2012.7 静岡・熱海の海 | あおいとあさぎの旅行記 blue × blue journey

あおいとあさぎの旅行記 blue × blue journey

カメラの蒼生≪あおい≫と一緒にまわった、ひとりとひとつの旅のきろく。

真夏の風と自然を感じられるフェス、「ap bank fes '12」で

体力を使いきった次の日は、ゆっくり身体を休めよう…

ということで、温泉に行くことにしました。


静岡は日本で一番温泉が多い都道府県なのですが

その中でも、都心から近くて、箱根とともに人気のある温泉地が

熱海」ではないでしょうか。

日帰り温泉もそこそこあります。


熱海駅に着いてまず感動するのが、高台から望める

見晴らしの良い、いつまでも続いている海。

新幹線の車窓でも、いつも熱海駅前で胸が高鳴ります。


…ただ、熱海駅は高台の上にありますが

温泉街はそこからかなり急な坂道を下らないと…です。

美しい眺望と引き換えに、歩くのは大変な街…(笑)


車道の脇をてくてく歩いていくと、うねる道の先に

蒼い水平線が。


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見えてきた。









熱海の海岸からは、三浦半島や房総半島、大島なんかも

見通しが良いと望めるそうです。

一番近くに浮かんでいるのは初島ですね。


日帰り温泉+ランチつきプランを目指して、

KKRホテル熱海」さんに向かいます。

中心街から少し外れたところにある、地中海風ホテルらしい。


ホテルに到着して、まずは温泉。

ホテルの最上階に、大浴場と露天風呂が。


特に「星輝の湯」と名付けられた露天風呂の眺めが

素晴らしいです。

一面の蒼。


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青い平野。








この写真は浴室ではなく入口の窓から撮ったものです!(笑)

が、ほぼ同じような、視界に入るのは一面の青いキャンバスです。

海も空も広い。

露天風呂自体はそこまで広くないのですが、そこから覗けるものが

あまりにも雄大すぎて、海のなかに入っているみたいな気分。

腕を広げれば、ひとりじめです。


おかげでかなり長いこと入っていたのですが、

ランチの時間ということで、温泉を出て1階のレストランへ。

ランチでは、和定食か中華かを選べます。

ちょっとメニューに惹かれるものがあって、和定食に。


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海の幸!









さすが静岡、さすが熱海という感じで

海の幸メインの昼食です。

特に…この辺りでは有名は、金目鯛の煮付けが食べたくて…。

あまじょっぱいタレに、柔らかくてまろやかな白身が絡んで

優しくホッとする味。白米にもとても合います。

ごちそうさまでした!


温泉&お食事を楽しんで、心身ともに回復したあとは

もう少し坂道を降りて、海のそばまで出てみます。

一歩下るごとに、海が徐々に近づいてきて、

潮の香りがそっと服の裾を揺らします。

夏の海に来たときの、あの胸躍る感じが段々と強くなってくる。


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何もない。







熱海の海の素敵なところは、広く見渡せるところと、

それでいて「何もない」ところかなと思います。

ただ、青が横たわっているだけです。

でも、もともと海は、表面的には何もない。

何もない、も素敵だなぁと。


徐々に、楽しそうな子供の声が聞こえてくるようになります。

熱海の海水浴場がすぐそば。


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テトラポッド。








海水浴場の端の石堤の上で遊ぶ子供たち。

重ねられたテトラポッドの姿かたち。

穏やかな、夏休みの午後の日射し。

この日は祝日でもあったので、たくさんの人たちが

海と一緒に遊んでいました。

とても賑やかで楽しそうな声。

カラフルなパラソルに、カラフルな水着。

見ていると海に入りたくなりますね~。


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見送り。








沖の方では遊覧船っぽい、青に映える赤と黄色の船が

白波を立てながら出航していきました。

実際にその中に入って包まれて、波音を水の中で聴くもよし、

水面に揺られて、その存在を感じるもよし、

たくさんの違った楽しみ方がありますね、海は。


海水浴場の中心まで来ると、賑わいもピークに!

一方で、こんな人たちもいます。


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見守る背中。







みんなの安全を守る、監視員の方々。

鮮やかな太陽色のTシャツの背中が眩しく、頼もしく。

みんなが楽しく海と遊べるのは、この人たちのおかげ。

お仕事おつかれさまです。


誰もいない静かな浜辺を歩くのも好きですが、

こうした、夏の風物詩を間近に感じられる、賑わいのある場所も

また違った風景を写せて良いですね。


小学生のころ、祖父に毎年、伊豆のあちこちの海へ連れて行って

もらった思い出がよみがえってきます。

水中グラスをつけたら小さな魚が見えたこと。

ヤドカリがたくさん岩場にいて、歩いていくのを飽きもせず観察したこと。

足がつかないところに浮かぶマットから海の中へ恐る恐るダイブしたこと。

楽しかったなぁ。


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ノスタルジー。








たくさんの人の心に海の想い出が残って、

海の中にたくさんの人の思いが残る。

そうやって続いていくんですね。



…帰りの駅までは、坂道を登る体力がなかったので、

バスを使わせてもらいました(笑)