42.集・合・体
FAAAの狂気の宴が→はじまる
帰り際の途中、ボォーオーオーと1台の車が私に近づいてきたのだ。
見覚えのある派手なその車は綾子さんの車だった。
助手席にはあみさんが乗っていた。
私は、綾子さんの車に乗り今日の三田のモテモテ話をしたら、あみさんが人情亭に行こうと言い出した。
もちろんこれに異存はなく、私と綾子さんも賛成と手を上げこのまま綾子さんの車で女3人AAAトリプルA(エー)で人情亭に向かったのだ。
途中綾子さんの車は怒りにふるえマフラーから聞こえる音が今のみんなの心情を表しているのだと思った。
ボォーガアァーガァーと。
私は無事に人情亭に着くのだろうかと心の中で祈ったのだ。
アーーーメン。
しばらく走ると無事にお店に着いたのだ。
ボォーオーン。キィーイイ。ボーン。
カチャ。バタン。カチャ。バタン。
着くなりあみさんは足早にお店の入口へと向かった。
続いて私も綾子さんと一緒にお店へと向かったのだ。
席につくなりあみさんは大将に今日はお金に糸目をつけない時価の高級なお料理を持ってきてと言うなり、あみさんと綾子さんは人情亭の高級なお箸をバキィと折ったのだった。
それほど三田にイライラしているんだと思った。
私もちなみにイライラしていたのだ。
でもさすがにお箸を折ることはできなかった。
(て言うか折りたいのに折れなかったのが正解。チィーン)
そして、大将が今日の最高級の食材での料理を持って来てくれたのだ。
そこにはステーキに希少な牛の部位の焼物や刺身にオマールや伊勢海老、マグロに鯛やブランド名の豚や鶏の料理。
それに日本の三大珍味のウニ、カラスミ、このわた、そして最後のとどめに世界の三大珍味キャビア、トリュフ、フォアグラ。
もちろんお酒も高級なワインにシャンパン。
目の前のテーブルに並べられた瞬間に、ダブルA達は、(綾子さんとあみさん)むしゃぶりつくようにむしゃむしゃと食べ始めたのだ。
私はこんな美人もむしゃむしゃ食べるんだなと思った。
私もそれを見てむしゃむしゃ食べた。
トリプルAは(綾子さん、あみさん、愛さんって自分はさんいらないでしょ?たしかに)無我夢中でむしゃむしゃ食べたのだ。
そして大将、もっともっとお肉とお酒持ってきてよ、と何か聞き覚えのある声が店の奥から聞こえたと思ったら、なんとそこにはふ美さんが1人でむしゃむしゃと料理とお酒を食べて飲んでいたのだ。
片手には骨のついたお肉。
そしてもう片方の手には高級グラスを持ちお酒を。
今日は酒を飲んでつぶれるいきおいで来たらしく車ではなくタクシーできたとのこと。
その理由は、なんとふ美さんは今日の会議室での様子を副社長室のモニターで見ていたとの事だった。
それから4人で、ふ美さん、綾子さん、あみさん、私(愛)FAAA(ファアア)で高級料理をむしゃむしゃ食べたのだ。
もちろん高級なお酒も。
そしてふ美さんが大将。
今日の4人のお勘定は全部あやつにつけといてね。
大将・お・ね・が・いと、ウィンクをして大将を悩殺したのだ。
それに続き綾子さんとあみさんにも言われ大将はハイと二つ返事をして厨房へと消えていったのだ。
この状況の理由を一切聞かないでというより聞けないが正解かも?
そりゃそうだ。
こんな姿を見たことがない大将は何か三田ちゃんがとんでもないことをやらかしたに違いないとすぐに思ったので聞くのは野暮と思い厨房へと消えていったのだ。
その頃三田といえば打合せが終わり高速道路を飛ばし会社へ向かっていたのだ。
そして急に鼻がムズムズしハクションとくしゃみをした。
誰かうわさしてるなー。
誰だーとポジティブな考えしかないできない三田だ。
だが実は4人の美女が(え!4人の美女?
3人の間違いじゃない?
いいでしょ。私だって。
3人の美女にはない美女だもん。
そうだね。
ならそういうことにしておこう今日は。
今日だけじゃないやい)
そう実は、三田のくしゃみの原因はこの美女4人FAAA(ファアア)の怒りと嫉妬のエネルギーが巻き起こしたことが三田にくしゃみをさせたのであった。
それを知らない三田は幸せなのか幸せではないのか、この時の三田はまだ何も知る由もなかったのだった。
さぁ、これから4人の合体FAAAファアアの狂気の宴が、今まさに、始まろうとしていたのだった。
ハァークション。グズグズ。
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続く...
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