第17節「約束の屋島」H 長野戦(後編) | がめがま。

がめがま。

仕方のないブログです。お許しを~。

長谷川隼から後藤優介へパスが入り、さぁカウンターにいくぞ、という流れのなか、ごっつのトラップが長くなり、ボールを砂森和也に奪われてしまう。


スナから大野佑哉→近藤貴司とパスが繋がり、近藤が右サイドをドリブルで突き進む。


すかさず河上将平が近藤に対峙するも、近藤はフェイントを見せつつクロスを上げた。


このクロスにうまくヘディングを合わせたのは浮田健誠!


上げさせてはいけないクロスだった。

打たせてはならないシュートだった。


それはわかっているが、このシュートは本来枠を捉えてはいない。


ところが…

 

 

 飯田雅浩の横っ飛びをすり抜けた弾道はクロスバーを直撃。

 

 

そしてポストを叩いて外に出るはずだった。

 

 

 

 

ところがバウンドしたボールに落下してきた飯田雅浩が直撃。

ボールをプッシュする恰好となり、そのままゴールに転がっていってしまった。

 

 

 

 

やられたとは言い難いが、讃岐には痛恨の先制被弾となってしまった。



飲水タイムを挟んで70分、讃岐は内田瑞己がロングボールを蹴る。冨田康平がヘッドで跳ね返し、古賀俊太郎がボールを収めようとしたが、トラップ際を狙って岩岸宗志がボールを奪う!

慌てて奪い返しにいった古賀がファウルし、讃岐はFKを獲得する。


長谷川隼の他に、左合修土も並ぶ。

 

 

ここからハセが直接狙うっ!


枠を捉えていたがコースが少し甘く、松原颯汰が冷静にセーブしていった。




攻めきれない讃岐は2枚替えで攻撃の活性化を図る。


【讃岐②】

90 後藤優介 → 10 川西翔太

15 岩本和希 → 7 江口直生

 

これに受けて、長野はここまで攻撃を牽引してきた2選手を下げる判断。


【長野①】

18 浮田健誠 → 11 進昴平

28 藤川虎太朗 →   10 山中麗央 


現地にいた訳ではないが、失点してから、チャントのボリュームが少し沈んだ感覚があった。そしてどことなく焦りのようなものも醸し出されていた。




その雰囲気はやはり選手たちにも伝わるのだろう。

どことなく焦りを感じる。


そんななか、讃岐は右サイドに流れていた大野耀平がターレスにファウルを受けてFKを獲得。


キッカーはもちろんこの人だ。

なんとなく、場内が期待でザワザワし始める…



やや距離のあるところからのFK。

さあどうする、大将?


 

思い切り蹴り上げたボールはPAを襲う。




これは…




ピンポイントで川西翔太のところへと飛んでいく!

 

 

 

 


右足を合わせたーーーーっ!!

 

 



見事なプレーではあったがミートがうまくできず枠を越えていってしまった。


大きくは外れた。ただ、こんなことを現実にしてみせることができる選手たちが今、このピッチにいるということは示せた。


まだわからんぞ!


讃岐は86分に2枚替え。

明確にターゲットマンとしてドゥンガを投入。


そして中盤に攻撃的な吉田陣平を配置した。


長谷川隼が下がる。どことなく、ミスの多い感じのあったハセだが、逆を言えば周りの選手たちのポジショニングがよくなかったとも言える。


ハセはこのチームの好不調を占うバロメーター的な側面もあると言っていいのかもしれない。


【讃岐③】

22 大野耀平 → 20 ドゥンガ

6 長谷川隼 → 96 吉田陣平


この交代を機に、讃岐は3-4-2-1に変更。

もちろん頂点にドゥンガを置いた。


ドゥンガをターゲットとしたパワープレー狙いだったが讃岐に向かい風が襲いかかる。


まともにドゥンガが競り合えるようなボールが来ない。これでは…


さらには長野のボール回しも正確で、なかなか讃岐はボールを握ることすらできずに時間ばかりが過ぎていった。



90分を経過して、アディショナルタイムは5分。

長野はゆったりと選手交代枠を使用する。

185㎝のDF・行徳瑛で守りを固めていく。


【長野③】

8 近藤貴司 → 4 行徳瑛


 

そんななか、93分、讃岐はようやくボールを保持。

飯田雅浩がストレスなくロングフィードを放つ。


 


このタイミングで一瞬、風が止まっていたようだ。

ぐーんと伸びたボールはPA手前にいた岩岸宗志のところへ飛んでいく。競り合いに勝った草子が後方にすらした………!?


 

 

なんと………そこにいたのは川西翔太だ!


抜け出していくっ!!

 

 

懸命に冨田康平が追いすがる!

しかしこれを巧みな切り返して無効化した!!

 

 

 

 

GKと1vs1だ!

さあ、いけ!しょーーーたぁーーーっ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

左足ながら放ったシュートは華麗にGKをすり抜けていく!


決まった………




そう確信したのだが………



 

 

ほんの僅か…シュートは枠の外だった。


本人的にも「もらった!」という感覚があったのだろう。まさかのミスショットに思わず顔を覆う…

 

 

時とめる Goal ならず…


クロスバーに弾かれたゴールが飯田雅浩の背中に当たって失点になった場面といい、1vs1で川西翔太が外してしまうシーンといい、讃岐には「屋島の呪い」がかけられてしまったのだろうか…


結局、讃岐はこのまま敗戦。

「アクション」なサッカーは観ることができず。


「約束」は果たされることなく、残留争いに巻き込まれる位置まで沈んでしまった。


ここを負けたことでリーグ前半を負け越しで折り返すことも確定してしまった。


なんでなんだろう…




この監督で、

このスタッフで、

この選手たちで、

素晴らしい練習環境で、


どうしてこの程度の試合内容になるのだろう。

どうしてこんなに低空飛行なのだろう。


どうにももどかしく、そして苦しい…

 



 

※読みやすさを考慮して、選手名は敬称略としました。ご了承ください。 

 

 

 

↓カマタマーレ讃岐のHPはこちら!

カマタマーレ讃岐オフィシャルサイト

 

↓かまたまブログはここに満載で満開!

にほんブログ村 サッカーブログ カマタマーレ讃岐へ
にほんブログ村