困難な状況 | 教育のチカラ
2008年02月19日

困難な状況

テーマ:セミナー考察

研修にも様々あるが、

時々、かなり困難な状況下で研修をしなければならないことがある。


私は、変更などもあまり気にしないし、

何とかするだけのスキルも持っていると思うので動揺もしないが、

最近は、育成している講師がいるせいか

「彼らだったらこの状況を乗り越えられるだろうか?」

って考えてしまうことがある。


例えば、

私が行ったこんな研修


会場に着くと、まず人数の変更(これなど大したことはない)


そして、参加者が、誰が来るか、担当者も知らない

職場の各グループの代表者が参加するそうで

グループの数はわかっているから、席数は明らかだが

そのグループから誰が来るかわかないというもの。


まあ、これもいい。

私の場合、研修開始後、

参加者の顔を見て話をしてから研修を組み立てることができるから。


さらに会場のレイアウト


古い教室のようで、

プロジェクターの照度が低く

ホワイトボードもない

黒板があるが、それを使うときは

扉を閉めなければならないので

プロジェクターが使えない


時間も当初は1日だったものが

午後からに変更

講義時間が5時間に短縮



私は、それらを全部頭に入れて、

研修メニューを組み立てていっていく。


これを、私の生徒たちができるようになるには

あと何を伝えたらいいだろう。。。


さて、こういう場合でも、一番重要なのは、

この研修で、生徒一人一人にどんな変化をさせるかだ。



不慣れな状況下でも

講師の目は、生徒を向いていなければならない。



今回は

やりなれたプログラムだっと言うこともあり。

一人の脱落者を出すこともなく

無事に終えることができた。



でも

反省点がある。


私の研修では

競争心を持ってもらう、

人の変化に気づく

ということを目的に

人気投票をするのだが、


最初に人気を得た人も、

研修の過程で、他の人に抜かれ

また抜き返す

という流れを作る。


もともと力がある人が評価されるのは当然で、

また研修で多くを得た人が伸びるのも当然で

できる人が気を引き締めて再逆転するのも当然で


そんな勝者が次々入れ替わる「正の流れ」を作ることが、

研修後にも生きてくると思ってやっている。


今回は、

最初に点数の多かった二人が、

最終的に1、2位になってしまった。


5時間という短いスパンでは

逆転が不可能だったといえばそれまでだが、

講師としてはちょっと悔しい。


目の前の生徒にあたりをつけて

それぞれの「のりしろ」にアプローチしたのだけど


もちろん、何人もそのアプローチに気づき、

5時間という枠では十分に伸びたのだけど、


期待したほど伸びなかった人が数名いたことが気になるし


何より

1、2位の人が、いつもの力を出せば、この中でこの位置にいられるとか

自分はあまり変われなかったとか


そんなふうに思ってしまっていたら、それはちょっと悲しい。



1位の人は、すごく明るくて周りが見えるから評価は当然

にもかかわらず、彼自身はいろんなことを試そうとチャレンジしていた。

自分の弱点を見つけて、改善していきたいという意志も見えた。


2位の人も、思いがある人で、他者との様々な差にたいして

配慮と冷めた感情を自分の中で前向きに処理しているように見えた。


この二人にもっと違う世界を見せてあげたかったし、


去年入社して、まだこのメンバーの方々にうまく溶け込めないという人にも

もっと自由の翼を広げさせてあげたかった。



やはり5時間というのは、

講師のスピード、内容の盛り込みは問題ないが


生徒の変化


という視点で見ると、

足りないのだろうと思う。


急かせばどこかに無理が生じてしまう。


特に、今回のように

参加者がギリギリまで決まらない、

参加意識を積み上げるところから始めなければならない研修では


彼らをマジにすること

彼らに期待感を与えること


などに時間を費やしてしまうと、

(つまり自己確認、仲間確認の時間を増やすと)


変化の時間が少なくなってしまう。


そういう課題が見えた研修だった。


とはいえ、知識提供の研修では効果が薄いことが分かっているから

何としても彼らの内側に入っていこうと思うんだけど・・・。





終了後、

研修会社の担当者を食事をした。


その彼は30歳

働いている会社を思い、

自らよくしていこうと、熱く語ってくれた。


30歳といえば、

私も、

アタッカーズ・ビジネススクールで戦っていた時期。


積み上がっていた大きな赤字や、

コンサルのフィーのびっくりするような高さ、

自分の実力に見合わない成果の要求


など


でも、

すごく前向きに楽しんでいたと思う。



そんな自分を思い出しながら、


10歳年長分の

私が彼に話してあげらえることを

もっと伝えたいと思った。


でも、

飛行機の時間があったので

そんな楽しい時間は2時間で終了




人や会社を良くしたい


と思える人は

それだけで素晴らしいセンスの持ち主だと思う。




研修は毎回学びだ。



真剣にいろんな挑戦をして、

でも100中70くらいしか成功しない。


失敗した30をいつも反省しながら、

次の研修で

また100を挑戦する。


なんのために挑戦するかといえば、

目の前にいる生徒に

できること全部してあげたいから。


躊躇することなく

してあげたいから。


失敗を恐れずに挑戦できるのも

良くしてあげたいから。


そのためなら、

講師スキルをもっともっと上げてやる

そう思ってやっているから。



だから、

そんなセンスのある人と

話をすることで

お互いが刺激されることはとてもいいことだと思う。




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