【鳥と赤い実 北欧刺繍くるみボタンブローチ/ヘアゴム】
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10月になりました。すっかり秋ですね。
あっという間に、夜が昼を飛び越えて、気温が下がって、
やがて吐く息が白く空へと還る季節。
そんな気配を日に日に感じながら、温かい紅茶をおともに糸をつむぐ。
新作は、刻一刻と秋を変化させる北の国々の暮らしを思いながら、
シンプルをテーマにデザインした、北欧刺繍のくるみボタンです。
幸せを運ぶと言い伝えられている、つがいの青い鳥。
彼らが、庭に育つ赤い実をついばみにやって来るとき、
地平線のむこうに、新たな希望の灯がともる。
自然豊かな北欧の国々では、鳥モチーフのデザインは多く存在します。
幸福や吉兆、何かよいものを運んでくれる運び手のイメージが強いからでしょうか。
羽や体に細かな民族チックな模様を入れたデザインなどを参考にして、
オリジナルの鳥を描いてみました。
模様だけでなく、シルエットもアレンジしやすいですよね、鳥は…。
長めの尾羽で色々と遊んでみました。
また、北欧では森の中に野生のベリーがあちこち生えていて、
森を訪れる人は誰でも、そのワイルドベリーを採って食べていいそうです。
野生のくだものを、そのままいただくという贅沢。
ベリーは北欧の人たちにとって大事なビタミン源であり、身近な存在。
実は「北欧」刺繍シリーズで一番最初に図案を描いたのがこれでした。
最初はシンプルかつ、北欧を代表するようなモチーフを使おうという思いがあって
ちょっとフォークロア的な、シンメトリーで調和のとれた作品になりました。
難しく考えずに、とりあえず色と形を置く。これがコツです（笑）
夏を意識して描いた「白夜ツバメ」に続き、2作めの北欧シリーズ。
「鳥と赤い実」は季節を選ばずいつでも付けられるので、
バッグにブローチとしてつけたり、あるいはヘアゴムにして
いつでも使っていただけたら嬉しいです。
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