアップ予定)。そのとき正直話は私の好みではありませんでしたが、登場人物と文章は好みだと感じました。そんなわけでこの映画も気になっていたのです。


うん、結構おもしろかったです。好きだ。

これより下はネタバレを多く含むので要注意。


まず人物関係を説明します。

澄伽は女優志望だけど、売れてないくせに態度だけは大物、借金持ち、家から仕送りしてもらってるくせに「女優の仕事がうまくいかないのは仕送りが少ないせい」と逆ギレ。清深にも「あんたが昔あたしにしたことで、女優の仕事がうまくいかないんだから」といつまで経ってもネチネチ。とにかく嫌なことがあったら何もかもが周りのせい。

端的に言えば、自己中心的でわがままです。


それに対する清深は女優志望で派手な外見の姉と違って、地味でおとなしく主張というものをあまりしません。


澄伽は昔からわがままで、目的のためなら手段を選びません。女優になるために上京すると言って親に反対されたときも包丁を振り回して義理の兄にケガをさせるし、上京資金のために同級生相手に売春するなどすさまじいです。そして義理の兄とも関係を持ってしまいます。このことによって義兄は澄伽にあまり強く出られなくなってしまいました。それにつけこむ澄伽。


彼は親同士の再婚で父親の連れ子、澄伽と清深は母親の連れ子です。

清深はそんな澄伽をモデルにしてマンガを描きました。ここが傑作なのは、女優になるために男を次々殺していくホラーマンガ。すごいセンス。いいギャグだなあ。


ホラーマンガ雑誌に載り、地元でそれが有名になってしまって、澄伽は白い目で見られて清深を恨みます。親からも怒られ、もう二度とマンガは描かないと約束します。



その後澄伽は上京。映画は両親が死んで、澄伽が一時戻ってきたところから。



とにかくドロドロしていて澄伽の性格の悪さと清深のしたたかさ、巻き添え食らったかわいそうな義兄とその妻のマチコさん。この四人が中心となっています。


澄伽はすごい。清深の入浴中の写真を撮って雑誌に投稿して賞金を稼ごうと目論んで人としてどうかと思う行動をとる。しかし清深に自分の美点を百個挙げさせて、澄伽を讃える歌を歌わせるっていうところで笑える。しかもメロディーは浦島太郎の歌。こういうギャグセンスは好きだ。マヌケだなあ。


その上をいくのが清深。最後のほうで明らかになるのですが、相当策略家でバカにしてる。高みから眺めてる。すばらしい。対決場面は最高。

でもラストシーンはあんまり好きじゃない。澄伽ってこんなんだっけって疑問に思ってしまう。



マチコ役の永作博美さんがかわいいです!おまぬけで底抜けに明るくて、とにかくめげない。実際にこんな人が身近にいたら嫌だけど、このすさんだ映画の中では彼女は貴重だ。おもしろい。永瀬正敏に襲いかかるところは愉快です。


佐藤江梨子も、最初のほうはちょっと浮いてるかなと思ったのですが、よかったです。清深役の佐津川さんは豹変するところがうまい。これからも楽しみな女優さん。



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