秋深まる山梨の実り、その2です。
*その1~ぶどうの丘~はこちら 。
ぶどうの丘に、小さい秋みつけた。
誰にも見つからないくらい、ひっそりと咲いていた秋の花たち。
肖像。
青々とした山を遥かに見渡して、
身を寄せ合うように睦まじく咲いていた黄色と赤の花。
青空に映えるビビッドカラーが秋には強烈な印象。
元気をもらえる花だと思います。
こちらは定番ですが…
立ち上がる。
こちらもまた青空に負けないくらい鮮やかに咲くコスモス。
空に向かって力強く、まっすぐに伸びていく姿は清々しい。
太陽の落とす影と正反対に、花は飛ぶように伸びていく。
こんな"花"も。
いや、花と言うより星かな?
星のフラクタル。
大小相似形の星たちが散りばめられて、
フラクタルのような模様を作り出す。
見てると不思議な気持ちになります。
秋にはこんな星も咲く。
何気なく通り過ぎるもの、カメラを持っていると気づくもの。
小さいものを見つけるのに才能はいりません。
ほんの少し、自分の心がざわめくままにレンズを向けてみる。
「ぶどうの丘」でロゼワインのお土産を購入して、あとにします。
次は、前々から名前が気になっていた「ほったらかし温泉」へ!
その名の通り、ほったらかされたように大自然のど真ん中にある
天然温泉の露天風呂です。
甲府盆地と富士山、夜には星空と夜景も見渡せる
見晴らしの良い場所。
ぬくい温泉につかると、極楽。
高台から盆地を見渡すと、自分がどこかの城主になったような
悦に浸れます(笑)
温泉はアルカリ性質で、温度は熱めでしたがとにかく心地よかったです。
温泉からあがって、外の休憩所でコーヒー牛乳を飲みながら休憩。
雄大な富士山。
存在感。
その寡黙でどっしりとした姿は
日本のどこにいても見えるかのような錯覚を起こす。
それくらい富士山の存在って大きいですよね。
美しさに備えた品格と威厳。
ちなみに、ほったらかし温泉から見る景色はこんな感じ。
秋の山。
高低差を見はるかす。
あ、この写真自体は、温泉から出たあとに撮ったものです(笑)
秋はススキの穂が光ります。
光。
穂先が白く輝いて、太陽の光が白だということを思い出す。
光を透かす穂の柔らかさを象徴するように、山から風が降りてきます。
道に沿って、山を下るように歩いていくと
「笛吹川フルーツ公園」に出ました。
パレット。
色とりどりの花が迎えてくれました。
お土産屋さんには、フルーツ王国山梨の恵みを使った
モモやブドウのスイーツがたくさん。
山の恩恵です。
公園の入口に大きな大きな銀杏の木が2本立っていて、
そのあまりの色づきの美しさに思わず目を奪われる。
ブロンドの君。
先の先まで鮮やかな黄色に色づいていて
完璧としか言いようのない黄金。
きらきらと、ブロンドの君は、薄く爽やかな香りを残して去っていく。
また来年もきっと会えるでしょう。
山の秋は色と希望と実りに満ちている。
それを、静寂の中に見つけられる。
素晴らしい景色です。
また来年も、きっと会えるだろう。