梅雨が明けると、それまで雲に覆われて悶々としていた太陽が
燦然と輝きだし、一気に地上の熱が上がる。
近づいてくる夏休みの気配。
そんな7月のなかば、暑さにうだりつつも夏を待ちわびる、
来てほしいような来てほしくないようなこの季節。
静岡県掛川のつま恋で開催される夏フェス、
「ap bank fes '12」に行ってきました!
その前日、夏ならばやっぱり海辺に行きたい、ということで
静岡県の中腹にある、「清水港」へ遊びに行ってみました。
JR清水駅からローカルバスに乗り、港を目指します。
潮風が、海が近いことを教えてくれます。
「エスパルスドリームプラザ」という大きな複合ショッピング施設があり、
その裏手のデッキを降りると、すぐそこが港です。
港の風景。
開ける駿河湾の青。輝く水面。
港のまわりは工場地帯、建材の置き場などになっていて
人工的な鈍い金属の光をまとった、特徴ある建物が並びます。
それもまた「港」という感じがして面白いです。
あとは、やはり船ですね。
同じような小型船舶が何隻も、隊列のようにびしっと並んで
マスト(と言っていいのかどうか)を空に向けて伸ばしている姿は
とてもかっこいい。
港の風物詩です。
家族。
連休初日だったためか、小さな子供たちもたくさんいました。
とても小さいですが、人工の入り江があって、
そこで実際に海に入って遊ぶこともできます。
普段慣れない大きなものに触れて、子供たちも楽しそう。
こういう感覚は大人になっても忘れずにいたいです。
さて、海の脇をぷらぷらと歩いていきます。
内湾の清水港は風はありましたが、海はとても穏やかです。
すぐそばに船が泊まっていて、間近で見ることもできます。
まだ見ぬ航海。
これから先の未来を感じさせていいですよね、船の姿は。
ここにどんな帆を張って、どんな航路を進んでいくのか。
別に大海原を大冒険しなくても、港のなかだけでも、
何かの役に立つために、前に進んでいく。それでいいんだと。
ひとときの休息。
再び出港するときまで、波に、風に揺られてじっと静かに待つ。
その「静」の形もとても美しいです。
希望にあふれた姿は青空が良く似合います。
大型の船舶も入港してきました。
褪せない青。
トイカメラで写したみたいな風合いになりました…
マリンブルーの海の上を、長い旅を終えた(であろう)タンカーが
静かに滑るように進んでいきます。
船体の青と赤、年季を積んだ貫禄が伺えます。
さて、港のそばには、小さな広場があります。
レンガ造りの、城の跡のような展望台からは
清水港を見渡せます。
港内クルーズや、土肥行きのフェリーなども、この広場の先にある
波止場から出発です。
夏の日陰。
陽射しを避けて、ここで少し休憩。
風が吹くとだいぶ涼しいです。
ちなみに、広場の夜景はこんな感じ。
反射光。
レンガの床に光が反射して、綺麗ですね。
波止場に泊まる船もライトアップされて、幻想的な景色の一部に。
ちなみにこの日の夜は、広場にたくさんの市民の方が集まって
みんなで清水の踊り(?)を踊っていました。
練習だったのかこれが本番のイベントなのか、、
とにかくにぎやかで、みんな楽しそうだった。
夏は夜までこうしたイベントがあるのがいいですね。
港をひとめぐりした後は、お昼を食べにドリームプラザの中へ。
このショッピング施設、買い物だけでなく、映画館もあり
さらには観覧車まであります。
てっぺん。
空と同じ色をした、青い観覧車が
ゆっくりと回ります。
この観覧車おもしろくて、いくつかのゴンドラに
すごい装飾が施されており(レースのカーテンにバラ模様)、
カップルで入ると何かいいらしいですw 笑った。
観覧車の中心には、さすが清水、エスパルスのマスコットキャラクター
「パルちゃん」がいました。
そういえばこの日は試合があったのか、エスパルスサポーターが
たくさんいて、オレンジ色がいっぱい。
やっぱり生での試合観戦はいいですよね!!
ドリームプラザも日が暮れると、ライトアップの準備を始めます。
港の水面にその光が反射して、こちらも何とも幻想的。
暮れの灯。
秋の日はつるべ落とし、なんて言いますが、
夏の日は対してゆっくりと時間をかけて、静かに落ちていきますね。
微風でさざ波が立って、反射したライトの光がざわざわと揺れる様子が
綺麗です。
光が水の中に散っていくみたい。
夏といえば海。
そんな海辺の風景を存分に楽しめる清水港です。
次は清水港内クルーズの様子を!
*クルーズ編はこちら 。